2024年03月06日
wind&soil
代表 根本 李安奈
南相馬市小高区
2023年06月01日~2026年05月31日
エンタメ、学び、食などを企画するイベント事業
昔は、固定化された集落という組織で冠婚葬祭から祭りまで、生活を相互補助で成り立たせていました。部落や集落という組織が機能を果たさなくなった現代において、近所の世話焼きのおばさんに育児の相談することや、年の近いお兄さんに美味しい居酒屋を聞くこともできない。本人が心から楽しいと思える場を通して、ちっちゃな心の悩みを話せる人と出会えるようにすること。そして、「まーぜーて!」とちょっとだけ気になる人も足を踏み入れられるようにすること。そんな過ごしやすい風土ができればと、社名をwind(風)とsoil(土)を組み合わせた言葉にし起業しました。
気軽に遊びに行ったり悩みを相談できる人と出会い、良好な関係を築き、地域で「住む」のではなく、安心して「暮らす」ことができるようにしたい。
エンタメやイベントを純粋に楽しめる場を提供して、地域の移住者やUターンをしてきた方が地域のコミュニティに接続できるきっかけを作りたい
・小高ワーカーズベース
・秋風舎
・図図倉庫
・アウトクロップ
・南極ゴジラ
※2023年7月~2024年1月の活動
【エンタメ事業】
・2023年7月~ 企画調整、告知
・2023年10月21、22日 南極ゴジラの『地底探検』(南相馬)を開催
・2023年9月~ 企画調整、告知
・2023年12月5日 囲炉裏端女子会(川内村秋風舎)を開催
・2024年1月~ 企画調整、告知
・2024年7月 シェフインレジデンス(浪江町 haccoba)開催予定
【配給事業】
・2023年3月23日 ズットフィルム@図図倉庫(飯館村):『南極料理人』企画調整中
(目標)月1回程度の小規模イベントの開催
➡3か月に1回のペースでイベントを開催となった。計画時は、イベントを数打っていくことに意味があると考えていたが、10月、2月は地域でイベントが多い時期で、その時期にイベントを行ってもあまり意味がないことがわかった。イベントを数打つよりも、質をあげてきちんと地域に刺さるイベントができるか仮説検証を回していきたい。
(目標)100人規模のイベントの開催の年1回開催
➡図図倉庫(飯館村)での映画上映イベントでは、70人×2回行えるように計画している。晴れの日としての機能を持たせるために、人数規模を設定したイベントを想定していたが、現状として地域でイベントが多くあるため、中規模イベントを行う意味があまりなくなってきた。
集う場より、安らぎの場としての価値が高まってきているように感じるため、今後の方向性を検討したい。
この度は当団体への心温まるご支援、誠にありがとうございました。
皆さまの貴重なご寄付により、私たちは地域に暮らす人々をつなぐ場を作ることができました。「囲炉裏端女子会」と題したイベントでは、相双地域にこれだけ多くの女性が住んでいることを知り、お互いに力をエンパワーメントする素晴らしい機会となりました。
一人ひとりの思いが集まることで生まれる地域コミュニティのを繋ぐことは、生活をより豊かにし、地域を存続させる貴重な手段だと考えています。インフラが整い生活ができる家だけあっても、文化や居場所がないと、そこで生きることは困難です。
ただイベントを開くのではなく、この地に「暮らしている」と言えるような状態にするために、こういった辺境だからこそ、生み出せる新しいサービスがあると考えております。
必ず他の地域や過疎でも通用する事業を作れるように、今後も頑張ってまいります。
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