2012年08月07日
ヒルトン東京(新宿区 総支配人 ジェイミー・ミード)、イスラエルの NGO 団体 IsraAID(イスラエイド)と公益財団法人 東日本大震災復興支援財団(港区 代表理事 立石 勝義)は、8月17日より東日本大震災で被災した高校生10名をヒルトン東京へ招待し、ホテル内にて5日間の職業体験と英会話や自己開発トレーニングなどを提供する若者支援プログラムを開始いたします。
ヒルトン東京は2011年3月より、イスラエルのNGO団体で、トラウマによる心的外傷ストレス障害[PTSD]に対し、芸術や音楽などを通した独自のケア・プログラムを提供している IsraAID と共に東北被災地の支援活動を継続的に行って参りました。今年3月からは従業員を定期的に被災地に送り、「ヒルトン・クッキーセラピー」の活動を行っているほか、5月にはPTSD 緩和法の習得を目的としたワークショップ「東北の声」を開催、6月には福島県亘理町などにてホテルの味をお届する千人規模の「ヒルトン・ホスピタリティバーベキュー」を催しました。
第1期募集では、51団体の活動に総額9,494万円を助成し、陸前高田こども図書館「ちいさいおうち」(特定非営利活動法人うれし野こども図書室)やコラボ・スクール(特定非営利活動法人 NPO カタリバ)をはじめとした活動を支援しました。第2期募集では、72団体の活動に総額9,674万円を助成し、避難家庭のための交流の場づくり(特定非営利活動法人やまがた育児サークルランド)、大槌町の児童館運営(特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン)などの活動を支援しました。
この度、ヒルトン東京と IsraAID は、東北被災地や仮設住宅で生活している若者たちに、何か将来の希望に繋がる体験を提供し、より長期的な支援の創造を考え『スキル&リーダーシップ プログラム』を立ち上げました。同プログラムには、東日本大震災復興財団が行う、高校生対象給付型奨学金「まなべる基金」の奨学生の中から10名が参加いたします。期間中、学生はヒルトン東京に滞在し、5日間の職業体験と各種トレーニングを受講し、その間の食費、滞在費と交通費はヒルトン東京と東日本大震災復興支援財団が負担します。
プログラム初日はホテルスタッフによるサービスパーソンとしての心構えや、サービスの基礎トレーニング、英会話のトレーニングが行われます。その後、学生 1 名につき、ホテルスタッフ1名が『バディー』としてサポートしながら、ホテル内のハウスキーピング、キッチン、レストラン、フロント部門にて実際に接客や実習を行います。午後には IsraAID による「創造的な考え方」や「個人における地域貢献」、「パブリック・スピーキング」など、コミュニケーション能力や自己開発、社会性の育成などを目的としたトレーニングも行われ、最終日にはトレーニング受講証明書が授与されます。
ヒルトン東京、IsraAID、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団は、今後も定期的に本プログラムを実施し、今後の復興の要となる若者が、将来の希望、そして地域再生において重要な役割を果たせるようサポートして参ります。
ヒルトン東京は、世界展開を続けるホテルチェーン、ヒルトン・ホテルズ&リゾーツのホテルの一つとして昭和38年(1963年)6月14日に永田町にオープンしました。東京オリンピックの前年、正面玄関から見える庭園や500の客室には障子、襖など、随所に日本情緒を取り入れた、日本で初めての外資系ホテルとして誕生しました。昭和59年(1984年)9月1日に現在の新宿副都心に移転、新宿新都心の一角、隣に新宿中央公園という恵まれた環境にあり、充実した施設と、"ヒルトンスタンダード"といわれる高水準のサービスを誇るファーストクラスのホテルです。 8階より38階までが客室となり、スイートを含む全808室の客室は、西新宿の高層ビル街を見渡すシティービューと新宿中央公園を見下ろすパークビューの景観が選べ、障子と襖を使用し国際的ながらも日本の情緒をインテリアに取り入れた客室には、衛星放送やデジタル・ビデオ・オン・デマンド付きテレビ、全室有線/無線高速インターネットアクセスが完備されています。また、館内には、24時間営業の「マーブルラウンジ」やフレンチレストラン「ル・ペルゴレーズ」を含む7つのレストラン&バーを備えています。その他、正餐600名、立食900名まで収容可能な大宴会場と13の小中宴会・会議室、ウェディング・チャペル、室内プール、ジム、サウナ、屋外テニスコートなどを完備した24時間営業のフィットネスセンター、並びに地下駐車場など、多目的ホテルとして十分な機能を備えています。ヒルトン東京に関する詳細は www.hilton.co.jp/tokyoをご覧ください。
イスラエイド:イスラエル国際人道支援フォーラムとは国際的な12のイスラエル、及びユダヤ系支援団体からなる共同体です。イスラエイドは政府や地元の NGO と連携して支援活動、心のケアやストレス軽減、緊急医療のほか福祉、教育、若者のリーダーシップ育成、農業そして経済成長の継続的な発展を進めており現在日本、ハイチ、ケニアそして南スーダンにてその活動を展開しています。
以上