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子どもサポート基金助成団体レポート

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>2013年度第4期

NPO法人国際支援地球村

被災した定住外国人と日本人の子どものための学習支援活動
震災で一時帰国した外国人の子どもの学習支援をする中、同じく被災した日本時の子どもたちも生活環境の激変で精神的に追い詰められている状況を目にし、外国人に限らず被災地域の子どもたちが安心して学習できる環境を提供した。 また、学習やメンタル面のサポートのみならず、外国人親の指導も積極的に実施した。

基本情報

活動期間 2013年4月~9月 計60日
活動地域 石巻市  
支援人数 26名
活動人数 スタッフ5名、ボランティア 名
連携団体 石巻市企画部市民協働推進課
宮城県国際化協会
特定非営利活動法人キッズドア

写真

活動の背景/内容

活動の内容

状況

・震災から2年が経過したが、被災者個人レベルの復興ができていない。(精神的・経済的)

・外国人の親を持つ子どもたちは支援活動の継続が必要だった。

・外国人の親の日本語理解能力が障害となって教育への関心が著しく低いため、子どもの学習環境や意欲改善の妨げとなっていた。

・加えて、震災で仮設暮らしを余儀なくされた日本人の子どもたちも学習環境支援を必要としていた。

課題

・外国人を親に持つ子どもの学習意欲の向上・維持をさせたい。

・勉強の必要性・学校教育制度を外国人の親に理解させるための、日本語解説および指導強化。

・仮設住宅に暮らす日本人の子どもは住環境の悪化により過度なストレスを抱えているため、その解消と勉強場所の提供によって前向きな気持ちを取り戻させる。

・サポートを必要としている潜在児童の親へのアプローチ方法の検討。

活動の内容

活動趣旨:石巻定住の外国人および被災日本人の小中学生の学習支援
      (授業遅れの解消、自主勉強の意欲醸成、講師による学習指導・学習場所の提供)

活動期間  :平成25年4月1日~平成25年9月30日

活動場所  :NPO法人国際支援地球村(石巻市蛇田字中埣18-7)

指導スタッフ:5名(うち1名は外国人親のサポート専任)

参加者人数

実施日

実施時間/回

備考

小学生 13名

(外国人 7名、日本人 6名)    

水(16時~18時)

土(13時~15時)

2時間

実施回数 60回

940名(のべ指導数)

中学生 14名

  (外国人 6名、日本人 8名) 

水(18時~20時)

土(15時~17時)

2時間

合計   26人

 

 

 第4期は外国人の親を持つ子どものサポートに加え、被災し仮設住宅に暮らす日本人の子どももサポートした。第3期からの継続参加者も数名おり、なごやかな雰囲気が自然に出来上がり、初参加者もスムーズに溶け込めた。震災で一時帰国した子どもの学習遅れは前期である程度解消できたので、さらに学習意欲の植え付けと意識の持続性にも重点を置いた。

特に外国人の親の勉強や学校教育制度への無関心さが、子どもの勉強姿勢と言語能力に影響している。背景には、親の日本語に関する言語能力の低さによるところが大きいと判断し、日本語の指導や教育相談に専任講師を充ててサポートをした。

また、学習障害や知的障害の疑いがある子どもを見つけ出したため、コーディネーターと共同で適切な対処を行った。日本人の子どもについても、悩み相談やコミュニケーションを積極的にとり、前向きな姿勢を取り戻させるよう、メンタル面に配慮した指導に注力した。

 

活動の成果

・子どもの学習遅れ、学びもれはほとんど解消できた。(外国人の子ども、親)

・勉強の習慣が身に付き、宿題など家庭での自主学習をするようになった。(外国人の親)

・連帯感が芽生え、学習でも助け合い、思いやる気持ちが出てきた。(参加者全員)

・勉強できる場所があるため、集中力が高まった。(日本人のこども)

・相談にも乗ってもらえたためか、明るくなった。(日本人の親)

・子どもの障害を発見し、親身になって対処していただいて非常に感謝しています。(外国人の親)

 (指導中に外国人の子ども2名に学習障害の疑いを感じ、親に話したが親はその認識がなく、対処方法も知らなかった

ため、講師・コーディネーターが知的障害の認定までサポートした。

*宮城こども病院への通院、学校との協議、養護クラスへの転籍までサポート)

 

・日本語がわからないため、学校教育や子供の勉強について、考えるのを避けてきたが、言葉の意味を教えてもらって勉強の必要性がわかった(外国人の親)

・日本語がうまく話せず、理解も不十分なために子どもに九九のような簡単なことも教えられなかったが、

 親の私たちに日本語や簡単な勉強も教えていただき、ありがとうございました。(外国人の親)

第3期に引き続き、被災地 石巻地域の子供たちの現状を理解し、本活動を支えて頂きまして、本当に有難うございました。

東日本復興支援財団様を通じ、多大なご支援をくださった寄付者の皆様のおかげで、本活動が遂行できたこと、心より感謝申し上げます。

震災から2年あまり経過し、表面上は落ち着きを取り戻し、復興してきたように見えますが、生活面では厳しい状態が続いています。そして、その影響は生活状況が変わらずイライラする親から子どもへと波及している現状です。震災体験のストレスに加え、生活環境の悪化と子どもたちが抱えているストレスはかなりのものと容易に推測できますし、サポートの必要な子どもたちはたくさんおります。

子供たちのために、学習に集中できる環境を作ってあげる事は将来に夢や希望を与えるものと確信しておりますし、継続していくことが大事だと思います。

さらに、今回の活動で顕著だったのが、外国人親の日本語力(言語能力)の低さが、子どもに悪影響を与えている事実です。日本語が理解できないゆえの教育無知や他保護者とのコミュニケーション不良が子どもに伝染してしまい、意欲向上の妨げとなっています。そのために、親子で悩み苦しんでいる状況を同じ地域社会に暮らす仲間として、この深刻な状況を見過ごす訳にはいかないと考えております。

今後も継続支援をしていければ、もっともっと、みんなの笑顔が増えると思っています。

今後とも、ご支援頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

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