2018年09月13日
石巻市における不登校・引きこもり状態にある小・中学生を支えるサポート活動
不登校状態にあるにも関わらず、公営の適応指導教室や民営のフリースクールに通学できずに、自宅や自室に短期または長期にわたって引きこもっている小・中学生のもとへ、制度の狭間を超えて、スタッフとボランティアが訪問し、社会復帰への糸口をつくる。
自宅や自室に引きこもっている小・中学生が社会復帰すること。
(部署移動などがあったため)関係機関訪問、アウトリーチ活動紹介、スタッフ研修(以後、月1回の頻度で研修を行った)
訪問回数:4回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施(以後、面談やつなぎ状況に応じて行った)
訪問回数:6回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:8回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:10回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:8回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:13回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:10回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:14回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:15回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:12回
zスタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:9回
スタッフ研修、保護者面談、アウトリーチ活動、ケース会議の実施
訪問回数:13回
17ケースと接点をもち、5ケースの訪問サポートを実施する。
ある女子児童(ケーススタート時小5、現在小6)は、2年間近くの不登校、また自宅へのひきこもり状態が続き、外出もできない状態にあった。不登校支援員や学校教員などが訪問するものの、本人とは面会することができず、支援の糸口が見出せないところに、学校から支援の要請が入り、本事業で関わることになった。ひきこもり生活を続ける中で、携帯ゲームやタブレット端末でのアプリなどで遊ぶことが多くなっていたため、同じような趣味に精通する学生ボランティアを同行した上で訪問。共通の趣味の話題やゲームの攻略方法などを会話の糸口にしながら、本人の希望や目標、抱えている気持ちなどを吐き出すプロセスを重ねた。半年経過後に、本人の希望もあって、ゲームセンターに行くという2年ぶりの外出を果たすことになった。現在では、学校に復帰することができ、中学校進学を楽しみにしている。
震災から6年が経過してもなお、継続的なご支援をいただけていたことに、心より御礼申し上げます。
石巻市は2016年度から、本格的な復興公営住宅の造成・転居が始まり、新市街地が形成され始めています。新たなコミュニティが生まれる中で、様々な問題も顕在化してきました。
児童数が大幅に減っている沿岸部の学校と、児童数が急増している内陸部の学校。それぞれ子ども達を取り巻く環境が変化する中で、学校への不適応をはじめとした問題も生まれています。
また、仮設住宅ではかからなかった家賃が、復興公営住宅では発生するなど、経済的な変化もあり、生活困窮が顕在化する世帯も目に見えてきました。
こういった中で、震災から6年経った今こそが、本当の復興の力が試されていると強く感じています。
ぜひ今後も末長く東北に思いを馳せていただけたら幸いです。本当にありがとうございました。
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