HAMADOORIフェニックスプロジェクト活動報告:合同会社MARBLiNG(一期生)2024年2月~2024年8月の活動

2024年09月20日

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体制

共同代表 松本奈々
共同代表 矢野淳

活動地域

飯舘村

支援期間

2021年12月1日~2024年11月30日

事業内容

・旧ホームセンター空間を舞台に、農業・エネルギー・文化芸術・食・放射線放射能の研究など、飯舘村の様々な実験的取り組みのハブ空間、実験プレ空間「図図倉庫(ずっとそうこ)」を作る。
・仮設住宅の横ログ材や農業資材(ハウスのパイプ資材を使った工法や籾殻断熱など)、地元資源を利用した、カフェ/実験室/展示場を整備する。
・飯舘村で行われている各プロジェクトの実験過程を知ることができる図図倉庫を飯舘村視察ツアーの拠点/出発点とする。放射線放射能の研究や実地の計測方法への視察、体験農業ができるツアーや最新ICT農業の視察、飯舘村の地産地消エネルギーへの取り組みの視察、アートや歴史文化のツアーなど、グリーンツーリズムに止まらない、複合的な飯舘村の今を知ることのできるツアーを運営する。

起業背景および解決したい課題

・震災直後に営業停止となった飯舘村のコメリ店舗の利活用による地域拠点としての可能性に注し、飯舘村役場、株式会社コメリ、弊社の3者で地域貢献協定を締結。
・「図図倉庫(ずっとそうこ)」を作り、飯舘村の村民や村外から関わる人たちが専門分野にとらわれず自由にアイデアを出し合い繋がれる場を企画。
・村内事業者同士の横つながり不足を改善したい。

地域へ寄与できること

・地域環境づくりに関する実験・研究・イベント等の場の提供
・ツアー事業による来訪者の増加・地域経済活性化
・農業系廃棄物や古物の再利用
・村内産品を使った商品開発・ブランディング
・浜通り中山間地域(葛尾村、川内村、浪江町山間部など)や浜通り全体との事業連携 等

協力企業等

・NPO法人ふくしま再生の会
・六洋電気株式会社
・飯舘電力株式会社
・飯舘村役場
・東京大学農学部・東大むら塾
・福島大学、東北大学、明治大学、東京藝術大学
・株式会社アイサイト
・いしかわ珈琲 等

活動内容 ※2024年9月時点

※2024年2月~2024年8月の活動

(これまでの活動)

①新ツアーコンテンツ造成
・~2024年3月 ヒカリノトリアーカイブ展
・2024年4月~ 「環世界探索紀行」造成プロジェクト

②ショップ強化
・2024年4月~ 農×デザイン塾プロジェクト
・2024年8月5日~9日 滞在ワークショップ

③リノベーション
・~2024年3月 スクリーン設置
・2024年3月23日 上映会
・2024年6月8日 上映会
・2024年8月12日 上映会
・2024年4月~ 再生の会さん常設展制作
・2024年8月3日 完成披露

目標と達成状況

(目標)内装アップグレード
➡ふくしま再生の会さんの常設展示が完成し、8月頭にお披露目イベントを実施。また、大型スクリーンを設置したことにより上映イベントやスペース貸事業を強化。常設展や大型スクリーンを活用し、平常時の視察・見学でもキャッシュポイントを作っていく予定。

(目標)ツアーコンテンツ強化
➡昨年11月のイマーシブシアター「ヒカリノトリ」のストーリーや演出の要素を村内ツアーに反映したコンテンツ造成の準備完了。予約をメールや直接口頭で受けることが多かったため、本格指導に向けて予約システム作りやSNSでの広報に力を入れていく予定。

(目標)カフェ・ショップ経営
➡広域マーケティング事業を活用し、ショップの新商品開発を学生さんたちと共に行うプロジェクトを開始。秋以降順次商品化予定。

SNSなどのオウンドメディア

メディア露出状況

活動風景

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    2月〜3月 めぐりあるきレストラン「ヒカリノトリ」 アーカイブ展
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    2月〜3月 めぐりあるきレストラン「ヒカリノトリ」 アーカイブ展
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    3/23、6/7 ズットフィルム(フェニックスプロジェクト3期生根本李杏奈さんと共催)
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    4月〜7月 再生の会さん常設展制作
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    8/5 ~ 8/9 農×デザイン塾 滞在型商品開発ワークショップ
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    8/5 ~ 8/9 農×デザイン塾 滞在型商品開発ワークショップ
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    その他 視察・見学の様子
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    その他 視察・見学の様子

寄付者へのメッセージ

フェニックスプロジェクトに採択いただいてから駆け抜けてきた3年間はあっという間でしたが、改めて振り返ると、サポートしていただいた寄付者の皆さまのおかげで本当にたくさんの新たなプロジェクトを始めることができ、図図倉庫も浜通り地域はもちろん、首都圏に住む方や企業様、海外の方々からも注目していただけるようになってきました。心より感謝申し上げます。
今後も、2期生以降の採択者の皆さんやHAMADOORI13メンバーの皆さんとのつながりも継続・強化しながら、浜通り地域や福島県全体の活性化になる事業を続けていけるよう努力してまいります。引き続き、私たちの活動を見守っていただけますと幸いです。

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