2014年09月08日
「福島こども力プロジェクト」への使途指定寄附金(募集期間:2013年6月1日~2014年5月31日)について以下の通り報告いたします。
お預かりいたしました、寄附金総額「12,060,065円」は、「福島こども力プロジェクト」の参画団体に全額助成させていただきました。ご寄附いただいた皆様のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。.
2014年6月1日以降も、「福島こども力プロジェクト」の使途指定寄附金を継続して募集しておりますので、 引き続き、多くの皆様からのご支援をお願い申し上げます。
福島こども力プロジェクト使途指定寄附金
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12,060,065円
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それ以外の寄附金(一般寄附金)
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104,421,264円
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利息
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71円
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収入合計
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116,481,400円 |
2013年度福島こども力プロジェクト |
116,481,400円
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支出合計
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116,481,400円 |
東日本大震災発生以降、福島県に住む子どもたちは、放射線の影響で屋外活動が長期間制限されてきました。そうした福島のこどもたちの現状を鑑み、2011年より「ふみだす探検隊」をはじめ、多くの支援プログラムを実施、してまいりました。そうした活動を通じて、福島の復興のためには、今後の福島の将来を支える人材の育成こそが必要であると思うようになりました。
そこで、プログラムへの参加者及び保護者・NPO・国・自治体など垣根を越えた幅広い方々からの声を聴き、今後のプログラムがどうあるべきかを共に考えた結果、子どもたちが多様な体験を通じて未来へ向かう力を伸ばし、福島県の将来を支える人材の育成を目的とした「福島こども力プロジェクト」を2013年6月より開始いたしました。
2013年度は8つのプログラムを通じ、総額1.2億円/34,866名を支援し、2014年度は13のプログラムを通じ、総額1.2億円/9,925名の支援を予定しております。
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活動報告1. ふくしまキッズ(ふくしまキッズ実行委員会 副実行委員長 吉田博彦) 3・11の東日本大震災は我々の社会に大きな不幸をもたらしました。しかし、その悲惨な状況の中でも多くの人々が被災地で助け合う姿が見られ、そのことが悲惨な被災の中でなんとか我々の社会の「希望の灯」となっています。そうした「助け合う社会」の実現に向けて多くの人々が連携をすすめているなかで、福島第一原発事故の被害から子どもたちの支援活動を作り出そうとして結成されたのが、「ふくしまキッズ実行委員会」です。 この実行委員会は40を超えるNPOが中心となって、多くの行政機関、市民が参加し、未来の復興・福島を担う人材の育成を目的として、2011年から5年間の活動をお約束し、ここまで3年間、子どもたちの学びと育ちを支援する教育事業を実施し、多様な体験や地域の人々と関係性を作り出してきました。 そして、今年4年目の夏の活動へ入ってまいります。この活動にご賛同いただける皆様に支援金をご寄附いただき、出来るだけ多くの福島の子どもたちが参加できるようにしていただければと、ご協力をお願いする次第です。どうか多くの皆様のご支援をよろしくお願いいたします。 |
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活動報告2. ちびっこ遠足隊(特定非営利活動法人移動保育プロジェクト 理事長 上國料 竜太) 2011年の震災直後、放射線の影響が非常に懸念されながらもほとんど支援がなかった未就学児。そんな子どもを抱えながら経済的にも心理的にも余裕がない状態で日々を必死に生活している保護者。 当団体はそんな親子の心理的ストレスを軽減する目的で活動を開始しました。 放射線量の高いと言われる地域から、低いとされる地域へ日帰りで子どもたちを移動させて保育する移動型の保育。当初は「福島という危険な地域に子どもたちをとどめる様な馬鹿げた活動」と非難されたこともありましたが、必要とされる方々や協力して下さる方々に支えられ、今年で活動開始から丸3年を迎えることが出来ました。ニーズが増え、それに合わせて一緒に取組んでくれるスタッフも増え続けながら、現在毎週土曜日に20名の子どもたちを保育しています。 年間約1,000名。スタッフやボランティアは50名を越えています。 そしてそれらを支えているのは多くの寄附者の方々の温かいご厚意。心から感謝申し上げます。 ぜひ想像してみて下さい。毎日目に見えない不安やストレスとともに生活しなければならない環境を。これからも寄附者のみなさまと一緒に、福島の子どもたちの環境改善に取組んでまいります。 |