2021年07月26日
名取天文台
宮城県名取市
5名
名取市内の小学生に「宇宙おもしろずかん」と題したパンフレットを配布。
一部を穴埋め形式にすることで、こどもたちが自分の頭を使って考えるよう促した。
また、パンフレットにはオンライン観望会とVRプラネタリウムの案内も掲載。
YouTubeによる天体観望会とプラネタリウムの配信情報を提供。
(名取天文台)
https://www.youtube.com/channel/UCLsK29kY-iy0eUrhZcXfk7w
約4,900名
2020年8月~2021年6月
180,805円
名取市には科学館や天文台等の、理工系の体験型学習施設がなく「学ぶ→自分で確かめる」といった自らの体験を通じて学びを深める機会が不足しています。
私たちは子どもたちに体験を通じた学びができる機会を提供したいと考えました。
名取市内の小学生に「宇宙おもしろずかん」と題したパンフレットを配布しました。
「宇宙おもしろずかん」では、基本的な宇宙の知識を紹介し、小学校で学ぶ宇宙の知識を深める内容や、空に星や惑星がどう見えるかをまとめた案内図を掲載、子どもたちに実際に星空を見上げたいと思ってもらえるような内容を盛り込みました。
さらに、一部を穴埋め形式にすることで、こどもたちが自分で考えられるよう促しました。
また、パンフレットにはオンライン観望会とVRプラネタリウムの案内も掲載し、YouTubeによる天体観望会とプラネタリウムの配信を通じて家にいながら「体験を通じた学び」を提供することを目指しました。
希望者にVRゴーグルのプレゼントも行い、学習意欲の高い子どもに対して実際のプラネタリウムに近い体験を提供することを目指しました。
(開催日)
・2020年10月パンフレット配布オンライン観望会
・2020年12月パンフレット配布オンライン観望会、VRゴーグル配布
・2021年5月パンフレット配布オンライン観望会、VRゴーグル配布
【活動の成果】
コロナ禍で活動が制限される中、活動を継続していく方法について模索し、パンフレット配布やオンライン配信など、コロナ禍においても子どもたちに体験を通じた学びを提供する方法について学ぶことができました。
今回の活動はパンフレット配布やオンライン配信が主だったため、対面イベントとは違って参加者の様子を実際に見ることや、実際の声を聴くことが難しく、アンケート方法や効果測定の工夫について考えていく必要があると感じました。
【今後の課題など】
オンライン観望会について、対象が全国に広がったことにより、全国の方にサービスを提供できる一方で、当初のターゲットである名取市の子どもたちにアプローチできなくなることが懸念として挙げられました。
そのため、名取市の子どもたちに対してオンライン観望会を通じて体験を通じた学びを提供する方法として「宇宙おもしろずかん」を企画しました。
実際の名取市からの参加者は142名であり、全体の視聴者の割合としては小さく、名取市から全国に発信する意味について考えていく必要があると感じました。
オンライン観望会については引き続き継続しき、コロナ禍の状況を見て対面でのイベントも実施し、オンラインとリアルの融合によって得られる新しい価値を創ることを目指していきたいと思います。
ご支援いただきありがとうございます。
子どもたちに星空を届けたい!という想いからで始まった私たちの移動式天文台プロジェクトは、コロナ禍で活動の継続が困難になりました。
そのような中でもあきらめずに活動を継続するために、YouTube Liveでのオンライン観望会を開催しました。
人とつながることが難しいコロナ禍ですが、オンラインを通じて多くの人と星空を楽しむことができ、コロナ前は得られなかった人との繋がりも得ることができました。コロナ禍だからできないのではなく、そんななかだからこそ取り組むべきことは何か?ということを考えながら、これからも子どもたちに学びの場を提供していきたいと考えています。