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子どもサポート基金助成団体レポート

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一般社団法人ISHIONOMAKI2.0

いしのまき学校 高校生ゼミ(石巻市近隣の高校生のための次世代リーダー育成活動)
いしのまき学校は石巻の高校生に様々なスキル、アイデア、インスピレーション、課題解決力を手渡す教育プログラム。石巻に住む20代の若者を「チューター」として、クリエイティブな活動で活躍する会社経営者やイノベーターを「ゲスト」として招き、若者が触発されながら、実践的プロジェクトを通して学ぶ場をつくる。

基本情報

活動期間 2015年4月~2016年3月
活動地域 宮城県石巻市 宮城県仙台市 
支援人数 25名
活動人数 スタッフ3名、ボランティア6名
連携団体 株式会社街づくりまんぼう
合同会社巻組
かめ七呉服店

写真

  • 写真ワークショップの様子
  • 高校生企画 「JR仙石線開通イベント」
  • 地元商店街にある喫茶店訪問
  • 国際交流クリスマスパーティの開催

活動の背景/内容

活動の内容

育てたい人材育成像として…
画一的な人材ではなく、各個人の個性にあった「夢」や「好きなこと」みつけ、主体的に夢にむかっての取り組みを起こし、突き抜けることができる人材の育成。
与えられた課題をこなすのではなく、自ら動いて課題を発見し、主体的に解決に取り組む人材の育成。
次世代の地域を担う、リーダー的な存在になる人材の育成。

活動の内容

■2015年4月~9月期 概要
毎年8月上旬に行われる、石巻で100年以上の伝統があり市民が最も盛り上がる「川開き祭り」に時期を合わせ、「若者による、若者に力を与えるプロジェクト」の立案・企画・運営・実施を目指す。プロジェクトは参加高校生が有志でプロジェクトチームをつくり、テーマや内容を決めて実施。プロジェクトチームにはチューターが専属でつきフォローをする体制をつくる。

■2015年9月~2016年3月期 概要
様々な分野から石巻内外の「ゲスト」を招き、様々な石巻に触れ、触発される場でインプットとアウトプットによるプログラムを展開していく。特にアウトプットではプレゼンテーションのスキルを段階的にあげていき、AO入試や将来に役立つスキルを培えるプログラムを実施する。また前期同様高校生のニーズにあわせてプロジェクトの実施をサポート実施。

<実施内容、受援者人数等>
■1、高校生主体によるプロジェクト活動報告
合計実施回数30回(準備・企画当日含む、その他個別に居残り活動も実施)
高校生参加者 延べ181名
実施した主なイベント
4月26日実施 橋通りCOMMONオープニングイベント 高校生参加人数11人 
5月30日実施 仙石線開通イベント 高校生参加人数6人
7月29日実施 いしのまきクエスト(クロスワードを活用したまち歩き)高校生参加人数8人
10月31日実施 イシノマキコレクションvol.2 (ファッションショー)高校生参加人数36人
12月20日実施 インターナショナルクリスマスパーティー 高校生参加人数21人
2月10日実施 いしのまき・たべあるき① 参加中高生 8人
2月16日実施 いしのまき・たべあるき② 参加中高生 12人

■2、LEARN(ゲスト招待しての双方向対話&フィールドワーク)活動報告
4月期  林 貴俊 林家呉服店 ・Tree Tree ISHINOMAKI 代表 高校生参加人数8人 
5月期  近藤博 法政大学(海士町学習センターOB。ひとつなぎプロジェクト元代表)高校生参加人数7人 
7月期  石森 洋史 石巻日日新聞 記者 高校生参加人数6人 
6月期  藤岡 慎二 株式会社 Prima Pinguino 代表取締役 高校生参加人数9人 
8月期  豊島 栄美 ISHINOMAKI2.0 スタッフ(ウエディングプロデューサーとして石巻で起業予定)高校生参加人数12人 
9月期① 古里 裕美 ふるさと写真館 写真家 高校生参加人数7人 
9月期② 石森 荘一郎 ササニシキ農家・ササニ式プロジェクト担当 高校生参加人数6人 
10月期① 渡邉 樹恵子 デザイナー 高校生参加人数8人 
10月期② 豊嶋 純 荻浜牡蠣漁師 高校生参加人数4人 
     江刺 荻浜牡蠣漁師・いしのまき学校参加高校生のお父さん
11月期① 苅谷 智大 ㈱街づくりまんぼう 橋通りCOMON 責任者 ・中央1丁目再開発担当 高校生参加人数8人 
11月期② 千葉 隆博 ㈱石巻工房 工房長 高校生参加人数6人 
1月期  岩井 俊介 クリエイティブ・ディレクター・コピーライター 高校生参加人数11人 
2月期  小笠原 舞 合同会社こどもみらい探求社共同代表・asobi 基地代表 高校生参加人数8人 

活動の成果

街なかで複数のプロジェクトを実施。特に前期は高校生が街や街に住む人達へ石巻の魅力を発信するためのプロジェクトが多く、プロジェクト実施時には述べ180人程度の石巻内外の人達へ石巻の魅力PRを実施。プロジェクトの準備から実施まで述べ30回のワークを行った。また、ゲストを招待してのワークをのべ14回実施。デザイナーやカメラマン、コピーライターなどクリエイティブな仕事をするゲストと農業や漁業、そしてまちづくりなどの仕事を行うゲストをひと月にかけあわせて呼ぶ体制をとった。ゲストそれぞれの仕事、ストーリーを知り、学ぶことはもちろんのこと、漁業や農業、まちづくりなど高校生参加者が何となくは知っていながら、なかなか参加者自身も、一般的にも理解されきれていない仕事を、クリエイティブな仕事を実際に体験し、自分たちで写真や、チラシなどを作成して伝えるというワークに取り組み、目に見える形での参加の成果を参加者、ゲストおよび地域にもたらした。

<活動に対する支援対象者の声(抜粋)>
*内面の変化・成長したと考える力について
・いしのまき学校で自分の考えとか思いを発表したことで発言する力がついた。学校の人以外の大人とか、自分のことを何も知らない大人が質問してくれて、答えると大人からの率直なコメントがあって、そのやりとりで応える力がついたのだと思う。
・今まで自分は活動するとこなかったけど、楽しいという発見があった。
・日頃の生活の中で見方が変わった。アイデアの膨らまし方とかを意識するようになった。メモをとるようになった。
・もともと人見知りだったのが、友達以外でも気が楽に喋れるようになった。
・積極的になれた。ボランティアとかへの「行きたい」と思い、自分から動き始められた。いしのまき学校にこなかったらたぶん思っても動けてなかった。
*街との関わり方の変化について
・石巻のまちは川開きくらいしかきたことなかった。けど活動を通して街の色んなことがわかるようになった。
・街に来るのが楽しくなった。
・今まで知らなかったことを街のことを知り、それを友達にも説明することができた。
・地元を盛り上げようってのもよかった。震災があって、やっぱ石巻が変わり果てたて自分の力で復興でもないけど、少しでも自分たちで盛り上げることができて良かったのではと思う。
・街なかに「また会おう」といえる関係ができて嬉しい。
*チームでプロジェクトを行う学び
・他の高校をまたいで活動でき、他の学年の高校生と関わる機会今までなく、そういうチームでプロジェクトを考えるのが面白さを知った。
・チームでやるのが大変だった。一人でやった方が早いのではとも思った。それだとでも自分企画になってしまうし、あれだけのことはできなかった。チームでやる大変さと面白さを学んだ。
・これからの社会人になったときもチームでも仕事をすると思うので、今からそういうことを学べて嬉しい。
・(イベント前半思う様に人が集まらなかったとき、)皆で急遽打ち合わせして、全員で人を集めを頑張って、結果人がきてくれたのがすごく嬉しかった。
・役割が自分にあるのが嬉しかった。こういうことを分担してやるのは始めてで。またしたい。
・先輩が意見を出すのを見て、最初は何も言えなかった。けど先輩が「自由に思ったこと言ってくれていいよ」って言ってくれて、段々と思うことを言えるようになった。

皆様の寄付のおかげで私達は活動を続けることができております。本当にありがとうございます。1円も無駄にせず、持続性のある東北の未来をつくる活動につなげていきたいと思います。

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