活動レポート ~活動実績のご紹介~
子どもサポート基金助成団体レポート
子どもサポート基金の助成先団体の活動レポートをご紹介しています。
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特定非営利活動法人こども∞感ぱにー
- 宮城県石巻市東部地区の不登校児童の拠点づくり
- 中学生の不登校生徒が全国で1位の宮城県に対して、不登校生徒児童の居場所が少ない石巻市内にフリースクールを地域住民と共につくりあげていく
基本情報
活動期間 | 2017年4月~2018年3月(複数年助成2年目) |
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活動地域 | 宮城県石巻市 |
活動人数 | スタッフ 2名、ボランティア延べ 8名 |
連携団体 | ・宮城県東部児童相談所 ・石巻市教育委員会 ・石巻市スクールソーシャルワーカー |
写真
活動の背景/内容
震災によりストレスが溜まり不登校児童生徒が増加する石巻市にはフリースクールが市が管轄する適応指導教室の他、民間のフリースクールは2箇所しかない。
不登校児童生徒に対する理解が薄く、解決策を見いだせないでいる家族・親族が多いため身近に相談できる窓口を必要としている。
4月の活動
【運営】
・石巻市教育委員会学校教育課訪問
・不登校親の会に出席
・スタッフ運営会議(2回)
・学校訪問(事業の説明と情報交換):新規1校、登録生徒の在籍校:2校
【現場】
・毎週月、木曜日実施10:00~15:00、振り返り15:00~
・相談窓口
・面談1件、見学1名
5月の活動
【運営】
・事業計画会議開催(1回)
・登録生徒の在籍校訪問:2校
【現場】
・アウトリーチ
・具体的な活動(海遊び、DVD鑑賞)
・視察(2名)受け入れ
・夏のキャンプ下見(長野県伊那市)
・相談窓口
6月の活動
【運営】
・スタッフ間での運営会議(1回)
・学校訪問(事業の説明と情報交換):新規3校、登録生徒の在籍校:2校
【現場】
・親の会試行(会場:黄金浜ちびっこあそび場)
・相談窓口
7月の活動
【運営】
・運営会議(1回):夏合宿、夏休みの受け入れ体制
・HPリニューアル
・学校訪問(事業の説明と情報交換):新規6校、登録生徒の在籍校:1校
【現場】
・夏合宿説明会
・具体的な活動(海遊び2回、スポーツ(体育館)、拠点の障子貼り、DVD鑑賞など
・相談窓口
8月の活動
【運営】
・運営会議(1回)
【現場】
・夏合宿6泊7日(4名参加)
・具体的な活動(SUP、海遊び)
・NHK撮影(9月5日放映)
・相談窓口
9月の活動
【運営】
・スタッフ間での運営会議(1回)
・学校訪問(情報交換):生徒の在籍校5校
【現場】
・夏合宿報告会
・具体的な活動(SUP、アクセサリーづくり)
・相談窓口
10月の活動
【運営】
・スタッフ間での運営会議(1回)
・学校訪問(情報交換):登録生徒の在籍校1校
【現場】
・フリースクールでの具体的な活動(昼食作り、おやつ作り、薪割、犬の散歩)
・あそび場での受け入れ 週末あそび場毎週土
・日10時~16時 未就学児あそび場
毎火・木・金10時~14時 放課後あそび場
第2・4金曜日15時~19時
・相談窓口
11月の活動
【運営】
・スタッフ間での運営会議(1回)
・学校訪問(情報交換):登録生徒の在籍校1校
【現場】
・フリースクールでの具体的な活動(昼食作り、おやつ作り、DVD鑑賞、犬の散歩、薪割、漫画・ゲーム、羊毛フェルト)
・あそび場での受け入れ
・相談窓口
12月の活動
【運営】
・スタッフ間での運営会議(1回)
・学校訪問(情報交換):登録生徒の在籍校1校
【現場】
・フリースクールでの具体的な活動(犬の散歩、漫画、掃除)
・あそび場での受け入れ
・相談窓口
1月の活動
【運営】
・ スタッフ間での運営会議(1回)
・フリースクール拠点変更(当会事務所1階)による環境整備
【現場】
・フリースクールでの具体的な活動(海、風写真、犬の散歩、漫画、動画、絵を描く)
・あそび場での受け入れ
・相談窓口
2月の活動
【運営】
・スタッフ間での運営会議(1回)
・フリースクール拠点変更(当会事務所1階)による環境整備
【現場】
・フリースクールでの具体的な活動(漫画・動画、絵を描く)
・あそび場での受け入れ
・相談窓口
3月の活動
【運営】
・スタッフ間での運営会議(1回)
【現場】
・フリースクールでの具体的な活動(漫画・動画、カードゲーム、釣り具いじり、バトミントン、バスケ、サッカー、縄跳び)
・あそび場での受け入れ
・相談窓口
定量的な成果
・フリースクール5名登録(内3名が常時利用)/96回開催
・あそび場での不登校(または予備軍)受け入れ10名
・講師ボランティア3名登録
直面している課題など
あそび場を利用する児童生徒はいるが、不登校児童生徒が来ていい場所という認知度はほぼないため、週5日開催していること、誰でも来ていい場所という情報開示をもっと行っていきたい。
フリースクールを開設して1年が過ぎたころ、経済面や保護者が抱える課題が理由でフリースクールに登録できない子どもが多いことに気付かされました。
そして東日本大震災復興支援財団さんから、その子どもが日ごろから訪れるあそび場(プレーパーク)を受け入れ先として承認いただき、現在は間口を広げて活動することができています。
皆様からの温かいご寄付に心より感謝申し上げます。