東北「夢」応援プログラム土肥洋一マイスターインタビュー「一人で目標に取り組んでいるわけではない、周りに支えられているんだということを伝えたい」

2016年10月24日

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「東北『夢』応援プログラム」の遠隔指導を開始して数カ月が経ちましたが、子どもたちの取り組みの様子に変化はありましたか。

 個人差がありますが、変化が出てきている子もいます。自ら進んで挑戦する子は、練習している分、「夢宣言イベント」で初めて会ったときよりも、キャッチングが上達してきています。キャッチングは基礎だから、その後の積み重ねも上手くいっていますね。

このプログラムは、子どもたちの将来にどのような影響を与えるでしょうか。

 遠隔指導用の動画を撮って送るには、周囲の協力が必要です。ボールを投げてもらったり、動画撮影を頼んだり、家族や仲間に手伝ってもらわないといけない。この取り組みを通じて、一人で目標に取り組んでいるわけではない、周りに支えられているんだということを伝えたいです。チームプレイのサッカーだけでなく、色々な場面において、協力することの大切さや、一人で生きているわけではないということを意識できると、今後どんどん成長していけるのかなと思います。

一年後の目標を約束をした子どもたちと

子どもたちにとって、遠隔指導や普段の練習の成果を振り返る機会も大切だと考えています。土肥さんご自身は、練習や試合をどのように振り返り、その後ご自身のプレイに反映させてきましたか?

 試合後に自分たちのプレイをビデオで振り返り、次はどうしようか相談したり、新しい練習方法を試そうと話し合ったりしていました。子どもたちにも、ぜひ自分の試合中の様子をビデオに撮影し、振り返ってみてほしいです。日頃の練習の成果が生かせているかとか、基礎練習が試合と、どうつながるのかを感じてられて、子どもたちの意識もより高まるかもしれませんね。

最後に、目標や夢を達成するために最も大切なことは何だとお考えですか。

 夢も目標も力いっぱい取り組んだからと言って、必ずしも達成できるものではありません。もしかしたら無駄な努力だったと感じる結果となるかもしれませんが、とにかくやり遂げることが大切だと思っています。続けることと諦めないことが、人間として一回りも二回りも大きくなるきっかけになると思います。

活動風景

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    一年後の目標を約束をした子どもたちと
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    夢宣言イベントでのキャッチング指導
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    動画で子どもたちの取り組みの様子を確認

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