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子どもサポート基金助成団体レポート

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特定非営利活動法人 底上げ

気仙沼・南三陸町における自らの問題意識に対し主体的に行動を起こす子どもの育成
気仙沼・南三陸町の2 拠点において週に 2 回コミュニティ支援を中心とした子どもの居場 所作りをする。その中で、「町のために何かしたい」と考える高校生の受け皿となり自主的・主体的に活動 する子どもを支援する。また、外部の高校生や大学生と交流し、刺激を受け、自分達の想いと活動をより鮮明にし、今後に活かしていく。

基本情報

活動期間 2015年4月~2016年3月
活動地域 宮城県気仙沼市、南三陸町  
支援人数 50人
活動人数 スタッフ4名、ボランティア80名
連携団体 気仙沼観光コンベンション協会
認定NPO法人カタリバ
南三陸観光協会

写真

  • 子ども遊び@南三陸
  • 気仙沼わかもの会議
  • 活動報告会@東京

活動の背景/内容

活動の内容

震災後、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが岩手県、宮城県の約 1 万 1000 人の子どもを対象に行なったアンケートによると約 9 割の子どもたちが「自分の町のために何かしたい」と考えていることが判明した。町全体の意識としても、町を担うのは「次の世代」として子どもの声が反映されつつあるが、実際に行動できている子どもは少ない。

地域の若者離れの深刻化から、社会人になっても地域に目を向けることのできる【地域などの問題に対して自ら目を向け、様々なことに気づける人材】 子どもが自ら考える力が薄れていることから、与えられたことだけを取り組むのではなく、【社会や人生に妥協せず、自らの問題意識に対して主体的に行動を起こし、活動に取り組める人材】 人との関わりが重要視される社会で人々と良い関係を築くことのできる【チーム内で自分の立ち位置を認識し状況を判断しながら働きかけられる人材】を育てたい。 

活動の内容
週に2日のフリースペースの開放、月に2回の話し合いなど定期的な集まりを通し、地域課題の抽出、自ら主体的に行動するプロジェクトの作成を行うことができた。
 
話し合いの場に加え、フィールドワークによって地域を知る機会や、講師の話を聞くことで見聞を広め、高校生の主体性を育むことができた。
 
講師の詳細は以下の通り。
 
8月18日 古瀬正也ワークショップ
 
古瀬ワークショップデザイン事務所代表
 
全国各地の依頼を受けて、ワークショップデザインを行っている。実際にワークショップデザインというものがどのような仕事であるか、これまでどのような仕事を手掛けてきたか、良いワークショップとはどのようなものか、話し合いを円滑に進めるためのポイントなどを聞くことができた。
 
 
 
8月27日 北林牧
 
元JICA職員にて海外での勤務経験あり。日本と海外の国との文化や環境の違い、実際に海外で働くということ、海外で働くために必要なこと、学生のうちからの心構えなどを聞くことができた。
 
 
 
10月15日 牛木力
 
カリフォルニア大学バークレー校都市及び学校教育研究所 研究員
 
アメリカで仕事をするようになった経緯や思い、アメリカでの町づくりについて、高校生のプロジェクトをサポートする上で大切にしていること、若者が地域にとってどれほど大切な資源であるかということを聞くことができた。
 
 
 
11月1日 青沼愛(株)ファーストリテイリングCSR部ソーシングチーム。
 
自らの問題意識より起業した経験や、人権、環境、素材に配慮した調達体制の構築についての話を聞くことで、主体的に動くことの大切や国際的な問題を身近に感じることができるような話を聞くことができた。
 
 
 
12月7日 川崎琴
 
関東学院大学4年・プロダクションエース研究生
 
高校生の中に声優志望の生徒がいることから始まった。南三陸町にはなかなか声優というキャリアに関われる機会がない中で①本人が声優業に興味をもったきっかけ ②どうやって声優の情報を集めたのか ③集めた情報をどう活用し行動に移したのか ④声優業の裏側 という点を踏まえて話を聞くことができた。
 
 
 
また、高校生団体のOBOGについてはスタッフ4名、OBOG4名の合計8名、12月18〜20日の日程で島根県津和野町へと研修で行くことができた。
 
津和野町の町役場の方の講話、町づくりを行っているFoundingBaseの活動報告、町歩きプログラム「ロールプレイング津和野」への参加、津和野高校での総合学習2時間を使った授業の実施を行うことができた。
 
 
 
団体として、3月21日に南三陸での地元向け活動報告会(参加者40名)、3月22日に気仙沼での活動報告会(参加者60名)、3月27日に東京での活動報告会(参加者110名)を実施することができた。
 
どの報告会においても、底上げの事業の概要を伝えると共に、高校生の思いや声を直接多くの方へと伝えることができた。
 
 
 
高校生の主体的な取り組みの成果物として、気仙沼においては外国の方へ向けた英語による町案内ツアーを実施、恋人リーフレットvol.5を新たに刊行、市内各店舗に配布することができた。南三陸においては、幼稚園児や小学生低学年を対象とした遊び場の実施、震災のこと、町の復興のことについて描かれた絵本の作成、配布を行うことができた。
活動の成果

フリースペースの高校生延べ参加人数は600人程度、子ども会議の高校生延べ参加人数は150人程度であった。

南三陸の高校生は、幼い子ども達へと震災の記憶、町の復興の様子を語り継ぐために自主製作の紙芝居の読み聞かせ、絵本の作成を行った。絵本の発行部数は合計180冊となった。

気仙沼の高校生は、気仙沼が「恋人」という言葉の発祥の地であるという文学的歴史を受け、「恋人リーフレット」となるオリジナルの観光リーフレットを作成した。以前製作したものを含め合計4000部作成することができた。

また、外国人向けに英語を用いた観光ツアーの実施をするため、他団体(株式会社コモンアース)の協力を得て、1月10日にプレツアーを実施した。

OBOGのメンバーは、3月12日13日にローフレプレイング気仙沼を実施し、合計20名ほどの観光客の誘致に努めた。市内での活動の認知度が高まり、今度も他団体と連携しながら継続して実施していく予定である。

1年を通して高校生の主体性を育むことができ、良い形で自主的なプロジェクトによる行動をサポートすることができた。OBOGもサポートスタッフとして、高校生の活動に携わる機会が増え、地域内の循環の形が形成されてきている。

 

「受援者からの声」(底上げYouth参加者 気仙沼高校2年)

底上げYouthの集まりでは、誰にも否定されることなく自分の意見を自由に言うことができ、自分のやりたいことが話し合いを重ねていく中で見つかっていきました。気仙沼の魅力についても知ることができ、自分が気仙沼を離れる前に地元についてもっと知りたいという気持ちになりました。かっこいい大人達と関わることで自分の夢が見つかり、底上げとの出会いが自分を変えてくれたと感じています。

皆様からの温かい、心からのご支援、本当にありがとうございます。

皆様からのお気持ちにより、高校生の自主性、主体性を育む場を作り、またそこから生み出された高校生自身の思いを形にしていくことができています。

地域の若者一人ひとりが、自ら考え動き出していく力が育っていくこと、その流れが必ず地域を活性化していきます。

今後も事業を継続していき、東北の復興に努めてまいります。

今後とも宜しくお願いいたします。

本当にありがとうございます。

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