活動レポート ~活動実績のご紹介~
認定特定非営利活動法人カタリバ

- 双葉郡の高校生のための学校支援、放課後居場所・学び場支援活動(双葉みらいラボ)
- 学校併設型放課後拠点を中心に、①放課後の学習支援・②対話によるキャリア学習支援・③個々に応じた探究学習支援(授業内のコーディネートやメンター)を実施
基本情報
活動期間 | 2018年4月1日~2019年3月31日(複数年助成3年目) |
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支援人数 | 高校生335名 |
活動人数 | 団体スタッフ123名、ボランティア数120名(延べ164名) |
連携団体 | ・福島県立ふたば未来学園高等学校 ・福大大学人間発達文化学類 |
活動の背景/内容

双葉郡は震災と原発事故により甚大な被害を受け、いまもなお、多くの子どもたちが避難生活を余儀なくされています。
双葉郡にあった5つの高校は休校し、現在は「県立ふたば未来学園高等学校」のみの設置となっています。
ここには、故郷で学びたいという想いを持った生徒が通う一方、避難で転校を繰り返し、大きな喪失経験の中、不登校になったり、学習に大幅な遅れがでたり、自信を持てずにいたりする生徒も通っています。
この地域の高校生のため、学校支援や放課後居場所・学び場支援活動を実施しています。

4月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
5月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)B.1学年カタリ場プログラムの実施
6月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
D.前期中間考査期間学習支援(平成30年6月5日~6月14日)
E.地域からの参加者を募った「新校舎地域未来会議」の実施
7月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
D.前期中間考査期間学習支援(平成30年6月5日~6月14日)
E.地域からの参加者を募った「新校舎地域未来会議」の実施
8月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
D.前期中間考査期間学習支援(平成30年6月5日~6月14日)
E.地域からの参加者を募った「新校舎地域未来会議」の実施
9月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
D.前期期末考査期間学習支援(平成30年8月28日~9月6日)
10月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
11月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
D.後期中間考査期間学習支援(平成30年11月6日~11月15日)
12月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
F.ふたばマイプロジェクトアワードの開催
1月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
2月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
D.後期中間考査期間学習支援(平成31年2月5日~2月14日)
3月の活動
A.コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
C.探究授業への全班へのメンター配置
G.卒業生交流イベントの開催.

定量的な成果
①(目標)年4回全ての考査期間における学習支援を実施し、延べ3,600人の生徒が利用している➡(結果)目標を達成し、計画どおりの結果といえる
②(目標)コラボ・スクール双葉みらいラボを、延べ6,000人の生徒が利用している
➡(結果)コラボ・スクール双葉みらいラボを、延べ9,077人の生徒が利用し、目標を大幅に上回る結果となった
③(目標)メンターの配置した探究学習の授業が延べ162日(27コマ×6クラス)実施されている➡(結果)メンターの配置した探究学習の授業が延べ138日(23コマ×6クラス)実施されている(不足分の4コマは全体授業になったためカウントしていません)
④(目標)双葉みらいラボの取り組みが地域の方に共有されていると共に、地域の方が双葉みらいラボに来やすくなるような仕組みが整い、実際に足を運んでいる
➡(結果)地域の方が双葉みらいラボに来やすくなるような仕組みが整い、実際に足を運んでいる方が増えた延べ157名
⑤(目標)1期生(ふたば未来学園の初めての卒業生)が活動に関われる機会があり、実際に活動に参加している
➡(結果)1期生(ふたば未来学園の初めての卒業生)が活動に関われる機会があり、実際に活動に参加している
直面している課題など
2019年度より、活動場所が学校内に移転し、中学生も放課後の支援対象となる。
それに合わせ、これまでの支援体制を見直し、新しい環境に適した支援体制に変えていく必要がある。

この1年を通じて、みらいラボは生徒たちにとって安心できる居場所でありながら、探究活動や進路実現に向けた挑戦・成長の場にもなりました。
生徒たちはみらいラボを「第2のお家」「自分を変える場所」など、自分の言葉で表現する場面もあり、生徒たちにとって大切な場所となっています。
いつも温かいご支援をありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。