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子どもサポート基金助成団体レポート

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特定非営利活動法人冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク

復興地における子どもたちの居場所づくり~小学校校庭での遊び場運営
プレーカーによる「移動遊び場」を小学校の校庭で開催し、「遊び」を通して被災のショックや小学校の統廃合や新天地での不安等に対する子どもたちの心のケアを行う。

基本情報

活動期間 2014 年4月~2014年9月
活動地域 宮城県仙台市若林区  
支援人数 645名
活動人数 スタッフ3名、ボランティア3名
連携団体 仙台市立六郷小学校
仙台市若林区中央市民センター

写真

活動の背景/内容

活動の内容

東日本大震災の津波による被害を受けた東六郷小学校は、六郷中学校に間借りしている。当会が指定管理をしている海岸公園冒険広場は、この東六郷小学校の学区内にあり、全員と言って良いほどの子どもたちが公園に遊びに来ていた。この学校の校長が六郷小学校に異動した直後に震災があり、「震災によって子どもたちの心は傷ついている。子どもたちの輝く瞳を取り戻したい」という言葉が、六郷小学校での遊び場開催のきっかけだった。住居がばらばらになってしまった子どもたちが、この遊び場で再会したり、今後統廃合が進むであろう2つの学校の子どもたちが、遊び場を介して友だちになったり、つながりをつないでいきたいと思っている.2014年度から復興公営住宅の入居が始まり、また新たなコミュニティづくりが始まった。子どもの育ちを考えるおとなの輪を広げることで、誰もが住みやすいまちの形成に寄与したい。

活動の内容

●六郷小学校での遊び場を定期的に開催。

毎週日曜日10~16時

子どもがやりたいことを実現できる場。

例:おじいちゃんの誕生日プレゼントづくり・木登り・秘密基地づくり・パターゴルフ・砂山崩し・パターづくり・おっかけ・ブランコ・紙管ブランコ・くつろぎスペース・台車 等

移動に使う車両は、日本冒険遊び場づくり協会からのレンタル及び企業からの支援で、他の遊び場とローテーションで出動する。子どもの遊びを広げるプレーキットを搭載し、子ども自身が遊具を手づくりできる材料や工具も積んでいる。プレーリーダーは、子どもの「遊ぶ」を見守り、やりたいことを実現できるよう相談にのったり、子どもの安全と心のケアに気を配っている。

●プレーリーダー打合せと振り返り 

 事前の打ち合わせと、事後の振り返りを充実させることで、子どもにとって居場所となる遊び場の充実を図っている。また、学校と地域・家庭をつなぐ役割を果たすための共通理解をはかる。

活動の成果

・学校の敷地内での遊び場は、仙台市内で2ヶ所という稀少なものだが、六郷小学校との連携で、定期開催を続けている。小学生だけでなく、就学前の子どもやその親、中学生など異年齢が集う場となっている。この半年の参加者は600人を超えている。雨や雪の悪天候にもかかわらず、やってくる子どももいる。

・乳幼児を持つ親が、独自の活動を展開したいと「六郷まったりねずみさんの会」というグループが発足した。紙芝居やおやつづくりなど、自分たちの発想で楽しんでいるようだ。被災後の出産で不安なこともあったと思うが、同世代の人がつながり、共感できる場としても遊び場を活用してほしい。今後は、冒険遊び場の理念を継承した地域の人による自主運営につなげたい。

・時々校庭を使用しているグランドゴルフの会の高齢者と、子どもとの共生が難しい場面が見受けられる時期があり、学校に苦情がいったようなので、真剣な練習の邪魔をしないよう気を付けていた。ある日、遊びに来た中学生の集団がグランドゴルフを見て声援を送ったのをきっかけにうち解けたようだ。子どもはうるさいだけの存在と見ていた人たちが、実際に子どもに触れ、余裕を持って子どもに関わることができてきたのではないかと思う。その後、高齢者が帰った校庭では中学生たちが、小学生を交えてサッカーをしていた。今回の震災で、中学生のボランティアとしての動きが非常に評価されたが、これからのまちづくりにおいても彼らの地域をつなぐ力に期待したい。

いつも被災地の子どもたちのことを気にかけてくださってありがとうございます。

被災からもうすぐ4年がたち、復興住宅の建設や入居も進んでいます。しかし、震災によりだれもが抱えてしまった心の傷はなかなか癒えることはありません。私たちは、それぞれの心に寄り添い、子どももおとなもともに新しいまちをつくっていくために、日々の活動を丁寧に続けていこうと思っています。

みなさまのお心遣いに感謝しつつ

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