まなべる基金「まなべる基金」使途指定寄付の募集に関わる募金報告書(2012年2月〜2013年3月)

2013年05月30日

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2011年11月に創設いたしました高校生対象給付型奨学金「まなべる基金」への使途指定寄付金(募集期間:2012年2月1日~2013年3月31日)について以上の通り報告いたします。
お預かりいたしました、寄付金総額「61,235,995円」は、「まなべる基金」の奨学金として全額給付させていただきました。
ご寄付いただいた皆様のご支援、ご協力に心から厚く御礼申し上げます。
2013年4月1日以降も、高校生対象給付型奨学金「まなべる基金」の使途指定寄付金を継続して募集しておりますので、多くの皆様からのご支援をお願申し上げます。

奨学生の様子

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収支報告

収入

まなべる基金使途指定寄付金 61,235,995円
それ以外の寄付金(一般寄付金) 82,137,036円
利息 2,969円
収入合計 143,376,000円

支出

第1期(後期6ヶ月分) 143,376,000円
支出合計 143,376,000円

※支給額の異なる3年制高校(月額2万円)および4年制高校(月額1.5万円)在籍生徒分をいずれも含みます。

公益財団法人東日本大震災復興支援財団では、東日本大震災発生を受け、2011年11月に高校生対象給付型奨学金「まなべる基金」を創設いたしました。
震災後、被災した学生向けにたくさんの奨学金制度が立ち上がりましたが、その多くは遺児・孤児が対象のものでした。
また同じ被災地でも、被災や失業による経済的な理由で進級・進学が危ぶまれる学生がたくさんいることも分かりました。

当財団は、そうした状況を被災地の皆様からうかがい、月20,000円の返済不要の奨学金を、在学中最大3年間給付する奨学金制度の実施を決定いたしました。
第1期(2012年4月開始)では1,209名、第2期(2013年4月開始)では862名を対象に(※)支援を行っております。

また、2013年3月には、第1期の奨学生のうち、266名が無事卒業し、それぞれの新しい道を進むことになりました。
「まなべる基金」を受給していた卒業生から、寄附いただいた皆様へメッセージをいただきました。是非ご覧ください。

※支援決定後の辞退などがあったため、発表時の人数と支援人数とは若干異なります。

まなべる基金卒業生より

宮城県高校3年生

皆様からの寄附金のおかげで無事卒業を迎えることができました。受験期には、いただいた奨学金を使い、参考書を購入し、無事大学受験を終えることができました。これからも、皆様からいただいた寄附金と、何より皆様の気持ちを心に留めながら、生活をしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

岩手県高校3年生

まなべる基金の支援をしてくださった皆様に本当に感謝しております。この支援があったから私たち、それに私は卒業を迎えることができて、高校生活を本当に楽しむことができたと思っています。卒業後は、葬儀関係の専門学校へ進み、地元のために働きたいと思っています。本当にありがとうございました。

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