HAMADOORIフェニックスプロジェクト活動報告:クラシノガッコウ 月とみかん(二期生)2024年2月~2024年8月の活動

2024年09月25日

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体制

クラシノガッコウ 月とみかん
校長 大場 美奈

活動地域

広野町

支援期間

2023年6月1日~2026年5月31日

事業内容

広野町の空き家を改修し、「休息から生まれるチャレンジ」をコンセプトに町外と町内をつなぐ滞在型体験施設の運営を行う。
主に、①滞在型体験事業、②イベント事業、③宿泊事業の3つの事業を通し、自分を見つめ直し立ち止まる時間を提供する。

起業背景

広野町を子ども達が誇れる町にしたいと思ったのが起業のきっかけになります。広野町の方はよく自分の町を紹介する時に「何もない町だ」と言います。しかし、外から広野町を見ていくと、他の町にはない広野町の魅力がたくさんあります。このことを少しでも多くの町民に再発見してほしいと思っています。また、町内の大人が自分の町を胸を張って自慢できる町になればそれを見て育つ子ども達のシビックプライドが育ち、将来広野町に戻ってくる子ども達を増やす事にもつながると考えます。

解決したい課題

町への関心度の低さ・無関心・受動的な町づくり・温度差のある町。震災後、様々な支援の手が入り、支援される事に町民は慣れてしまいました。また、近隣には規模の大きな自治体があるため広野町で不便さを感じても、自分たちではなく外で解決している状況があります。これら、地域住民の地域に対する関心の低さ(シビックプライドの低さ)という問題は、広野町だけの問題ではなく多くの中山間地域が抱える課題です。
ほんの少し生活を自分の手で変えることができたら、もっと生活を豊かにすることができる。
生活が豊かになる人が増えたらそれだけで地域が豊かになる。
行政やリーダー任せにしない、町民主体の町づくりの実現していきたいと考えています。

地域へ寄与できること

【町内参加者】
新しい交流や人の流れが生まれるため、町内の方が求める新しい出会い、新しい出来事をこの事業では提供できます。イベントに参加したり、実際にゲストの方を触れ合ったりと様々な形で交流を生み出すことが可能です。
【町外からの参加者】
実際に広野町に滞在してじっくりと広野町を体感して体験することができます。滞在しながら広野町のゆっくりとした時間を感じてもらい、心も体も健康になるような体験を提供します。

協力団体、企業等

・広野町役場
・Guesthouse&kitchen Hace 
・株式会社アドレス 
・仙台市
・大学生起業家人材育成プログラム実践型プロジェクト活動地採択
・GANGES YOGA SCHOOL 
・総菜弁当 KIYA 
・広野町商工会 
・NPO法人広野みかんクラブ
・ガンプハウス 
・株式会社フジワラプレス

活動内容 ※2024年9月時点

※2024年2月~2024年8月の活動

これまでの活動

【イベント事業】
・2024年2月24日  吊るしびな作りワークショップ
・2024年4月21日 アートデーイベント
・2024年6月15日、30日 梅シロップ・梅ジャム・梅酒のワークショップ

【ゲストハウス事業】
・草刈りなどの施設維持管理を実施継続
・2024年7月22日 農場予定地草刈り実施3分の1完了。9月に残りを実施予定。

【滞在型学習事業】
・2024年3月3日 ボタニーペインティングワークショップ(GANGESYOGASCHOOLさんとのコラボ企画)

【その他活動】
・令和6年度大学生起業家人材育成プログラム実践型プロジェクト実践フィールドに採択。2024年9月より学生の受け入れスタート。
・観光コンテスト学生アテンド(明治大学農学部):2024年10月に共同でツアーを実施予定。
・相双機構と連携した学生のサードスペース事業参画予定。2024年12月より実施開始。
・ソトコトふくしま未来創造アカデミー実施フィールドに決定。11月と2月に受け入れ実施。

目標と達成状況

(目標)施設資源を80%使用した教材開発の実施
➡達成。1期目に作成した教材を元に改良を実施。絵具や画用紙などを1セットにするなど使いやすさを改良。計10セット完成。

(目標)新規営業アポイント50件
➡実施結果:40%達成。前回より10%増。JTBやふるさと回帰センターなど新規アポイントを実施。

(目標)利用者の声を100名分集める
➡実施結果:75%達成。前回より15%増。ツアーの参加者やワークショップを体験した方に必ずアンケートを実施。全体の価格帯や内容、満足度、改善点などを調査。

(目標)新規利用者満足度90%
➡実施結果:80%。前回と変わらず。前回の反省を生かし、教材や授業のはじめに説明や紙を使った説明書を添付して実施。

(目標)施設稼働率50%維持
➡実施結果:30%達成。前回より15%増。会場が出来上がってない状態でのワークショップを開催。会場の未完成感を楽しみながらワークショップの実施が出来た。

SNSなどのオウンドメディア

メディア露出情報

活動風景

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寄付者へのメッセージ

この度はクラシノガッコウ月とみかんの事業にご賛同、ご寄付いただき誠にありがとうございます。

おかげさまで1期の工事が終わり、古民家らしさを残しながらもアトリエやゲストハウス機能が備わった現代風の建物に変化しようとしています。建物の完成は2025年2月を予定しており、もう少しかかりそうですが、未完成な今を参加者や町民の方と楽しみながら事業を進めています。

また、今期からは外部の方との事業連携やコラボなども視野に入れながら活動を進めています。出来上がった事業や教材を皆様に楽しんでもらえるように更に磨きを掛けてお届けしたいと思います。事業を進めるにあたりご寄付いただいた資金は、建物の改修工事並びに事業開発費として大切に使用させていただきます。今後ともクラシノガッコウ月とみかんの事業にお力添えをよろしくお願いします。

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