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子どもサポート基金助成団体レポート

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一般社団法人キッズ・メディア・ステーション

石巻地域の子どもたちによる情報発信活動|石巻日日こども新聞
1000年に1度と言われる経験をした石巻地域の子どもたちが、体験から生まれてくる気持ちや気づきを表現することで、経験を生きる力に変え、表現するスキルを身につけ、発信するメディアを持つことにより、次世代へ、他の地域へ、震災の記憶を伝え、将来の災害に備えることを目的としている。

基本情報

活動期間 2014/10~2015/3
活動地域 宮城県石巻市  
支援人数 53名
活動人数 スタッフ5名、ボランティア3名
連携団体 株式会社石巻日日新聞社
NPO法人石巻復興支援ネットワーク
一般社団法人まちとアート研究所ほか

写真

  • 出来上がった新聞の感想は?
  • ワカメ漁を体験取材
  • 聞く姿も真剣。小さくてもさすが記者。
  • 私たちの取材がきっかけで、これから釜小に桜を植えます

活動の背景/内容

活動の内容

東日本大震災を経験した子どもたちの「つくる力・つたえる力・つながる力」を育むことにより、経験を糧に地域の未来を創造するたくましいリーダー、震災による打撃を受けた石巻地域を再生させる人材を育成する。毎週土曜日にワークショップを開催、並行して取材活動を行い、季刊で新聞を5万部発行する。

活動の内容
①ワークショップ・取材・イベント|2014年4月〜2105年3月
▶全114回開催|参加者数588名 ※カテゴリー:取材、WS(ワークショップ)、展示、イベント
日付  カテゴリー       内容      参加者数
4.5(土) WS こども記者魂2|取材の準備 10
4.6(日) 取材     石巻ジュニアオーケストラ      1
4.12(土) WS いしのまきまちあるきツアー  5
4.12(土) WS 阿山たか子展  3
4.13(日) 取材 山寺宏一さん  1
4.19(土) WS こども記者魂2取材 11
4.26(土) WS こども記者魂2|記事制作 10
4.26(土) 取材 トヨタレンタリース  5
5.3(土)  WS ダンボールでフジツボをつくろう!  5
5.3(土)  WS NHK「復興サポート」公開討論会  3
5.3~10   展示 千葉拓人写真展「ツタエル」@秋田市  1
5.4~4   イベント 千葉拓人写真展「ツタエル」@秋田ギャラリートーク  1
5.9(金) 取材 蛇田小学校  4
5.10(土) WS 英語で自己紹介!|こども記者魂2取材 13
5.10(土) WS 翻訳プロジェクト|ロンドン国際交流基金とスカイプ    5
5.17(土) WS ちょっと早めの夏休み工作風WS  3
5.24(土) WS こども記者魂2記事作成|ダンボールでフジツボ制作    9
5.25(日) 取材 田植え取材  5
5.25(日) 取材 江口玲さん  2
5.31(土) WS タイトル、リード、校正  9
6.1(日)  WS クミコさん取材準備 12
6.7(土)  WS ど根性ひまわり種まき 11
6.14(土) 取材 クミコさん取材  7
6.21(土) WS 第10号編集会議 12
6.28(土) WS 募金箱づくり 14
7.5(土)  WS こども記者魂3|取材の準備、石巻日日こどもラジオ 13
7.5(土) 取材 コモンビート  1
7.12(土) WS こども記者魂3|取材 15
7.14〜30  展示 ツタエル|霞が関展@東京弁護士会館  1
7.16(木) 取材 石巻市都市計画科    2
7.19(土) WS こども記者魂3|記事制作    6
7.19(土) 取材 石巻図書館  2
7.20(日) 取材 のり農家・阿部さん  3
7.22(火) 取材 ひより号    2
7.26(土) WS 石巻日日こども新聞社Vol.2|らいとぴあメディアステーション  6
7.27(日) WS 石巻日日こども新聞社Vol.2              2
7.27(日) 取材 まちの中で遊べる遊具発表会  1
7.30(水) イベント ツタエル|霞が関展@東京弁護士会館|トークライブ     1
8.2(土)  WS 記事作成|石巻日日こどもラジオ  9
8.4(火) WS 記事作成    1
8.5(水) 取材 神奈川まめ記者講習会①  3
8.6(木) 取材 神奈川まめ記者講習会②  3
8.9(土) WS 東京学芸大学との交流会  5
2014.8.6~11展示 「石巻のこどもたちからありがとう!」展(埼玉県川口市)
8.10(日)WS|取材 「石巻のこどもたちからありがとう!」展関連WS  4
8.12(火)取材 菅原嘉幸先生(元住吉小学校校長)    1
8.16(土)WS チルドレンズエクスプレス(東京)との交流および取材    7
8.19(火)取材 黒澤健一さん  1
8.20(水)WS 森山良子さんをお迎えするWS     6
8.23(土)WS 全ダ蓮WS  8
8.23~24 取材 レッドベアサバイバルキャンプin神戸   2
8.26(火)WS 記事作成      1
8.30(土)WS 記事制作|北上川かわまちづくりWS  9
9.13(土)WS モザイクタイルづくり 10
9.14(日)取材 寒風沢島      2
9.20(土)WS 第12号編集会議    9
9.24~10.13展示     千葉拓人写真展「ツタエル」@大垣書店(京都市)
9.27(土)WS パッケージデザイン 15
10.4(土)WS 石巻日日こども新聞社Vol.3 10
10.5(日)WS 石巻日日こども新聞社Vol.3  6
10.11(土)WS 芋煮会&カヌー体験  5
10.21(火)WS 雄勝硯組合取材|準備  3
10.23(金)取材 雄勝硯組合|取材    3
10.18(土)WS こども記者魂4|取材の準備  5
10.25(土)WS こども記者魂4|取材&記事制作  5
11.3(月) 取材 子どもの権利条約フォーラム        2
11.1(土) WS 南浜地区の歴史|テーマソング制作 11
11.6(木) WS 記事制作|雄勝小学校5年生  3
11.8(土) WS 建築ワークショップ①|高いたてもの 16
11.15(土)WS 建築ワークショップ②|壊れない橋 11
11.16(日)取材 仙台トヨペット  3
11.15(土)取材 だがし屋取材①  1
11.17(月)取材 釜小学校校長・土井先生  5
11.22(土)WS 建築ワークショップ③|流されない家  8
11.22(土)取材 だがし屋取材②  1
11.22(土)取材 だがし屋取材③  2
11.23(日)取材 にっこりサンパーク・佐々木忠弘さん  1
11.26(水)WS 記事執筆    3
11.27(木)WS 記事執筆    2
11.29(土)WS 校正 12
12.6(土)   WS バリアフリーについて 10
12.13(土)  WS こども忘年会 16
12.20(土)  WS マンチェスター・ユナイテッド取材準備  3
12.24~29  取材 マンチェスター・ユナイテッド  4
1.7(水)   WS マンチェスター・ユナイテッド打合せ  3
1.10(土)  WS 編集会議|マンチェスター・ユナイテッド取材報告会    9
1.17(土)  WS 社会のバリアについて 13
1.24(土)  WS こども記者魂5取材準備  7
1.31(土)    WS 若宮丸  4
2.4(木)   WS 雄勝取材|フィードバック    3
2.7(土)    取材     牡蠣漁師・木村雅光さん    3
2.7(土)   WS こども記者魂5|取材  9
2.7(土)   取材     伊藤英子さん(門脇小学校卒業生)    1
2.8(日)   取材     わたしの心に残る石巻①|千葉勇作さん    2
2.14(土)  WS 記事作成    8
2.15(日)  取材     仙台トヨペット    3
2.20(金)    取材     防災合言葉    1
2.20(金)  WS 記事執筆    1
2.21~22  取材 朝日小学生新聞合同取材  2
2.21(土)   WS ラジオドラマ「女の子スパイ☆いしのまき」録音  8
2.28(土)  WS 校正  7
3.1~15   展示     千葉拓人写真展「ツタエル」@多治見学習館(岐阜県多治見市)
3.3~9   展示     千葉拓人写真展「ツタエル」@燦ギャラリー(埼玉県川口市)
3.7(土)   WS 防災ゲーム|制作活動  7
3.9~14   展示     千葉拓人写真展「ツタエル」@大阪弁護士会館(大阪市)
3.8(日)   取材     ちえりとチェリー中村誠さん    1
3.10(火)  取材     釜小桜3.11プロジェクト    3
3.11(水)  取材     聖火台掃除|室伏広治さん    2
3.12~14  取材     広島土砂災害取材|信長由枝さん    1
3.21(土)  WS 編集会議    6
3.22(日)  取材     ワカメ農家    2
3.28(土)  WS モスクワ報告会|こども記者魂6質問作成 13
3.28(土)  WS 記事執筆    2
3.30(月)  取材     マンチェスター・ユナイテッドサッカー教室    3
②石巻日日こども新聞
2014年6月11日  第10号  50,000部
2014年9月11日  第11号  55,000部
2014年12月11日 第12号  50,000部
2015年2月11日  号外     1,000部
2015年3月11日  第13号  50,000部
③石巻日日こどもラジオ
Vol.10〜49を制作。Youtubeに公開中→https://www.youtube.com/user/kodomokisha
 
活動の成果
【読者からの声】
皆さんの明るく楽しい取材に社員は皆励まされています。「笑顔と大きな声」をズーッと続けていって下さい!(宮城)
いつもこども目線での素直な話題に感激しています。経験が大人になってきっといい結果が生まれると思います。今後共楽しみにしております。継続は力なり!!(宮城)
こども記者さんの取り組みが確実に人々の心に届いていると思います。これからも健康に留意され頑張ってください。(宮城)
いつも楽しい記事の取材を有難う。横浜市都筑の小、中学校の生徒達は皆が負けずに頑張っていること応援しています。地区センターにて新聞を読んだり家に持ち帰っていますよ!(神奈川県)
イトトンボ、コイ、ヒバリ、カニ、エビなど戻ってきて本当によかったですね。そしてメダカまでも生息していたんですね。3年前の石巻工業高校野球部キャプテン阿部翔人君の開会宣言の言葉を思い出します。「日本が一つになり、その苦悩を乗り越える事が出来ればその先には必ず大きな幸せが待っていると信じています。だからこそ日本中に届けます。感動、勇気そして笑顔を見せましょう、日本の底力、絆を」(神奈川県)
こども目線の記事が分かりやすく石巻の様子が伝わってきます。今年も夏に会えるとうれしいです。(神奈川県)
記者活動は将来必ず役に立ちます。頑張って夢と希望の花を咲かせて下さい!(兵庫県)
他府県から見た石巻の今後の復興を含めた意見等を他府県に住んでいる子ども達の見方を聞いて記事にされてはと思います。(兵庫県)
毎号楽しみにしています。いろいろな人にも読んでもらっています。子どもたちの表情を見て元気が出ます。いつまでも続くことを願っています。この新聞は多くの人に元気をあたえています。一人一人のよさを発揮して記事を書いて下さい。応援しています。(広島県)
明るい未来を信じて、魅力あふれる町づくりが出来る事を祈っています。辛いことがあるかもしれませんが、皆様で力を合わせて頑張って下さい。微力ではありますが、遠い所から応援しています。(熊本県)
いつも楽しい新聞を送っていただきありがとうございます。みなさんのすばらしいアイデアと文章力、紙面づくりにいつも感心し、見習いたいと思っています。これからもみなさんの明るく素直な心で、東北の被災地の復興を支えていってください。今後とも石巻日日こども新聞の活躍を期待しています。(東京都)
大震災から4年、少しずつの復興、しかし皆さん方の心の痛みは計りえない程だと思います。そんな中でも勉強の傍ら、取材、構成と絶え間ない努力をされている姿、すばらしく、又、頼もしく、敬服いたします。これからも皆様体に気をつけて頑張ってくださいませ。(熊本県)
大人は事実を既成観念から見てしまいます。これで死角が生じてきますので、先入観のないこども記者に期待しています。(東京都)
取材を通して、多くの人達と出会い、理解することで皆さんが成長していると思います。これからも楽しくがんばってください。(秋田県)
過去の出来事、そしてこども記者の経験を生かし、常に前向きに生きて下さい。応援しています。(神奈川県)
3月に一度の石巻日日こども新聞を全校児童とその保護者の皆さまが楽しみにしています。校内にも掲示し、学校に来る方々にも配っています。これからも石巻の今を発信しつづけて下さい。(神奈川県)
クリスマスの時のイベントでアトリエのみんなにYouTubeの動画で取材のようすを見てもらったり、新聞を配ったりしました。2年生の男の子が「おうえんしたい!」と言っていました。世界の様々な方との交流も楽しいですね。これからもはばたく皆さんを応援しています。(千葉県)
石巻で学び石巻を支える人材に成長している姿をたのもしく思っています。これからも応援します!(北海道)
皆さんの活躍から、私は元気をもらっています。ありがとう。これからも元気を多くの皆さんに届けてください。(兵庫県)
いつも元気をありがとう!毎号しっかり読んで、すべて保存しています。新生いしのまきの主役は皆さん。ふるさとの日々の様子をまた伝えてください。楽しみにしています。(宮城県)
世界中の子供達にも石巻日日こども新聞のすばらしさを伝えてあげて下さい。影ながら応援させていただきます。(東京都)
すばらしい石巻日日こども新聞をお届けいただきありがとうございます。「過去はどんなに望んでも帰らない。でも未来は、努力や心がけでどんどん作ることができる」美しく明るい、そして楽しい石巻をどんどん創り上げ、新しい石巻を築いていってください。未来はこどものみなさんが作っていくのです。(熊本県)
毎回届くのを楽しみにしています。子供達のがんばりに、こちらの方がいっしょうけんめいやらなければという気持ちになります。これからも石巻のためにいっしょうけんめい取り組んで下さい。応援しています。(新潟県)
これからも石巻日日こども新聞を楽しみにしています!(新潟県)
取材内容がどんどん高度になって驚きです。これからの記事に大いに期待しています。(愛知県)
これからの東北を支えていくこども記者さんの前向きな取り組みに刺激を受けています。川口市の子ども達も元気生き生き頑張っています。(埼玉県)
いつも楽しみにしています。笑顔の種が少しずつでも増えていくよう応援しています。(京都府)
子供ならではの視点を意識して“長く”伝え続けてください。(宮城県)
今後も街の復興状況のリポートを希望します!(東京都)
麻布小学校3年生に毎号届けています。授業の教材としても使用されることもあります。これからも色んな情報を発信してくださいね!(東京都)
いつも良い記事ありがとう!記者の皆さんの元気な頑張りの成果でしょうネ!千葉拓人君の写真もステキです!これからも「こども新聞」楽しみにしています。(東京都)
郷土を愛し、取材し、記事にするというすばらしい活躍に拍手を送ります。「石巻若宮丸漂流民の会」の役員としても今後の新聞を楽しみにしています。(東京都)
メディアの在り方が大きく問われている今、若いみなさんの頑張りに期待しています。(宮城県)
いつも良い視点で問題をとらえていることに敬服しております。今後のご活躍を祈っています。(宮城県)
継続は力なりを全員が共有する事が大切です。(東京都)
子どもたちの視点で子どもたち自身が感じたり考えたりしたことを言葉化して人々に伝える事は、子どもの権利の具体化として非常に大切な活動です。とりわけ震災の中で厳しい体験をした子どもたちが自分の言葉を見つけ出す作業は大変力と時間のいる活動と思います。長い取り組みを応援しています。(東京都)
 

みなさまのご支援により、ここまで活動の継続が可能になりましたことに、心より感謝を申し上げます。東日本大震災の経験を子どもたちの生きる力に変えるために始めた子どもによる表現活動・情報発信活動ですが、「取材」が子どもたちの未来を大きく拓いていくことがわかりました。早くから社会に関心を持つことは、自分がどんな形で社会に参加し、どんな形で貢献していくことができるのかの考え、答えを見つけることにつながります。この春、こども記者から、石巻日日新聞社の記者になったり、震災の経験から医学部受験を決意したり、高校に進学し写真部に入ったり、「こども新聞との出会いにより進路が明確になった」と保護者からの声があります。復興を仕上げるのは、震災を経験した子どもたちです。この子どもたちの可能性を拓いていくことが、わたしたちの社会の問題を解決することにつながります。ぜひ自立可能な事業に育て上げたいと考えておりますので、今後とも何卒よろしくご支援ご協力くださいますようお願い申し上げます。

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