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子どもサポート基金助成団体レポート

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特定非営利活動法人富岡町さくらスポーツクラブ

富岡町の子供たちが故郷を離れた友達や仲間と再会できることを支援する活動
東日本大震災及び福島第一原発の事故により長期の避難を余儀なくされている子供たちが、故郷を離れて仲間や友達と切り離された状況の中、この活動を通じて再会し、お互いの絆を取り戻す機会を提供しました。また、復興に向けて、国際社会で通用するグローバルな視点や、未来への希望を育む為に必要な知識や技能の習得と、思考力・判断力等を育成する為に必要な支援を行いました。

基本情報

活動期間 2014年4月1日~2014年9月30日
支援人数 1,150名
活動人数 スタッフ12名
連携団体 富岡町教育委員会
いわき海浜自然の家
ブリティッシュヒルズ

写真

  • 7月 いわき海浜自然の家
  • 7月 海辺で「砂の芸術」
  • 9月 館内ツアー出発
  • 9月 ブリティッシュヒルズ前

活動の背景/内容

活動の内容

現在、私たちの故郷富岡町は、東日本大震災及び原子力災害により、全町民が避難中です。子供たちも、家族や友達、仲間と離れ離れになって、それぞれ長期の避難生活を余儀なくされています。この現状の中で、精神的に不安定になり新しい生活にも馴染めず、パニック障害になったり、孤立していじめにあったり、不登校になったりしている子供達が増加しておりました。また、保護者からも、子供達のために交流の場や再会の場を沢山作ってほしいという声が上がってきておりました。そのため、この状況を少しずつ良い方向に改善し、子供達に心の安定を取り戻し、子供達の意思とは関係なく突然途切れて離れ離れになってしまったコミュニティの再形成を図りたいと考えました。そして、現在の厳しい環境の中で、命の大切さを理解してもらい、生きる力を育み、この逆境の中でもたくましく大きく成長して欲しいと考えこの事業を実施しました。

活動の内容

今年度は、いわき市にあるいわき海浜自然の家と、天栄村にあるブリティッシュ・ヒルズで宿泊活動をしました。原発事故により外遊びをする機会が減少してしまった子供たちに、もう一度自然の中で伸び伸びと活動してもらう機会を提供し、震災で突然離れ離れになってしまった同級生や友達とお互いの現況や悩みを相談したりする等のゆっくりと楽しく交流できるような時間を取る為に、宿泊を伴う体験活動を企画しました。

活動の成果
1.ミニ再開の集いinいわき海浜自然の家
  〔参加者数〕  未就学児1名,小学生:76名,大人(保護者):17名 
※内当日、発熱等のためキャンセル小学生6名、保護者2名
  〔参加者の現在の避難先〕  
   未就学児:福島県いわき市1名
小学生:愛知県豊橋市1名  大阪府堺市1名  東京都西東京市1名 町田市2名
埼玉県鴻巣市2名 杉戸町1名  千葉県千葉市1名 流山市2名
茨城県笠間市1名  ひたちなか市1名  笠間市1名  鉾田市2名
福島県いわき市34名  会津若松市2名  郡山市19名  国見町2名
白河市1名  福島市1名  三春町1名
保護者:東京都町田市1名  茨城県鉾田市1名  埼玉県鴻巣市1名  千葉県野田市1名福島県 福島市1名 いわき市7名 会津若松市1名 郡山市3名 国見町1名
※「ミニ再開の集いinいわき海浜自然の家」は、福島県の浜通り地方南部に位置するいわき市四倉町で開催されました。子供達も保護者も、久し振りに再会する友達や仲間に会えて、再会の喜びを分かち合っていました。海辺の活動「砂の芸術」では、震災後初めて海に来た子供も多く、懐かしい波の感触を楽しんでいました。中には、海水浴ではないのに全身ずぶ濡れになって楽しそうに遊んでいる子もいました。また、夜のキャンプファイヤーやミニ夏祭りでは、離れ離れになっていた時間を感じさせないくらいすっかりと打ち解けて楽しんでいる子供達の姿が見られました。「故郷の話」では、「地震や津波に見舞われた故郷の現」や「今を生きている喜びと感謝の気持ち」等を、保護者も交えて話をする機会を作り、大いに語り合いました。保護者からは、「震災後に子供達は故郷を追われ、友達とも離れ離れでとてもさびしい思いをしているので、このような機会をどんどん作ってほしい。今回参加させて良かった」というような声が大変多く聞かれました。
2.ミニ再開の集いinブリテッシュヒルズ
 〔参加者数〕  小学生:26名,中学生7名
 〔参加者の現在の避難先〕  
  小学生:東京都江東区1名  埼玉県鴻巣市1名  新潟県見附市1名  宮城県多賀城市1名
福島県いわき市15名  郡山市3名  国見町1名 三春町1名  福島市1名
中学生:東京都江東区1名
福島県玉川村1名  いわき市1名  郡山市2名  三春町2名  
 
※「ミニ再開の集いinブリティッシュヒルズ」は、福島県の中通り地方の南に位置し、海抜1,000メートルの広大な森の中に在るパスポートの要らない英国、「ブリティッシュヒルズ」で開催されました。
今回は飛び石連休の始めという事も有り、参加者は前回よりも少なくなってしまいましたが、その分充実したひと時を過ごすことができ、森の中の静かな環境の中で子供達は福島県に居ながら海外(英国)の生活を楽しみました。ブリティッシュヒルズでは、現地スタッフは皆英語で話すように指導されているので、最初戸惑う子供の姿も見られましたが、館内ツアーや各種レッスン、菓子作り体験等をしていくうちに段々と慣れてきて、最後の方では現地スタッフに臆することなく質問し、コミュニケーションを図っておりました。子供達は、最後まで別れを惜しみ、再会を再び約束し、それぞれの避難場所へ帰っていきました。子供達からは、「また、来年も来たい。参加したい。」という声が聞かれ、迎えに来た保護者からも、子供達の満足げな顔を見て、「来年もぜひこの活動を続けてほしい」という意見が寄せられました。
 

富岡町では、子供たちが全国各地に避難しているため、なかなか定期的な子供の活動が出来ない状況に在ります。しかし、今回、子どもサポート基金の助成を頂き、定期的に活動を再会するきっかけを作って頂きました。宿泊を伴う活動でしたら、子供達が参加して頂ける事がわかりました。これからも応援宜しくお願い致します。

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