2012年11月08日
東日本大震災漁業人材育成復興支援活動(宮城県石巻市雄勝地区の体験漁業支援活動)
被災して全てを失った宮城県石巻市雄勝地区の水産業の復興事業の一環として、将来ある人材に少しでも関心を持ってもらえるよう、漁業体験や漁業の現状などを、石巻市内に限らず、県外も含めた小中高生に学習してもらい、未来の漁業者を育成支援する活動を行う。
被災して全てを失った宮城県石巻市雄勝地区の水産業の復興事業の一環として、将来ある人材に少しでも関心を持ってもらえるよう、実際の漁業体験だけでなく、漁師さんを講師として、漁業の現状や漁師の生活などの講話、船の上でも、養殖や作業に関する丁寧な説明をしていただき、石巻市内に限らず、県外も含めた小中学生に学習してもらい、未来の漁業者を育成支援する活動を行いました。
そもそも、自然の中での体験学習ということで、時期によって養殖で扱う魚介類が異なるだけでなく、被災によって、養殖の時期や内容が例年と少し変わってしまった背景があり、秋に実施した時は、ホタテの耳吊り体験、冬に実施した時は、わかめ狩りを行いました。
初回は、被災した地元の石巻市立雄勝小学校の5年生9名に、ホタテの耳吊り体験と漁業や養殖、雄勝の自然に関する講話を漁師さんにしていただきました。
2回目は、石巻市雄勝町の隣エリアの飯野川第一小学校の4年生の皆さんにPTAの行事として、親子合わせて33名に、わかめ狩りと講話にご参加いただきました。
3回目は、仙台の小中学生や里親施設のお子さんたち、そして、東京からのご家族もご参加していただき、親子合わせて28名に、わかめ狩りと講話の実施となりました。
大震災があり、被災した子たちは、漁業に関わりたくない、雄勝に行きたくないという子が多いと思っていましたが、予想に反して、体験後のほとんどの子どもたちから、漁業をしたい、戻ってきたいとの意見が出ました。
また、漁業を体験したことのないお子さんたちは、船に乗れるだけで、非常に興奮している子たちも多く、わかめ狩りをして、その後、食育も兼ねて、実際に食べていただくと、お子さんたちだけでなく、保護者の皆さんにも大変喜んでいただきました。そして、次は、別の魚介類の体験漁業にも参加したいとの声も多く寄せられ、継続してほしいとのご要望をいただいています。
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