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子どもサポート基金助成団体レポート

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>2012年度第3期

特定非営利活動法人みやぎ子ども養育支援の会

障害児等を対象とした子育て支援活動「にこにこプロジェクト」
就学前児童を対象とした子育てサロン、学童を対象とした放課後児童クラブ及び保護者相談を、新たな専用拠点「にこにこサロン」で恒常的に実施する。通常の児童に留まらず、障害児など要援護児童の専用サロンも実施する。また一定年齢以上の障害児に就労スキルの指導を行う。

基本情報

活動地域 宮城県石巻市  
活動人数 のべ800名を支援。スタッフ5名、ボランティア10名。

写真

  • 差し入れのクリスマスケーキを食べる様子
  • 放課後児童クラブの様子
  • 「にこにこ工房」にて、革細工を中心にしたオリジナルクラフト商品を作成
  • にこにこクラブ

活動の背景/内容

活動の内容

【活動の背景】

震災以前から障害児やそのほかの要援護児童を取り巻く課題は山積していました。石巻地方の子どもたちは、震災以前より児童養護施設が地元にないため、仙台市や気仙沼市、または他県に「社会的養護」をされてきました。今回の震災の影響で石巻地方には震災孤児・遺児になられた子どもたちや、生活支援の必要な家庭の子どもたちが急増し、問題は深刻化しています。また、石巻地方の仮仮設住宅に入居されている方々の中には心身ともに悩んでいる方が多く、子どもたちも近隣からの苦情等により伸び伸びと成長できていない状況にあります。

こうした背景から本法人は里親ファミリーホームを運営し、代表者夫妻が被災児童の里親となっています。また、仮設住宅へ出向き、子育てに悩む保護者に対する子育て相談・子育てサロンを行うとともに、地域の人々に子どもの健全育成及び障害児への支援に関する普及・啓発等を実施してきました。しかし、子育てに悩む保護者や、障害のある児童の「居場所」は不足しており、そのため子育て家庭の孤立や交流機会の創出が課題となっています。特に障害のある児童など特別な配慮を必要とする児童や保護者がのびのびと過ごす環境が強く求められています。行政機関の福祉機能も十分な回復を遂げていない中、このような現状に対処するためには、民間団体と地域住民、及び保護者の連携による独自の支援が必須となっています。さらに、保護者のこころのケアや地域住民の理解の促進もきわめて重要で、児童及び家庭を中心とした地域の新しいセーフティネットを早急に構築する必要があります。しかし、現状の石巻市においてはその中心となる団体がなく、本法人が今後その役割を担うべく、新たな展開を図ることとしました。

 

【活動の内容】

「にこにこプロジェクト」として援護や配慮を必要とする児童、障害のある児童、その他の児童や子育てに悩む保護者を対象に、子育てサロンや週末児童クラブ、保護者相談の拠点となるサロン活動を石巻市内で展開。その利用者のいっそうの拡大を図りました。また、事業の中で保護者もスタッフとしての役割を担いました。さらに、一定年齢以上の児童の卒業後の就労支援として、手作業を中心とした職業スキルの場を設けました。

「にこにこコミュニティーサロン」は児童と保護者を中心に、日中に多世代が低料金(100円程度)で集う団らんの場で、子育ての悩みを相談できる場でもあります。 「にこにこクラブ」は保護者が同伴し、子どもや他の親と憩うサロンです。 サロンを機能面で強化し、スタッフの育成を通じて充実を図りました。

 

〇「にこにこコミュニティーサロン」:主な対象者…主に就学前児童と家族、地域住民/場所:農村環境改善センター(石巻市河南)/開催頻度:週1~2回。平日開催。

〇「にこにこクラブ」:主な対象者…学齢期の障がい児と家族(保護者同伴サロン)/場所…遊楽館(石巻市河南)/開催頻度:週1~2回。土日開催。

〇また、障害児の就労スキルのトライアル的な訓練機会として「にこにこ工房」を開設しました。ふだんは障害のあるスタッフが中心となって革細工を中心にしたオリジナルクラフト商品を企画・制作・販売していますが、本事業ではサロン参加者にも体験してもらいました。

各サロンでは、ニーズの聞き取りや行政との情報交換も行い、そこで子育て家族、地域住民、関係団体、行政と連携しました。今後も構築されつつある関係機関との連携体制をいっそう強化し、よりひとりひとりに寄り添える子育てサロンへと発展させます。

活動の成果

【成果】

この助成によって仕事の内容が整理され、スタッフがサロンに集中して力を注ぐことができました。専門的技術を活かして参加者としっかり向き合うことができるようになった結果、サロン参加者数が増え続けていることは、地域啓発としても、今後の当団体の事業展望にとっても非常に重要なことだと実感しています。特にサロンの細分化の過程において、地元の方々へのニーズの聞き取りや行政への陳情等を行うことになり、そこで多くの子育て家族、地域住民、関係団体、行政と知り合うことができました。現在、関係機関との連携体制が構築されてきています。今後、よりひとりひとりに寄り添える子育てサロンへと発展させ、いずれは石巻の福祉(障害児支援、障害者就労支援等)事業へと進めていきたいと考えています。

【エピソード】

12月23日のクラブでクリスマス会を開催したところ、いつもサロンを支えてくださるご家族が、こどもさんのお誕生日と合わせてケーキを持ってきてくださいました。可愛いケーキをみなで頂きました。手さぐりで始めた「にこにこクラブ」ですが、今では支えてくださる方々が多いことを実感しました。ある意味ではスタッフたちの力をこえて成り立っています。また、いつもクラブを支えてくださるふたりのお母様からのクリスマスメッセージには、「いつも安心を ありがとう」と書いてありました。

<寄付者へのメッセージ>

私たちのもとに届けられたもの、そのひとつひとつに、送ってくださった方それぞれの精一杯のお気持ちが込められているんだ、と思うと胸がいっぱいになります。どんなに感謝の言葉を伝えても足りません。皆様のお心ををしっかりと胸にとめて、今後も子どもたちのために活動をしていくことで、私たちの感謝の気持ちをお伝えしていきたいと思います。

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