子どもサポート基金 2017年度一般社団法人Bridge for Fukushima

2019年02月15日

高校生メンタリング①.jpg

地域人材として必要な知識を身に付けるプラットフォームを構築します

進学校から関東圏の大学に進み首都圏に就職するという構造から、震災以降福島に関心を持つ高校生が急増してきたことを機として、復興や地域人材として活躍出来るプラットフォームを構築します。 最終的には、大学卒業後福島に戻り何らかの事業を立ち上げるような人材となるような継続的な研修プログラムを提供します。

基本情報

活動期間
2017年4月~2018年3月(複数年助成2年目)
活動地域
福島県福島市
活動人数
スタッフ 5名、ボランティア延べ 27名
連携団体
  • ・福島県立福島高等学校(各事業/高校生への周知)
  • ・NPO法人コースター(各事業/高校生への周知、事業サポート)
  • ・NPO法人相馬はらがま朝市クラブ(各事業/高校生への周知、事業サポート)

写真

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    地域外研修 久米島
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    地域外研修 徳島
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    大学生プロジェクト

活動の背景・内容

活動の背景

大学卒業後も福島の復興や地域課題に関わりたいとの結果が出ているものの、これらの事業を行っている団体は少なく、福島の活動に関わりたい大学生が活動できていないという声が大学生メンバーからありました。

高校生時代に活発に活動していた活動が途切れることなくできるよう、また活動している高校生の伴走ができるような場が必要とされており、それら構築を目標としています。

活動の内容

4月の活動

・継続メンバーと新規進学者によるBFF大学生チームの結成

 →47名による大学生チームを結成

・第1回作戦会議の実施

 →作成会議既存コアメンバーの5名が参加

・プロジェクトプランニング研修(PCM手法)

 →PCM研修へ1名が参加

5月の活動

既存メンバーによる高校生メンタリング開始。高校生10名へ実施、8月まで継続予定。

6月の活動

高校生へのメンタリング実施

7月の活動

・高校生へのメンタリング実施

・大学生プロジェクトの発掘会議実施

8月の活動

・高校生主催合宿の大学生によるメンタリング実施

 →福島の高校生10名、中国の高校生への実施

・第2回作戦会議の実施

 →福島の課題についてブレストし、課題の発掘を行うことができた

・新規大学生メンバーによる高校生向けメンタリング実施

 →新規大学生メンバーのうち、3名がメンタリングを開始

9月の活動

・大学生による復興/福島の社会課題解決事業開始

 →福島県産の食品を使っての6次化商品開発プロジェクト

10月の活動

高校生へのメンタリング実施

11月の活動

・ワカモノネットワーク構築合宿の企画開始

・高校生メンタリング

12月の活動

・ワカモノネットワーク構築合宿の企画開始

・高校生メンタリング

1月の活動

・地域外研修について打ち合わせ、参加メンバーによるチームの結成

・高校生メンタリング(3月合宿まで継続メンタリング)

2月の活動

・地域外研修実施(徳島、久米島の2地域)

3月の活動

・高校生主催合宿の大学生によるメンタリング実施

・高校生主催合宿へ大学生メンター4名参加、高校生8名

活動の成果

定量的な成果

・大学生がメンタリング研修、プロジェクトマネジメント研修を受講することにより、高校生へのメンタリングの質が向上し、高校生参加者の満足度が非常に高かった。

・福島出身の大学生、福島県内の大学へ進学した大学生がともに高校生のメンタリングを行うことで、新しい繋がりが生まれた。首都圏へ進学した学生がSNSなどで遠隔でメンタリングを行い、福島県内大学進学者が事務所で直接のメンタリングを行う等、大学生同士での発展したメンタリングを行うようになった。

・大学生メンターの質が向上してきたことから、メンタリングの際の課題などを学生たちで共有し、解決策を見つけていくなど大学生のアクティブラーニングも盛んになっている。

直面している課題など

福島県外へ進学する大学生が多く、現状ほとんどの大学生メンターが首都圏に進学している。

そのため合宿や高校生事業へのメンタリング活動として福島に継続的に帰っている状況がある。

今後は、福島県内大学進学者の層の開拓を行っていくとともに、大学生チーム、ひいては高校生を含めた大きなコミュニティの形成が必要となっている。

また、これまで大学生メンターが個人のスキルアップを行ってきた中で団体として、大学生メンターコミュニティとしてノウハウの蓄積が必要となっている。

寄付者へのメッセージ

日頃より、ご支援いただき誠にありがとうございます。

お陰様で大学生・高校生もより活発に活動をすることが出来ています。

その学生たちの輪も徐々に広がり、それぞれがそれぞれに求められる場所でリーダーシップを発揮し活躍しています。

今後も福島からより良い人材を生み出せるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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