プレスリリース「福島こども力プロジェクト」2015年度の支援プログラム決定について~子どもの力を引き出す活動を支援し、福島県の将来を支える人材育成プロジェクト、
6プログラムでのべ約3,800人の子ども達を支援~

2015年04月07日

公益財団法人東日本大震災復興支援財団(代表理事:立石 勝義、以下「当財団」)は、「福島こども力プロジェクト」において、2015年度に実施する6プログラムを決定しましたので、お知らせします。これらのプログラムでのべ約3,800人の子ども達を支援する予定です。

「福島こども力プロジェクト」は2013年度から3年間、福島の子どもたちを対象に、自然体験や音楽、リーダー育成などの様々な分野において、子どもたちが本来持つ力を引き出すプログラムを実施する団体の支援を行うことで、福島の将来を担う人材育成を目指しています。

本プロジェクトでは、これまで2013年度に8プログラム、2014年度に13プログラムへ支援を行ってきました。また、福島の子どもたちと保護者、NPO団体、自治体等の方々と共に、プログラムをより充実させることについて話し合い、プロジェクトを通して地域の新たなつながりを生み出す場として「福島こども力会議」を毎年開催しています。

3年目となる今年は、新たな試みとして、「福島こども力プロジェクト」に参加する各団体が連携し、一年間子どもたちに多様な経験と学びの機会を提供する「福島こども未来塾」を実施します。また、本プロジェクトの集大成として、各団体が共通のビジョンとミッションのもと、より一層、プログラムの発展と自立した運営を実現できるよう支援をしていきます。

当財団は、今後も子どもたちが夢と希望を育む環境の実現を目指し、引き続き支援活動を行ってまいります。

「福島こども力プロジェクト」2015年度概要

  1. 実施期間:
    2015年4月1日~2016年3月31日
  2. 寄附予定金額(総額):
    約6,600万円
  3. ビジョン・ミッション:
    (1)ビジョン 福島が抱える問題について、さまざまな人々の考え方や立場を乗り越えた連携を作り出し、福島の将来を   支える人材の育成に寄与する。
    (2)ミッション ・さまざまな体験活動を通じて、以下の3つの「こども力」を引き出すこと
      ①考えを整理し、表現する力
      ②心身ともに健康で、自律的に行動する力
      ③多様な価値観を認め、感謝の心を持ち、協働・協創する力
  4. 2015年度支援プログラム:
種別
プログラム名称
主催団体
対象
支援額
(万円)
県内対象
地域
人数
(予定)
総合型体験教育
福島こども未来塾
独立行政法人国立青少年教育振興機構
小学5年生から中学2年生まで
1,500
全域
540
表現・音楽
ヤングアメリカンズ東北ツアー
特定非営利活動法人じぶん未来クラブ
小学生、中学生、高校生
1,850
全域
900
自然体験
ふみだす探検隊
独立行政法人国立青少年教育振興機構
主に小学生
860
全域
260
自然体験
ふくしまキッズ
ふくしまキッズ実行委員会
小学生、中学生
1,500
全域
417
音楽
伊達市吹奏楽きらめき事業
伊達市教育委員会
中学生
380
伊達市
500
リーダー育成
いわきグローバルアカデミー「いわき志塾」
いわき市教育委員会
中学生、高校生
530
いわき市
1,200

5.後援:
福島県、福島県教育委員会、福島民報社、福島民友新聞社

プログラム実施団体のご案内

独立行政法人国立青少年教育振興機構について

国立青少年教育振興機構は「体験活動を通した青少年の自立」を目指して、2006年4月に発足しました。幼少期から青年期までの各年齢期に必要とされるさまざまな体験活動の機会を青少年たちに提供して、健康な身体、感性豊かな心、生涯に出会う課題にチャレンジする意欲と能力を身につけていくことを支援するため、全国28の教育拠点において、立地条件を生かした特色のある活動を展開しています。
HP:http://www.niye.go.jp/

ふくしまキッズ実行委員会について

ふくしまキッズ実行委員会は、放射線の影響で福島の子どもたちが屋外活動を制限されている状況を改善する支援活動を行うため、自然体験活動を行うNPOが結成した任意団体です。行政に頼るのではなく、市民が力を合わせて、福島の子どもたちの学びと育ちを支援する活動を作り出し、将来の福島を担う人材を育成する体験教育事業を行うことを目的としています。東日本大震災発生後すぐに実行委員会を結成し、2011年夏に活動を開始しました。これまで約3,700人の子どもたちを引き受け、北海道から九州の11地区で最長40日の宿泊体験活動を行ってきました。
HP:http://fukushima-kids.org/ Facebook:http://www.facebook.com/fukushima.kids

特定非営利活動法人 じぶん未来クラブについて

じぶん未来クラブは、次代を担う子ども達に『人格形成の核となる体験を提供すること』を目的に設立された教育団体です。2007年1月にNPOとして認証をうけ、2013年6月東京都より仮認定NPOとして認可を受けました。アメリカの教育団体と提携し、表現教育のワークショップを行う「ヤングアメリカンズ」をはじめ、企業と協力して子どもたちに「働くことの素晴らしさ」を伝える「お仕事探検隊」など学校教育では実施できないプログラムを提供しています。
HP:http://jibunmirai.com/index.html

伊達市教育員会 伊達市吹奏楽きらめき事業について

伊達市教育委員会は、『音楽振興による情操教育』を伊達市復興教育事業の柱とし、東京藝術大学の絶大なるご協力により、東京藝術大学教授・大学生が伊達市に赴き、コンサートを開催したり演奏の基礎基本を指導したりする事業を展開しています。年間5回の交流活動、合同演奏会等を通して、互いに語り・つながり・奏で合い、音楽の素晴らしさ、奥深さ、極めるための厳しさなどを感得することにより、子どもたちが未来に向かって夢と希望を持ち、力強く生き抜く力の育成を目指しています。さらには、運営にあたり自分たちの手で創り上げていく自主性と創造性、発展させていくために関係機関へ働きかけるリーダー性を養っていきたいと考えています。
HP:http://www.schoolweb.ne.jp/date/kyouiku/

いわき市教育員会について

いわき市教育委員会は、学校教育や文化スポーツ、生涯学習といったさまざまな教育行政を行っていますが、学校教育課においては、2011年7月より「いわき生徒会長サミット」事業を立ち上げ、市内44中学校の生徒会長を中心に、20年から30年後のいわき市を担うリーダー育成を行っています。他地域生徒との交流や講師を招聘しての各種研修、英語集中合宿や海外への派遣事業などを通して、グローバルな視野と企画力・問題解決力、実践力を身に付けたリーダーを育成することを目的として活動しています。
HP:http://www3.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=0740002

********本件に関する報道関係のお問い合わせ先********

公益財団法人東日本大震災復興支援財団 Tel:03-6889-1560(月~金 10:00〜12:00・13:00~17:45)

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