2012年09月11日
2012年8月9日(木)~8月11日(金)
岩手県遠野市
福島県の小学生
3,000円
近畿日本ツーリスト
公益財団法人東日本大震災復興支援財団 遠野山・里・暮らしネットワーク
ふみだす探検隊について
福島県の多くの地域では、放射線の影響により、屋外でのびのびと活動がするとこが難しい状況が続いております。
東日本大震災復興支援財団では、子どもたちが、友だちとグラウンドを駆けまわったり、自然とふれ合ったり、これまで当たり前だった「普通』の遊びができる 環境をつくり、ストレスを和らげて 子どもたちの健やかな成長をお手伝いしたいという想いの下、この取り組みを行っています。
2012年の夏休みに、今回で3回目となる「ふみだす探検隊」を実施しました。
プログラムのコースは、小学1~6年生向けの「遠野ふるさと体験」、小学4~6年生向けの「ふろんてぃ家 夏の自然体験」、未就学児(3~6歳)向けの「ちびっ子遠足隊」の3つを用意しました。
この活動レポートでは、「遠野ふるさと体験」をご紹介します。
岩手県遠野市で行われた「遠野ふるさと体験」には、合計40名の子どもたちが参加してくれました。1日目は、博物館を見学し、遠野市の歴史や文化を学んだほか、語り部の方より直に遠野物語を聞きました。2日目は、やかまし村でツリーハウス作り、遊具遊び、釣り、流しそうめんやピザ作りなどを行いました。3日目は、伝承園で古民家の見学、かっぱの足跡探しゲーム。カッパ淵でカッパ釣りを行いました。
子どもたちには2日目のプログラムが特に好評で、1日中屋外で楽しそうにはしゃいでいました。
参加した子どもたちに、プログラムの感想を聞いたところ、低学年の子どもからは、「釣り・遊具遊びが楽しかった」という声が多く挙がったほか、高学年の子どもからは、「友達ができて楽しかった」という回答が多くありました。
またアンケートで、子どもたちに「福島県の好きなところ」を尋ねたところ、 「自然がとてもきれい」「町に大きなお祭りがあること」といった答えのほか、
といった素敵な回答もありました。昨年の東日本大震災以降、「絆」をテーマに街づくりを行っているところは多いですが、絆は、まさに町づくりの原点なのかもしれません。
将来なりたい職業についても同様にアンケートを取ったところ、保育士や学校の先生、スポーツ選手、デザイナーといった職業に人気が集まりました。また、
といった、運営側にとって嬉しくなるような回答もありました。
当財団では、引き続きこうしたご意見を参考にしながら、福島県をはじめとする東北の子どもたちへの支援活動を続けてまいります。