HAMADOORIフェニックスプロジェクト活動報告:合同会社MARBLiNG(一期生)2023年8月~2024年1月の活動

2024年03月05日

画像3.jpg
体制

共同代表 松本奈々
共同代表 矢野淳

活動地域

飯舘村

支援期間

2021年12月1日~2024年11月30日

事業内容

・旧ホームセンター空間を舞台に、農業・エネルギー・文化芸術・食・放射線放射能の研究など、飯舘村の様々な実験的取り組みのハブ空間、実験プレ空間「図図倉庫(ずっとそうこ)」を作る。
・仮設住宅の横ログ材や農業資材(ハウスのパイプ資材を使った工法や籾殻断熱など)、地元資源を利用した、カフェ/実験室/展示場を整備する。
・飯舘村で行われている各プロジェクトの実験過程を知ることができる図図倉庫を飯舘村視察ツアーの拠点/出発点とする。放射線放射能の研究や実地の計測方法への視察、体験農業ができるツアーや最新ICT農業の視察、飯舘村の地産地消エネルギーへの取り組みの視察、アートや歴史文化のツアーなど、グリーンツーリズムに止まらない、複合的な飯舘村の今を知ることのできるツアーを運営する。

起業背景および解決したい課題

・震災直後に営業停止となった飯舘村のコメリ店舗の利活用による地域拠点としての可能性に注し、飯舘村役場、株式会社コメリ、弊社の3者で地域貢献協定を締結。
・「図図倉庫(ずっとそうこ)」を作り、飯舘村の村民や村外から関わる人たちが専門分野にとらわれず自由にアイデアを出し合い繋がれる場を企画。
・村内事業者同士の横つながり不足を改善したい。

地域へ寄与できること

・地域環境づくりに関する実験・研究・イベント等の場の提供
・ツアー事業による来訪者の増加・地域経済活性化
・農業系廃棄物や古物の再利用
・村内産品を使った商品開発・ブランディング
・浜通り中山間地域(葛尾村、川内村、浪江町山間部など)や浜通り全体との事業連携 等

協力企業等

・NPO法人ふくしま再生の会
・六洋電気株式会社
・飯舘電力株式会社
・飯舘村役場
・東京大学農学部・東大むら塾
・福島大学、東北大学、明治大学、東京藝術大学
・株式会社アイサイト
・いしかわ珈琲 等

活動内容 ※2024年2月27日時点

※2023年8月~2024年1月の活動

これまでの活動

①リノベーション関連
・~2024年1月 大扉制作ワークショップ・設置工事、薪ストーブ設置
・2023年11月~6月 再生の会さん展示計画(春から設置工事予定)

②イベント・ツアー関連
・モニターツアーを運用、視察受入(通年)
・2023年9月 マルシェイベント
・2023年11月12日~26日 シアターレストラン「ヒカリノトリ」公演

③カフェ・物販の強化
・2023年8月~9月 洋菓子ブランド開発・出店協力
・2023年10月 バーメニュー開発
・2023年11月~2024年1月 新メニュー運用
・2023年9月~11月 古物試験販売
・2023年11月~2024年1月月ショップ入口新設・商品考案

目標と達成状況

(目標)内装アップグレード
➡建物正面の鉄扉を外し、ワークショップ形式で地域の方やボランティアの方に制作して頂いた樹脂パーツを使った大扉を設置。北側の開口や薪ストーブ設置も完了。

(目標)モニターツアーパッケージ化
➡夏〜秋には団体での視察を複数受け入れ、図図倉庫館内でDIY体験もセットにしたプログラムなど希望に合わせて柔軟に対応した。

(目標)カフェ・ショップ経営
➡夏期は遠方出張を含むイベント出店、秋はシアターレストランイベントに向けた準備が中心となって運営。

SNSなどのオウンドメディア

メディア露出状況

活動風景

  • 画像6.jpg
  • 画像1.jpg
  • 画像4.jpg
  • 画像5.jpg
  • 画像7.jpg

寄付者へのメッセージ

フェニックスプロジェクトも残り1年を切り、図図倉庫も完全な自走に向けて本格稼働しています。
おかげさまで昨年は館内の内装アップグレードを行い、アーティストの方や飯舘村出身のシェフとコラボした大型イベントを無事開催し、村民の方をはじめ、浜通りで地域おこしや事業を行うキーパーソンの方々にご参加いただきました。
皆様のご支援なしにはただの理想で終わってしまったかもしれないアイデアや計画が、おかげさまで一歩ずつ実現されてきています。
残りわずかの期間ですが、私たちの事業を見守っていただけますと幸いです。

HAMADOORIフェニックスプロジェクト 活動レポート一覧 活動レポート トップページ HAMADOORIフェニックスプロジェクト 活動紹介