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子どもサポート基金助成団体レポート

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>2012年度第3期

三陸ひとつなぎ自然学校

釜石市鵜住居川流域仮設住宅団地の子どもの居場所づくり
2012年1月から仮設住宅団地の談話室にて実施してきた「放課後子ども教室」を引き続き、実施する。また仮設住宅という生活空間の中で遊ぶには場所的、近隣の方々との理解などに限界があるため、休日や長期休暇には日帰りプログラムとして鵜住居川流域の自然豊かな環境のなかで、自然体験活動及び文化活動などを実施。

基本情報

活動地域 岩手県釜石市  
活動人数 未就学児 小学生 計357名

写真

  • 放課後子ども教室 ハロウィンほうきづくり
  • 放課後子ども教室 外遊び

活動の背景/内容

活動の内容

 

★活動の背景
鵜住居川流域の仮設団地付近では自由にかつ安全に遊ぶ場が限られており、子どもの遊び場が少ない。そのなかで放課後、または休日の子どもたちの遊び場、居場所づくりへのニーズは高く、地域の児童館もキャパオーバーしているのが現状である。
仮設住宅という様々な方が暮らす空間の中で遊ぶには安全面、場所、近隣の方々の理解などに限界があるという課題が挙げられた。
そのなかで「放課後子ども教室」の継続的実施と休日、長期休暇に仮設住宅団地を離れてのびのびと遊ぶ、学ぶ場を提供することで、子どもたちのストレスを発散させるが必要があった。
 
★活動内容
(1)放課後子ども教室
仮設住宅団地談話室を使用し、放課後の子どもの居場所として開催。
期間: 10月~3月まで(月・火・木か金の週3回/15:00~17:30)
【主なスケジュール】
15:00~15:30 宿題 
15:30~17:30 自由時間
17:30~18:00:後片付け、帰りの会、帰宅
<活動内容>
●10月 手話体験、大きな絵本、バルーンアート、ハロウィン(ほうきづくり、かぼちゃランタンづくり)
●11月 ネイチャーゲーム、古新聞クラフト、体育館あそび
●12月 クリスマス企画(カードクラフト、まつぼっくりクラフト、ケーキづくり)
●1 月 カード遊び、コマ回し、ソリ遊び、鬼ごっこ、など
●2 月 チョコ作り(天使大学持ち込み企画)、鬼ごっこ、サッカー、お雛様づくりなど
●3 月 ダンボール遊び、絵具とマリーゴールドの花びらでのれんづくり(法政大学持ち込み企画)、外遊びなど
 
(2)月例プログラム
休日、長期休暇に仮設住宅団地を離れてのびのびと過ごす場を提供し、子どもたちのストレスを発散させるプログラムを実施する。プログラムは地域内外の伝統文化や地域の自然に触れられるようなプログラムと自由あそびの時間を設ける。
<活動内容>
●10月14日(日)「木に触れ、森を感じ、学んでみよう!」
→9月に完成したログハウスの中への木のジャングルジムづくりとLEAFインストラクターの方による森林環境教育プログラムを実施。私たちの生活のなかで森林がどのような役割を果たしているのかを、プログラムを通して楽しく学んだ。
●11月18日(日)「さんつなくらぶ~自然とあそぼう~」
→自然の不思議やおもしろさを五感を使い、ネイチャーゲームを通して楽しく学んだ。また初雪が降り積もったので、雪合戦やそりすべりなど、体いっぱい動かし、おもいっきり遊ぶことができた。
●1月27日(日) 「さんつなくらぶ~ゆきとあそぼう!~①」
→雪が少ない釜石でも山のほうに行くとおもいっきり雪あそびができるということを体で感じてもらうことができた。また塩と雪の性質を使ったアイスクリームづくりを通して、おいしかっただけでは終わらず、楽しく学ぶ時間を作ることができた。
●2月3日(日)「さんつなくらぶ~ゆきとあそぼう!~②」
→1月に続き、2週連続で実施。表面が凍っており、ソリあそびに最適な雪の性質の日だったので、午前中はソリ遊び、午後は遊び会議で子どもたちがやりたい遊びを決め、実施。雪合戦、ソリのロングコースすべりなどを楽しんだ。また地元の小笠原静子氏宅をお借りし、郷土料理の提供とお話をいただいた。
●2月16日(土)「釜石宇宙教室」
→北翔大学の学生持ち込み企画。JAXAの宇宙教育センターが行なっている宇宙教育指導者セミナーで勉強している学生さんが宇宙のことを学べる実験や工作を実施。真空実験など宇宙のことを楽しく学ぶことができた時間となった。
●2月16日(土)、17日(日)「手作りおひなさま教室」
→埼玉県在住のひな人形作家・図師 的場健一氏にお越しいただき、手作りおひなさま教室を実施した。狭い仮設住宅では大きなおひなさまを置くことができないため、手のひらサイズの世界にひとつだけのおひなさまづくりは好評だった。また子どもや親子だけでなく、高齢者の参加も見られ、世代間交流もできた。
●4月3日(水)「春の釜石親子ツアー」※NPO法人ねおす主催事業 現地コーディネーターとして協力
→北海道の子どもたちと地元・釜石の子たちとの交流を図った。わかめ収穫体験では地元漁師の柏﨑之彦氏にご指導いただき、実施した。わかめは釜石の子どもたちにとって身近ではあるが、どのように養殖されているかや一番おいしい食べ方などは知らない子が多い。今回の体験を通して、わかめを知ることができる貴重な時間を過ごすことができた。
活動の成果

 

<活動の成果>
●継続して実施しているため、参加する人数が増え、保護者の方々からも感謝の声をお聞きすることが多くなった。
●子どもとスタッフで遊ぶ姿から子ども逹同士でも上手に遊べるようになり、喧嘩しても、自分達で言葉にして解決するようになりつつある(大人が促す必要はまだありますが…)。
●学校での子ども同士の会話に“今日は放課後子ども教室で○○をやる”というコミュニケーションがあり、子どもたちに定着しつつある。
●保護者同士の共通話題にもなっている。
●地元の自然に触れ、改めて地元について気づくきっかけとなった。
●仮設住宅団地だけでなく、広い自然のなかでおもいっきり遊ぶことができ、普段以上に声を出したり、おもいっきり体を動かすことができ、のびのびとした子どもたちの顔を見ることができた。
●交通手段がなく、参加できないという子どももいたが、送迎のバスを出すことによってより多く子どもたちに参加できる機会を提供することができた。
●釜石市教育委員会や小学校、保護者の方、地域の方々にぜひ継続させてほしいとの声をいただいた。
 
<支援者からの声>
●もっと実施する回数を増やしてほしい。
●いろいろなプログラムを展開してほしい。

<寄付者へのメッセージ>
被災地では平成24年度をもって、活動を終了していく団体が増えておりますが、課題はまだまだ山積みです。子どもたちの放課後や休日の遊び場や居場所に関してもあまり改善は見られませんが、当団体はそのなかで今の活動を継続させていけるように日々努力をしております。今回の助成金の大半はその活動を支えるスタッフの人件費として使わせていただきました。継続させていくためには「人材」が不可欠ですので、本当に感謝しております。今後もご支援、ご協力をいただければと思いますので、よろしくおねがいいたします。

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