活動レポート ~活動実績のご紹介~

【活動報告】クラシノガッコウ 月とみかん(二期生)

2023年08月30日

HAMADOORIフェニックスプロジェクト

【活動報告】クラシノガッコウ 月とみかん(二期生)

体制

クラシノガッコウ 月とみかん
代表 大場 美奈

活動地域

広野町

支援期間

2023年06月01日~2026年05月31日

事業内容

広野町の空き家を改修し、「休息から生まれるチャレンジ」をコンセプトに町外と町内をつなぐ滞在型体験施設の運営を行う。
主に、①滞在型体験事業、②イベント事業、③宿泊事業の3つの事業を通し、自分を見つめ直し立ち止まる時間を提供する。
全ての事業の軸としてデンマークの教育機関であるフォルケホイスコーレの考え方とアート手法を取り入れ、自分の感性を取り戻すように仕掛けていく予定。

起業背景および解決したい課題

(起業背景)
広野町を子ども達が誇れる町にしたいと思ったのが起業のきっかけになります。広野町の方はよく自分の町を紹介する時に「何もない町だ」と言います。しかし、外から広野町を見ていくと、他の町にはない広野町の魅力がたくさんあります。このことを少しでも多くの町民に再発見してほしいと思っています。また、町内の大人が自分の町を胸を張って自慢できる町になればそれを見て育つ子ども達のシビックプライドが育ち、将来広野町に戻ってくる子ども達を増やす事にもつながると考えます。

(解決したい課題)
町への関心度の低さ・無関心・受動的な町づくり・温度差のある町。震災後、様々な支援の手が入り、支援される事に町民は慣れてしまいました。また、近隣には規模の大きな自治体があるため広野町で不便さを感じても、自分たちではなく外で解決している状況があります。これら、地域住民の地域に対する関心の低さ(シビックプライドの低さ)という問題は、広野町だけの問題ではなく多くの中山間地域が抱える課題です。
ほんの少し生活を自分の手で変えることができたら、もっと生活を豊かにすることができる。
生活が豊かになる人が増えたらそれだけで地域が豊かになる。
行政やリーダー任せにしない、町民主体の町づくりの実現していきたいと考えています。

地域へ寄与できること

地域の方に広野町に何が必要かニーズ調査をした結果、多くの方から新しい出会いや出来事といった日常での刺激が欲しいとの声を頂きました。
本事業では、このニーズに十分こたえる事ができると思っています。
滞在型体験事業では、町民に講師を依頼し、新しい刺激を提供予定です。イベント事業では、町内の方にも積極的に参加してもらい、町外から来る方との交流を定期的に提供し、出会いの場を提供できるよう事業を進めてまいります。

協力団体、企業等

・広野町役場
・Guesthouse&kitchen Hace 
・株式会社アドレス 
・仙台市
・大学生起業家人材育成プログラム実践型プロジェクト活動地採択 等

活動内容 ※2023年8月時点

【滞在型体験事業】
・2/26 移住ツアー受け入れ
・庭の手入れ(柿の木の選定、草刈り、梅の実採取等)
・教材開発情報収集
・庁内情報収集、アポイントメント取り、協力要請
・広野町産スプーンキット開発作業
・6/7 視察受け入れ
・7/19 取材対応

【イベント事業】
・設計、打合せ、準備等
・3/19 海色ベンチイベント
・7/8 移住イベント登壇
・月桂樹イベント設計

【ゲストハウス事業】
・工務店さん打合せ・図面やり取り
・保健所打合せ
※ツアー受け入れ、視察受け入れ総人数:43名 
※イベント実績:主催イベント2回開催。参加者人数12名 共同開催1回開催。参加者人数5名 

目標と達成状況

(目標)施設稼働率を50%にする。
➡施設稼働率2%、施設視察・見学2件、ツアー受け入れ2件。施設がまだ完成していない。
限られた範囲での視察となる為大人数の対応ができない。対策として早急に整備し、施設が出来上がるまでの対応場所として使用予定。

(目標)お手軽に体験を実現するために、施設資源を80%使用し、他社より30%コスト削減。
➡施設資源コンテンツ開発数1件。資源発見数10件。資源の発見数は良好。資源のコンテンツ化、授業化には至らず。人為確保のためコンテンツ開発を大学生と一緒に実施予定。

(目標)知名度を上げ利用者数を増やすために、全SNSフォロワー5000名にし、利用者の声を100名分集める。
➡全フォロワー数274名。Instagramフォロワー数202名(1ヶ月で34名増加)、Facebookフォロワー数72名。
全体のフォロワー確保はまだ課題が残る。しかし、リーチ数がインスタが33%増、FBが92%増。行動につながる投稿を工夫する。

SNSなどのオウンドメディア

・Facebook

・Instagram

活動風景

寄付者へのメッセージ

この度はクラシノガッコウ月とみかんの事業にご賛同、ご寄付をいただきまして誠にありがとうございます。
校舎となる建物は明治時代からある古民家を使用していきます。東日本大震災の大きな揺れにも耐えた古民家を改修し、町内・町外の方が交流できるような広野町のプラットホームのような場所を目指していきたいと考えています。空き家となって立ち止まっていた古民家もこの事業と共に歩みを進め、さらにパワーアップできるように事業を進め精進してまいります。
ご寄付を頂いた資金は建物の改築費用、授業開発費の資金として大切に使用させていただきます。今後ともクラシノガッコウ月とみかんの事業へのお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

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〒105-7535 東京都港区海岸1丁目7番1号
東京ポートシティ竹芝オフィスタワー


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