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子どもサポート基金助成団体レポート

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>2012年度第3期

一時保育施設さくらんぼ

福島県や他県から札幌に避難している家族のための未就学児の一時託児
札幌に避難している家族(特に母子避難世帯)に対して、未就学児の一時預かりを行うことで育児負担の軽減、就職活動への間接的な支援、また、避難母を有償ボランティアとして雇うことでのワークシェアリング。未就学児の一時預かり、保護者および兄弟がの急病時の突発的な預かりにも対応。団地内で行われた支援イベントの託児を請け負う。

基本情報

活動期間 2012年10月~2013年3月
活動地域 北海道札幌市  
活動人数 198名(6ヶ月の延べ利用者)、スタッフ9名、ボランティア1名

写真

  • 託児の様子
  • 利用者からのお礼の手紙1
  • 利用者からのお礼の手紙2

活動の背景/内容

活動の内容

【活動の背景】

札幌にある雇用促進住宅桜台宿舎には福島を始め関東、東北圏から放射能被害を心配し、約150世帯が避難生活を送っている。その6割が母子避難であり、乳幼児を抱えている世帯が大半である。
地縁血縁のない土地で子育てをする不安を少しでも減らし、母子密着のストレスを軽減する目的で、託児所を団地内に立ち上げ、誰もが利用しやすいよう一時保育に特化した。母親や兄弟の急病に際しては緊急的に託児を引き受けた。引きこもりがちな母親たちのコミュニケーションをの場所としての機能、社会参加を促す目的もあり、避難母親によるワークシェアリングを行った。

 

【活動の内容】

 

2012年10月 3期活動開始。2期に引き続き、子どもたちの一時託を行う。

2012年12月 施設のある建物の全面的な水道管工事により半月ほど休業

2013年 3月 団地内で行われた避難者支援イベントでの託児を請け負う

冬期ということもあり、保護者の急病の対応に緊急で預かりをすることがあった。

就職が決まり、保育園が始まるまでの間預かりをした。

避難者支援イベントに協力して託児を行った。

2013年3月31日 閉園  

 

活動の成果

緊急対応には、とても助かったと感謝の声を頂いた。
安心して子供を預けられる場所として、一定の役割を担うことができたと考える。

母子避難者の育児の負担の少しでも軽くできればとたちあげた「さくらんぼ」。

<寄付者へのメッセージ>

皆様のご厚情で1年半、大きな事故もなく運営することができました。

このたび「さくらんぼ」は閉所致します。

避難急性期における対応としては、一定の役割を担うことができたと自負しています。
さくらんぼに遊びに来ることをとても楽しみにしてくれた子どもたちがいます。
保育の場としてだけでなく、友達に会える場所、お母さんたちが他のお母さんとつながる場所にもなっていました。
皆様からの支援でさくらんぼを運営することができたことが、私たちさくらんぼスタッフ一同の誇りです。
心から感謝申し上げます。

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