活動レポート ~活動実績のご紹介~

【活動報告】合同会社MARBLiNG(一期生) 

2023年08月28日

HAMADOORIフェニックスプロジェクト

【活動報告】合同会社MARBLiNG(一期生) 

体制

共同代表 松本奈々
共同代表 矢野淳

活動地域

飯舘村

支援期間

2021年12月1日~2024年11月30日

事業内容

・旧ホームセンター空間を舞台に、農業・エネルギー・文化芸術・食・放射線放射能の研究など、飯舘村の様々な実験的取り組みのハブ空間、実験プレ空間「図図倉庫(ずっとそうこ)」を作る。
・仮設住宅の横ログ材や農業資材(ハウスのパイプ資材を使った工法や籾殻断熱など)、地元資源を利用した、カフェ/実験室/展示場を整備する。
・飯舘村で行われている各プロジェクトの実験過程を知ることができる図図倉庫を飯舘村視察ツアーの拠点/出発点とする。放射線放射能の研究や実地の計測方法への視察、体験農業ができるツアーや最新ICT農業の視察、飯舘村の地産地消エネルギーへの取り組みの視察、アートや歴史文化のツアーなど、グリーンツーリズムに止まらない、複合的な飯舘村の今を知ることのできるツアーを運営する。

起業背景および解決したい課題

・震災直後に営業停止となった飯舘村のコメリ店舗の利活用による地域拠点としての可能性に注し、飯舘村役場、株式会社コメリ、弊社の3者で地域貢献協定を締結。
・「図図倉庫(ずっとそうこ)」を作り、飯舘村の村民や村外から関わる人たちが専門分野にとらわれず自由にアイデアを出し合い繋がれる場を企画。
・村内事業者同士の横つながり不足を改善したい。

地域へ寄与できること

・地域環境づくりに関する実験・研究・イベント等の場の提供
・ツアー事業による来訪者の増加・地域経済活性化
・農業系廃棄物や古物の再利用
・村内産品を使った商品開発・ブランディング
・浜通り中山間地域(葛尾村、川内村、浪江町山間部など)や浜通り全体との事業連携 等

協力企業等

・NPO法人ふくしま再生の会
・六洋電気株式会社
・飯舘電力株式会社
・飯舘村役場
・東京大学農学部・東大むら塾
・福島大学、東北大学、明治大学、東京藝術大学
・株式会社アイサイト
・いしかわ珈琲 等

活動内容 ※2023年8月時点

①リノベーション関連
・~2023年3月 看板設置・分電盤工事  
・2023年3月~6月 籾殻断熱材制作・設置作業・外壁塗装作業 
②イベント・ツアー関連
・モニターツアーを企画、3月以降運用
・2月26日:防災イベント
・6月25日:6/25村内ロックフェスに出店  
③カフェ・物販の強化
・ショップ什器・サービスカウンター制作  
・メニュー開発、ブランディング
・2月4日:川俣町に出店

目標と達成状況

(目標)カフェ・ショップ商品開発:飯舘の風景をイメージしたドリンク新商品開発や、村の食材を使ったスイーツのブランディングプロジェクト進行。
➡農業資材系の商品開発は国の事業などを活用する想定で他社や大学との連携を進めている段階。資金や協力者が整い次第本格的に着手予定。

(目標)コワーキングスペース運用開始
➡利用規約作り、料金設定などが完了し、飯舘電力様の法人契約を開始。個人契約も移住者の方などから数件問い合わせをいただいている状況。個人契約やドロップイン会員を増やすためのPRを強化する必要あり。

(目標)内装のアップグレード
➡ふくしま再生の会さんの展示アップグレードや内装改善についてデザイナーや建築家との打ち合わせを行い、デザイン案や建築図面を作成中。工事資金調達中のためまだ着工していないが、今年冬前までには大体完了できるようスケジュール調整中。

(目標)モニターツアーのパッケージ化
➡モニターツアーコンテンツを作り運用を開始。月に1~2組のペースで申し込みがあり、1〜6月で10組程度を受け入れた。ツアー事業は今後収益を伸ばしていきたい分野なので、インバウンドも含めたターゲット拡大やガイド養成を行っていく予定。

SNSなどのオウンドメディア

公式HP

Facebook

・Instagram

活動風景

寄付者へのメッセージ

がらんどうの廃墟と化していたホームセンターが、おかげさまで地域に関わるさまざまなキーパーソンや訪問者が集うハブ空間に成長しつつあります。
みなさまのご寄付がなければ実現できなかったであろうプロジェクトやコンテンツ作りを 気持ち的にも余裕を持ってアイデアを膨らませながら進めることができております。
フェニックスプロジェクトに採択いただいてから約1年半が過ぎ、折り返し地点にきております。残り半分の期間で、浜通り地域に貢献する会社としてしっかり自走できるよう努力してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。




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