プレスリリース高校生対象奨学金給付制度「まなべる基金(第3期)」募集を開始~約350名を対象に、最大3年間、月20,000円を支給~

2013年08月29日

公益財団法人東日本大震災復興支援財団(代表理事:立石 勝義、以下「当財団」)は、東日本大震災の影響で、高校等への進学・就学が困難になった生徒の皆さまを支援する奨学金給付制度「まなべる基金(第3期)」の募集を、2013年9月2日(月)より開始しますので、お知らせします。

震災以降、岩手県・宮城県・福島県を中心とした被災地では、ご家庭の経済的事由で高校等への進学・就学が困難となっているお子さまが多くいらっしゃいます。当財団では、この困難な状況の中で、あきらめずに学ぶ意欲を持った生徒の皆さまをサポートするため、震災年の2011年11月に、在学中最大3年間にわたり月20,000円の奨学金給付を行う「まなべる基金」を創設し、第1期、第2期で合計2,013名に総額11.2億円規模の支援を行っています。

現在もそうした経済的事由により、高校等への進学・就学が困難となっているお子さまを支援することを目的に、このたび新たに募集する第3期では、約350名を対象とします。なお、本制度は当財団への寄附金を財源とした給付型奨学金のため、返還の必要はありません。
※今後の支給分を含む

「まなべる基金(第3期)」概要

1.募集期間 2013年9月2日(月)~10月15日(火) 当財団必着
2.応募資格

以下の(1)~(4)の全てを満たす方

  1. 1993年4月以降に生まれ、2014年4月1日時点で高等学校、高等専門学校、または高等専修学校等(以下「高校等」)に在籍していることが見込まれる生徒。かつ、東日本大震災発生時に 岩手県・宮城県・福島県の小学校または中学校もしくは高校等に在籍していた生徒。ただし、2013年9月現在、高校卒業資格を取得している生徒を除く
  2. 東日本大震災発生時に主に家計を支える方(家計を同一にする方の中で最も所得の高い方)が 岩手県・宮城県・福島県に居住していた生徒
  3. 東日本大震災の影響により、以下の例のような理由で家庭が経済的に困窮し、現在も経済状況 が回復しない結果、進学・就学が困難な生徒
    例:
    (1)東日本大震災により、自宅が全壊、半壊、一部損壊等の被害を受けた。
    (2)東日本大震災により、主に家計を支える方が死亡または行方不明となった。
    (3)東日本大震災により、主に家計を支える方が失業した。
    (4)東日本大震災により、進学・就学に影響が出る程度世帯所得が減収し、現在も回復していない。
    (5)自宅が福島第一原発の事故による警戒区域等にあり居住できない。
    (6)東日本大震災により、家族が傷病・障がい等を負い、その治療等に多額の出費が生じている。
    ※福島第一原発の事故による影響も含む
  4. 2013年9月現在、他の給付型奨学金(まなべる基金1・2期を含む)を受給していない生徒お よび2014年4月以降も重複受給しない生徒
3.募集人数 350名程度
4.給付金額

(1)3年制の高校等:月額20,000円

(2)4年制の高校等:月額15,000円

5.給付対象期間

(1)3年制の高校等:最長3年間

(2)4年制の高校等:最長4年間

※奨学金の給付対象期間は、各高校等の卒業までに要する最短就業年限が終了する月までとします。

6.選考・奨学生の決定 応募書類の記載をもとに、選考委員会で決定した選考基準に基づき総合的に判断し、2014年1月下旬(予定)に、在籍校宛に郵送にて通知します。
7.協力団体 特定非営利活動法人ジービーパートナーズ
8.お問い合わせ先

公益財団法人東日本大震災復興支援財団 「まなべる基金」 事務局

電話: 0120-935-459(9/2受付開始) / 0120-957-802

電話受付時間 平日 13:00~17:00(土曜・日曜・祝日:受付なし)

※詳細につきましてはホームページから募集要項をご覧ください。

http://minnade-ganbaro.jp/manaberukikin/index.html

当財団は、今後もさまざまな施策を通じて、被災地の復興支援活動に努めてまいります。

本件に関する報道関係のお問い合わせ先

公益財団法人 東日本大震災復興支援財団 広報担当 TEL:03-6889-1561

(月~金10:00~21:00)

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