HAMADOORIフェニックスプロジェクト活動報告:クラシノガッコウ 月とみかん(二期生)2023年8月~2024年1月の活動

2024年03月06日

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体制

クラシノガッコウ 月とみかん
校長 大場 美奈

活動地域

広野町

支援期間

2023年6月1日~2026年5月31日

事業内容

広野町の空き家を改修し、「休息から生まれるチャレンジ」をコンセプトに町外と町内をつなぐ滞在型体験施設の運営を行う。
主に、①滞在型体験事業、②イベント事業、③宿泊事業の3つの事業を通し、自分を見つめ直し立ち止まる時間を提供する。

起業背景

広野町を子ども達が誇れる町にしたいと思ったのが起業のきっかけになります。広野町の方はよく自分の町を紹介する時に「何もない町だ」と言います。しかし、外から広野町を見ていくと、他の町にはない広野町の魅力がたくさんあります。このことを少しでも多くの町民に再発見してほしいと思っています。また、町内の大人が自分の町を胸を張って自慢できる町になればそれを見て育つ子ども達のシビックプライドが育ち、将来広野町に戻ってくる子ども達を増やす事にもつながると考えます。

解決したい課題

町への関心度の低さ・無関心・受動的な町づくり・温度差のある町。震災後、様々な支援の手が入り、支援される事に町民は慣れてしまいました。また、近隣には規模の大きな自治体があるため広野町で不便さを感じても、自分たちではなく外で解決している状況があります。これら、地域住民の地域に対する関心の低さ(シビックプライドの低さ)という問題は、広野町だけの問題ではなく多くの中山間地域が抱える課題です。
ほんの少し生活を自分の手で変えることができたら、もっと生活を豊かにすることができる。
生活が豊かになる人が増えたらそれだけで地域が豊かになる。
行政やリーダー任せにしない、町民主体の町づくりの実現していきたいと考えています。

地域へ寄与できること

地域の方に広野町に何が必要かニーズ調査をした結果、多くの方から新しい出会いや出来事といった日常での刺激が欲しいとの声を頂きました。
本事業では、このニーズに十分こたえる事ができると思っています。
滞在型体験事業では、町民に講師を依頼し、新しい刺激を提供予定です。イベント事業では、町内の方にも積極的に参加してもらい、町外から来る方との交流を定期的に提供し、出会いの場を提供できるよう事業を進めてまいります。

協力団体、企業等

・広野町役場
・Guesthouse&kitchen Hace 
・株式会社アドレス 
・仙台市
・大学生起業家人材育成プログラム実践型プロジェクト活動地採択
・GANGES YOGA SCHOOL 
・総菜弁当 KIYA 
・広野町商工会 
・NPO法人広野みかんクラブ
・ガンプハウス 
・株式会社フジワラプレス

活動内容 ※2024年2月27日時点

※2023年8月~2024年1月の活動

これまでの活動

【イベント事業:暮らしのラボ】
・11月3日  落ち葉の名刺作りWS開催。町外参加者4名。
・12月2日 クリスマスリース作りイベント。モニターツアーと合同開催。町民の参加者2名
・2024年1月27日 布草履作成のWSをぷらっとあっとにて開催。町内参加者3名。

【リトリート事業:クラシノガッコウ】
■モニターツアー開催
・8月4日~5日 フォルケ&アートに触れるモニターツアー たらしこみアート
・9月9日~9月10日 パーマカルチャーに触れるモニターツアー スクエア菜園を作る ※雨により中止
・10月7日~10月8日 ケアリトリートに触れるモニターツアー 椿油とバスソルト作成
・11月4日~11月5日 パーマカルチャーに触れるモニターツアー スパイラルガーデン
・12月2日~12月3日 プチフォルケに触れるモニターツアー クリスマスリースとしめ縄作成

【ゲストハウス事業】
・8月~10月 保健所との打合せ、図面・施工内容について打合せを実施。
・10月24日 工務店様と正式契約。
・11月~ 古民家改修工事開始、古民家改修工事着手。
・2024年1月 1期分工事8割終了。
・2024年2月 水回り排水関係・暖房・給湯器・電気配線工事予定。

【その他活動】
・8月25日 福島県知事との意見交換会参加
・8月26日~27日 ローカルベンチャーラボにてPRとアイデアブレストの実施。
・9月 台風により建物および雨どいの修理対応
・10月21日 浜フェス(東京)にて月とみかんの事業内容をPR。
・11月3日 SIAC学生受け入れ町内アテンド。事業コーチング、キャリアコーチングを実施。広野町でのフィールドワークも実施。
・2024年1月13日 SIAC学生実践day。広野町の地域課題について考察・仮説検証・実践イベントを開催。

目標と達成状況

(目標)施設資源を80%使用した教材開発の実施
➡100%を維持。イベントで使う教材を6つ開発。全てで何かしらの形でお庭の教材を使用して開発を実施。1年を通して資源の観察実施中。

(目標)新規営業アポイント50件
➡実施結果:30%。東京での浜フェスの参加やローカルベンチャーラボへの参加。旅行会社や都内のGuesthouseなどにチラシの設置を依頼。

(目標)利用者の声を100名分集める
➡実施結果:50%。ツアーの参加者やワークショップを体験した方に必ずアンケートを実施。全体の価格帯や内容、満足度、改善点などを調査。

(目標)新規利用者満足度90%
➡実施結果:実施結果:80%。モニターツアー者の満足度85%。次も参加したいと答えた方は90%。今回はモニターツアー者の満足度を調査。残りの満足度を上げる為にいただいた声は教材を簡単にする。分かりやすいように説明文などを作成してほしいとの意見あり。早急に改善を実施。

(目標)施設稼働率50%維持
➡実施結果:実施結果:15% 施設の中ではなく外側での受け入れ体制を強化。キャンプサイトでの視察受け入れを実施。施設が着工したばかりでまだ稼働できない状態。出来上がるまで町内外の協力施設に出張をいう形で事業を展開していく予定。

SNSなどのオウンドメディア

メディア露出情報

活動風景

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寄付者へのメッセージ

この度はクラシノガッコウ月とみかんの事業にご賛同、ご寄付いただき誠にありがとうございます。
2023年11月よりいよいよ校舎となる古民家の改修工事が始まりました。東日本大震災を耐え抜いた古民家の立派な大黒柱や梁を活かしながら、町内外の方の交流の場となるように工務店さんと一丸となって改修を進めています。明治から続く土地・古民家がもう一度、動き始めた感じがしています。
また、教材開発ではこの場所・土地にあるものを使用し、この場所を守っていけるように力をいれています。手入れをしながらそれを教材として利用者に還元し、この土地の風土や歴史を少しでも感じてもらえる教材開発・事業開発を進めて参ります。
事業を進めるにあたりご寄付いただいた資金は建物の改修工事並びに事業開発費として大切に使用させていただきます。今後ともクラシノガッコウ月とみかんの事業にお力添えをよろしくお願いします。

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