2015年10月15日
「福島こども力プロジェクト」への使途指定寄付金(募集期間:2014年6月1日~2015年5月31日)について以下の通り報告いたします。
お預かりいたしました、寄付金総額「29,875,510円」は、2014年度「福島こども力プロジェクト」の事業費として全額給付させていただきました。ご寄付いただいた皆様のご支援、ご協力に心から厚く御礼申し上げます。
2015年6月1日以降も、「福島こども力プロジェクト」の使途指定寄付金を継続して募集しておりますので、 引き続き多くの皆様からのご支援をお願い申し上げます。
福島こども力プロジェクト使途指定寄付金 | 29,875,510円 |
---|---|
それ以外の寄付金(一般寄付金) | 75,146,525円 |
利息 | 2,788円 |
収入合計 | 105,024,823円 |
2014年度福島こども力プロジェクト | 105,024,823円 |
---|---|
支出合計 | 105,024,823円 |
東日本大震災発生以降、放射線の影響で屋外活動が長期間制限されてきた福島県に住む子どもたちの状況を鑑み、東日本大震災復興支援財団では、2011年より「ふみだす探検隊」をはじめ、多くの支援プログラムを実施してまいりました。そして、これらの活動を通じて、福島の復興のためには、今後の福島の将来を支える人材の育成こそが必要であると考えるようになりました。
そこで、プログラムへの参加者および保護者・NPO・国・自治体など垣根を越えた幅広い方々からの声を聴き、今後のプログラムがどうあるべきかを共に考えた結果、子どもたちが多様な体験を通じて未来へ向かう力を伸ばし、福島県の将来を支える人材の育成を目的とした「福島こども力プロジェクト」を2013年6月より開始いたしました。
2013年度は、8つのプログラムを通じ、総額1.2億円/34,866人、
2014年度は、13のプログラムを通じ、総額1.05億円/7,446人を支援いたしました。
2015年度は、6つのプログラムを通じ、総額 0.66億円/約3,800人の支援を予定しております。
国立青少年教育振興機構 教育事業部 普及課長 市川 恵理
当機構は、東日本大震災発生以降、屋外での活動が制限されている子どもたちに対して、心も身体も思いっきりリフレッシュできる場と、体験活動の機会を提供するため、2011年夏より「リフレッシュ・キャンプ」を実施しました。2012年10月からは、東日本大震災復興支援財団からの支援を得て「ふみだす探検隊 リフレッシュ・キャンプ」を実施し、平成25年6月からは「福島こども力プロジェクト ふみだす探検隊」と名称を変え、リフレッシュの場から“こども力”を育てるプログラムへの転換をめざし、活動を実施・継続してきました。
初めて会う子たちと交流し、寝食を共にし、様々な体験活動を通して友情が芽生え、仲間になっていきます。初めての体験で上手くいかなかったり、時には仲間とぶつかり合ったりすることもあります。新たなチャレンジに真っ向から立ち向かい、自分の限界にも挑戦する中で、一人ひとりが着実にたくましく、大きく成長しています。
「ふみだす探検隊」を開催して4年目を迎え、これまで約5100人の子供たちに体験活動の機会を提供してきました。長年にわたり多大なるご支援・ご協力をいただき、寄付者の方々には大変感謝しております。今後より一層福島の子どもたちが“たくましく生きるための力”を育む機会を提供できるよう取り組んでまいります。