子どもサポート基金 2018年度特定非営利活動法人亘理いちごっこ

2019年09月24日

「はるスク」にて公演での一コマ.jpg

地域力を活かした亘理こどもサポートプロジェクト

①心や社会適応のサポートを含む学習支援「寺子屋いちごっこ」の実施 ②若い親等の子育てサポート ③長期休みを利用した子供たちの居場所づくり、体験学習の実施 ④地域ボランティア及びボランティアリーダーの養成

基本情報

活動期間
2018年4月1日~2019年3月31日(複数年助成3年目)
支援人数
未就学児30名、小学生300名、中学生1,325名、高校生30名、大学生30名、その他保護者等150名
活動人数
団体スタッフ4名、ボランティア100名
連携団体
  • ・NPO法人子育てひろば夢ふうせん(まま・ぱぱサロン業務委託)
  • ・東北大学学内サークルサークルいちごっこ(寺子屋いちごっこ学生ボランティア)
  • ・スタンドアップ亘理(わたりHome Coming Day等イベント協力) 他

写真

  • 寺子屋いちごっこ授業風景1.JPG
  • 寺子屋いちごっこ授業風景2.JPG
  • 交流イベント「ありがとうの会」.JPG

活動の背景・内容

活動の背景

温暖な気候は東北の湘南と呼ばれ、いちごの栽培、農業や漁業などの第一次産業が盛んな地域であり、三世代同居の家庭が多くあった。

震災後、いちご農家をはじめ、第一次産業に大きな被害があり、住民の住環境は激変した。

2016年には災害公営住宅が完成し、仮設住宅から転居が終了。

しかし、三世代同居だった家族が、世代ごとに新しい生活をスタートさせることが多く、高齢の方は子どもや孫と離れた不安や寂しさ、子ども世代は経済的な不安や子育ての不安を抱えている。

活動の内容

4月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

5月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

6月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

②寺子屋いちごっこWelcome Party実施:23日

7月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

②サマスク(学童的要素を取り入れた居場所作り事業):24日、26日、31日

8月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

②サマスク(学童的要素を取り入れた居場所作り事業):2日、7日、21日、23日

③高校大学生被災地研修コーディネート:6日

9月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

10月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

②寺子屋いちごっこハロウィンパーティ実施:31日

11月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

②まま・ぱぱサロン:17日

12月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

②寺子屋いちごっこクリスマスパーティ実施:31日

③まま・ぱぱサロン:7日

④亘理Home Coming Day開催:22日

⑤「やさしく、なあに」上映

⑥寺子屋いちごっこ冬期講習:24日~29日

1月の活動

①寺子屋いちごっこ冬期講習:4日、5日

②寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

③まま・ぱぱサロン:31日

④「わらべうた・文学あそびとともに」:15日

2月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

②まま・ぱぱサロン:7日、11日、17日

3月の活動

①寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日(小・中学生への学習支援)

②寺子屋いちごっこ「ありがとうの会」:23日

③まま・ぱぱサロン:7日

④「わらべうた・文学あそびとともに」:19日

⑤はるスク(学童的要素を取り入れた居場所作り事業):25日~29日

活動の成果

定量的な成果

①(目標)当方施設にて寺子屋いちごっこを年間80回開催し、年間のべ2,000人以上参加している。➡(結果)寺子屋いちごっこを年間80回開催、のべ1470人。

②(目標)夏期休暇、春期休暇等にてスタプレ、デイキャンプ等のイベントをのべ8日/年開催している。子どもがのべ200人以上参加している。

➡(結果)夏季休暇に「サマスク」を7日、冬季休暇に「わたりHome Coming Day」を1日、春季休暇にはるスクを5日の合計13日開催。子どもまた、その保護者の参加人数はのべ200人。

③(目標)現在通う子どもたちの自己肯定感や社会性の向上が見られる。学生たちのサポートスキル及び意識の向上が見られる。

➡(結果)子どもたち自身が抱えている悩みやポジティブな感情を自ら話すことができている。月に一回の学生ミーティングや子どもたちへのサポートによって、子どもたちへの理解も深まった。

④(目標)地域住民も参加できる子育てサロンの実施延200人参加

➡(結果)地域住民参加型のサロン「まま・ぱぱサロン」を7回、「わらべうた文学あそびとともに」を2回開催し、のべ160名参加

⑤(目標)WEBサイトSEOの強化WEBサイト解析ソフトの導入寄付ページの作成

➡(結果)今まで手付かずであったクレジット寄付の導入ができたのは大きい。また、来年度はサイトのPV数を確認し、より多くの方へ情報を届けていきたい。

直面している課題など

①寺子屋いちごっこの参加人数/小学生の参加人数の減少

②WEBサイトの強化/主に寄附ページの作成

寄付者へのメッセージ

ご支援をいただいておりますみなさまのおかげで、子どもたちを継続的に支えることができております。

みなさまのおかげで当方に通う中学3年生も志望校に合格し、この4月から高校での新生活をスタートしています。

わたしたちは震災発生当初から子どもたちを学習やイベントを通して見守ってまいりました。

今後も子どもたちを地域全体で見守り続ける活動を続けてまいります。

本当にありがとうございます。

子どもサポート基金 2018年度 活動レポート一覧 子どもサポート基金 活動レポート一覧 活動レポート トップページ 子どもサポート基金 活動紹介