子どもサポート基金 2014年度上期アリエッティの会
2015年07月01日
アリエッティのひろばプロジェクト「宮城県石巻地域の子育て支援のための活動」
仮設住宅団地の集会所を活用した子ども・子育て支援のためのひろばの開設と運営。遊び場の少ない大規模仮設団地に、安心安全な子どもの居場所を作り、遊びを通じた心のケアや子育て家庭の支援・交流の場に活用するプロジェクト。
基本情報
- 活動期間
- 2014年4月~2015年3月
- 活動地域
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宮城県石巻市
- 支援人数
- 3,268名
- 活動人数
- スタッフ7名、ボランティア20名(のべ100名)
- 連携団体
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- 仮設開成第一団地自治会
- セーブ・ザ・チルドレン
- 魚国総本社
写真
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活動の背景・内容
活動の背景
子どもの遊び場が少なく、特に乳幼児親子の居場所が常設ではほとんどなかった地域なので、子育てひろばを開設することで子育て支援をする。
活動の内容
●常設の子育てひろば「アリエッティのひろば」の開設と運営
2014年4月1日~2015年3月31日までの木曜を除く平日(月~金)と第1・3土曜日の10:00~15:00
●活動内容
①仮設第1団地集会所を利用した遊びの環境作り。
②遊びを通じた心のケア
③子育て家庭の交流・情報提供(ブログや通信の発行)
④絵本の読み聞かせ活動(おはなしの森)
⑤世代間交流(いちごカフェ)
⑥毎月のお誕生会
⑦リフレッシュ講座(専門性のある講師をボランティアでお呼びし子育て中の親を対象に講座を開く)
⑧季節のイベント(お花見・お下がり会・野菜苗植え・もちつき・プール開設・夏まつり・夏野菜収穫体験・ハロウィンパー ティー・芋煮・クリスマス会・豆まきなど)
ひろば開設中は2~3名のスタッフが集会所で利用者が過ごしやすいよう、掃除や遊具の消毒・安全などに気を配る。また、スタッフは利用される方とお話をしたり、お子さんと遊んだり、受け入れ態勢を整える。イベントを企画運営し、利用者と共に楽しむ。7月にはセーブ・ザ・チルドレンの紹介で魚国総本社からピザ窯カーとご当地キャラが仮設団地内に来て、クイズ形式の食育や紙芝居とピザの試食が行われた。
活動の成果
2014年4月1日~2015年3月31日の期間で開設日は208日(台風の影響で3日開設できない日)
毎月200~300名ほどの利用があり、何度か遊びに来ていると子どもにせがまれて来所したという声が聞かれた。また、仮設住宅にお住いの方は孫が遊びに来ると集会所で過ごせるので良かったと話してくれた。
毎週火曜日の世代間交流では子どもと遊んでくれる高齢者やイベント時には率先してお手伝いをいただくなど、ありがたい関係性を持つことができた。
寄付者へのメッセージ
震災により、東北の被災3県は特に注目されました。お陰様でそれぞれ復興に向けて動き出しており、石巻地域も目覚ましく子ども・子育て支援が進んできました。目に見えないところではまだ先の見えない不安を抱えているのも事実です。皆様方の支えを必要としております。今後ともよろしくお願いたします。
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