活動レポート ~活動実績のご紹介~

子どもサポート基金助成団体レポート

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共に育ち合い(愛)サロンむげん

柏崎市に避難している福島県民のための「心の復興」を支援する活動
避難者は精神的な落ち着きを取り戻しつつある反面、自立への意欲・気力の低下がみられました。 子ども達のケアとともにその親のサポートを充実させ、自立に向けた支援を行いました。 また、他の避難先とのネットワークづくりや、子ども向けの放射能勉強会、子ども達の交流を深めるワークショップを企画運営します。

基本情報

活動期間 2015年4月~2016年3月
活動地域 柏崎市柳橋町、高柳町  
支援人数 243
活動人数 スタッフ4名、ボランティア48名
連携団体 柏崎市東日本大震災避難者支援室
NPO法人柏崎まちづくりネットあいさ
公益社団法人中越防災安全推進機構

写真

  • ハロウィン
  • ハロウィンパーティーで仮装してハイ・ポーズ♪
  • クリスマスイベントでの活動の様子2

活動の背景/内容

活動の内容

中越沖地震以降に開設した当サロンは、世代を問わず悩みや不安を抱える住民が気軽に訪れて、相談できる拠点として運営してきました。東日本大震災以前は、中学生から高校生が月に15人程度、子育て世代が月に30人程度、60代以上の方々が月に30人程度サロンに訪れ、進路や家庭環境、子育てや教育、人付き合い等、様々な悩みに対する相談に対応してきました。中越地震、中越沖地震では行政サイドでの対応も経験しました。被災者としての体験もあります。その中で物資提供や居場所の提供などは、一時的なことではなく「継続」していく事の必要性を実感しています。

これから必要とされていく「心のケア」でも継続的に支援を続けていき、信頼関係の中から生まれる支援の在り方を考え、被災者の復興は「自立」からのスタートだと考え細く、長く支援していくことを目的としています。

活動の内容

【2015年4月】

◇自立支援ハウス畑、花壇の手入れ(6人)◇お花見バスツアー被災者団体と地域住民交流会(34人)

◇産地直売所&手作り雑貨のお店開店準備(12人)◇被災者のスキルアップ教室:パソコン教室(8人)◇広域避難者支援ネットワーク会議(30人)◇被災者団体定例会(11人)

【2015年5月】

◇産地直売所&手作り雑貨のお店開店(8人)◇母の日イベント(14人)◇再開ツアーin福島県磐梯熱海交流会(17人)◇被災者団体定例会(7人)◇被災者のスキルアップ講座:パソコン教室(13人)

◇柏崎クラフトフェアー参加出店販売体験(14人)

【2015年6月】◇産地直売所&手作り雑貨のお店(6人)◇福島県双葉郡大熊町ふるさと交流会(33人)

◇えんま市出店販売体験(9人)◇被災者スキルアップ講座:パソコン教室(5人)◇父の日イベント(16人)

【2015年7月】

◇産地直売所&手作り雑貨のお店(12人)◇被災者のスキルアップ講座:パソコン教室(4人)◇ベビーマッサージ講座(8人)◇中越沖地震復興祈願祭参加(7人)◇被災者団体定例会(18人)◇海の大花火大会鑑賞交流会(25人)

【2015年8月】

◇産地直売所&手作り雑貨のお店(13人)◇ベビーマッサージ講座(6人)◇広域避難者支援ネットワーク会議(40人)◇親子で学ぶ放射能勉強会(21人)◇「夏休み自由研究ワークショップ」(17人)

【2015年9月】

◇産地直売所&手作り雑貨のお店(24人)◇被災者スキルアップ講座:パソコン教室(8人)◇ベビーマッサージ講座(10人)◇被災者団体定例会(15人)◇音市場参加:絵本の読み聞かせ(20人)

【2015年10月】

◇産地直売所&手作り雑貨のお店(29人)◇被災者団体定例会(20人)◇被災者スキルアップ講座:パソコン教室(3人)◇再開ツアーin福島県裏磐梯(12人)◇紅葉ツアー:被災者団体と地域住民交流会(17人)◇ハロウィンパーティ開催(15人)

【2015年11月】

◇産地直売所&手作り雑貨のお店(14人)◇広域避難者支援ネットワーク会議(50人)◇被災者スキルアップ講座:パソコン教室(3人)◇和紙の手作りハガキ制作(年賀状用)12人 ◇クリスマスイベント(80人)◇被災者団体忘年会(18人)◇親子で学ぶ放射能勉強会(24人)

【2016年1月】

◇被災者団体定例会&新年会(15人)◇被災者スキルアップ講座:パソコン教室(5人)◇自立支援ハウス除雪作業(6人)◇福島県ふるさと交流会参加

【2016年2月】

◇被災者団体定例会(11人)◇被災者スキルアップ講座:パソコン教室(3人)◇手前みそづくりワークショップ(20人)

【2016年3月】

◇「キャンドルランタン」作りワークショップ開催(復興祈願祭用)16人◇被災者団体定例会(11人)◇東日本大震災復興祈願祭&キャンドルナイト開催(50人)◇被災者スキルアップ講座:パソコン教室(3人)◇広域避難者支援ネットワーク会議(50人)

活動の成果

被災者や柏崎市民など参加者同志が結びついて元気になることで、やがてそれが広がって地域全体の元気に繋がる。常日頃から地域を見守っている住民が元気でいきいきと暮らしているからこそ、避難生活をしている被災者も元気になるのではないかと感じました。

避難先である柏崎市の課題を踏まえながら、被災者である自分たちの活動が地域住民の「やる気、元気、勇気」という希望につながる活動になり、住民との交流の中でお互いが支え合い、助け合うという結果につながりました。被災者がいきいきと地域でいきるために「人のつながり」に支えられた街を、どうつくっていくのか模索してきました。街のあちこちで孤立して暮らす被災者が地域の主人公の一人になるためには、具体的で細やかで柔軟な議論や行動ができる、そんな街の人びととの関係が不可欠です。「支援する人も」も「支援される人」もありません。どちらが支援しているのかわからない関係です。互いに尊重し合い、支え合うという街の当たり前の関係を、被災者がいつのまにか自分のものとしていきます。被災者を支援しているなど言わないでもよい街になることが、長期化する避難生活の中で被災者が、笑顔で過ごせる基盤になるということを活動を通して、支援者も被災者も実感することができました。積極的に街の中に飛び込んで行くことができるようになったことも活動の成果だと思います。

日頃から、当団体の活動について格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。未曾有の東日本大震災と、その津波による東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、ふるさとの町を離れての避難生活を余儀なくされて5年が経ちました。被災者一人ひとりが、衝撃的な体験と着のみ着のままで避難した光景は、脳裏に鮮明に残っている方や思い出すのが辛いという方、それぞれが様々な思いの中、日々懸命に避難生活を送っています。柏崎に来た当初は、帰還への希望とふるさとの復興への思いを語っていました。しかし時間の経過とともに、日本の歴史に前例のない事故を起こした原子力発電所の廃炉作業、その事故の除染された廃棄物の中間貯蔵施設など、避けては通れない難しい問題が山積みしていて、町民生活再建や町土復興に意欲をなくしてきています。国も福島県も、県外避難者に対しては福島県への帰還を促しており、区域再編によりその動きは加速しています。理不尽に限定された選択肢の中で、今後の生活をどうするのか決断を迫られています。また、「子ども被災者支援法」の基本方針改定により被災者が、帰還するか他の地域で定住するのかいずれかを選択するよう判断を迫る内容となり、いっそう避難者を悩ますことになっています。このような分断と個別化が進んでいくと将来可能性としてありうる健康面、生活面での様々なリスクに十分対応できなくなっています。そのためにも被災者の自立とともに、ゆるやかなコミュニティの維持と再構築に向けた支援ができるように、国や県が働きかけ避難先の市町村に支援を委ねるような柔軟な対応が可能になるように支援活動を被災者と一緒に考え行動していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

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