2017年04月14日
「福島こども力プロジェクト」への使途指定寄付金(募集期間:2015年6月1日~2016年3月31日)について以下の通り報告いたします。
お預かりいたしました、寄付金総額「3,881,245円」は、2015年度「福島こども力プロジェクト」の事業費として全額給付させていただきました。ご寄付いただいた皆様のご支援、ご協力に心から厚く御礼申し上げます。
福島こども力プロジェクト使途指定寄付金 | 3,881,245円 |
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それ以外の寄付金(一般寄付金) | 53,433,163円 |
利息 | 1,756円 |
収入合計 | 57,316,164円 |
2015年度福島こども力プロジェクト | 57,316,164円 |
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支出合計 | 57,316,164円 |
東日本大震災発生以降、放射線の影響で屋外活動が長期間制限されてきた福島県に住む子どもたちの状況を鑑み、東日本大震災復興支援財団では、2011年より「ふみだす探検隊」をはじめ、多くの支援プログラムを実施してまいりました。そして、これらの活動を通じて、福島の復興のためには、今後の福島の将来を支える人材の育成こそが必要であると考えるようになりました。
そこで、プログラムへの参加者および保護者・NPO・国・自治体などさまざまな分野の方々から直接声を聴き、今後のプログラムがどうあるべきかを共に考えた結果、子どもたちが多様な体験を通じて未来へ向かう力を伸ばし、福島県の将来を支える人材の育成を目的に2013年6月より「福島こども力プロジェクト」を開始いたしました。
これまでの実績は以下の通りです。
2013年度は、8つのプログラムを通じ、総額1.2億円/34,866人
2014年度は、13のプログラムを通じ、総額1.05億円/7,446人
2015年度は、6つのプログラムを通じ、総額 0.57億円/2,510人 を支援いたしました。
本プロジェクトは、2015年3月をもちまして3年間の活動を終了いたしましたが ふるさと福島の復興を支えていく子どもたちにとって、一つの志のきっかけとなることを願うとともに、これまでご支援、ご協力いただきました多くの皆さまに、深く感謝いたします。
今後も当財団では福島県内外における子どもたちへの継続的な支援を実施いたします。
皆さまからの変わらぬご支援をお願い申し上げます。
代表 佐野一郎
震災以降、放射線を巡る様々な報道や認識の違いなどから、正しい情報がどこにあるのかわからない環境の中で、子どもたちは漠然とした不安感を感じながら過ごしています。
わたしたちは、これから活き活きと人生を生きていくには、子どもたち自身がしっかりと足下を固め一歩一歩、歩むことが重要と考えました。
ヤングアメリカンズを通じ、心を開き、自信を持ち、コミュニケーションの本質を体感し、参加する多くの仲間とともに協力しあうことで「生きる力」を育むワークショップを福島県内各地で開催いたしました。
ヤングアメリカンズ東北ツアーの参加者は2,500名をこえ、参加した子どもたちは楽しみながらもプログラムへの挑戦を通じ、自ら変化することを実感し、参加した仲間たちと助け合って物事を成し遂げることの大切さを実感しています。
また、子どもたちを応援する保護者や地域の方々からは、堂々とした子どもたちの姿に大きな力をもらったという声もいただきました。
多くの方に応援をいただき、東北ツアーを終えることができましたことに感謝いたします。