2019年09月25日
宮城県山元町における高校生を対象とした居場所作りとキャリア形成支援
高校に進学した子どもたちが、生まれ育った地域に滞留できる居場所を設け、多世代交流の機会、多様な相談対応、学習支援を提供する。
宮城県の郡部地域は震災後人口の減少と流出に拍車がかかった。
特に山元町は高校が無いため、中学を卒業した子どもたちは全員が町外に進学し、地域との結びつきが希薄になりがちである。
一方、生活の再建に取り組んできた住民の中から、多様な地域活動が現れはじめ、交流も活発になりつつある。
12日:山元町教育委員会に事業趣旨の説明
17日:山元町ひだまりホールにて事業開始以降、毎週火曜日~金曜日(週4回)の頻度午後5時~9時の時間帯で居場所を開設・運営
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度午後5時~9時の時間帯で居場所を開設・運営チラシ&ポスターを制作し、ひだまりホール及近隣の商店やスーパーに掲示を依頼し快諾をいただく。
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度ゲストスピーカーの人選について運営スタッフで協議地域枠3名、地域外枠3名をピックアップ
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度山元町で活動するコミュニティナース永井氏来訪参加者、運営スタッフのバイタル測定&健康相談AO入試のエントリーシート作成の支援開始
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度山元町企画財政課、武藤さん、引地さん来訪。
町の総合計画のヒアリングで高校生の意見を聴取したいとの依頼。
ふらっとーほくの大学生インターン来訪。大学生活に関する相談、面談練習に参加内藤ファーム内藤氏来訪(震災後に山元町に就農、まなびの森の学習支援活動にも助力いただいてきた方)差し入れの農産物を調理して、「ひだまり食堂」開催
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度山元町の地域活動に関わる方々の来訪多数あり。
地元農業生産法人に海外から参加するインド人男性来訪プチットジョア伊藤氏来訪差し入れあり大学生インターン、8月に引き続き来訪高校生の相談に応対していただく山元町のALTクラーク氏来訪
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度定時制高校に再入学した高校生の相談対応推薦入試の願書作成支援(3回)
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度定時制高校に再入学した高校生の相談対応(3回)大学の推薦入試へ向けた模擬面接を実施(1回)高校生のテスト勉強の相談に対応(毎回)
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度定時制高校に再入学した高校生の相談対応(1回)
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度定時制高校に再入学した高校生の相談に対応(1回)自主企画の会議を実施(高校生2名1回)高校受験&大学受験の勉強に励む中高生の姿が目立つ
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度2月19日山元町生涯学習課門馬氏来訪新メンバー募集ポスターを中高生に配布新メンバー募集企画を高校生が協議定期テストの勉強に励む高校生の利用が増加
山元町ひだまりホールにて、火曜日~金曜日(週4回)の頻度高校生の自主企画を実施(3月21日)多人数参加型のゲームをプロジェクターで投影して実施するゲーム大会を媒介とした地域の多世代交流企画企画および当日の運営を高校生(2名)が共同して準備 告知チラシを自主制作して、地域に配布小学5年生~大学生まで10名が参加、保護者を含む大人が5名参加して実施した。
一般社団法人ふらっとーほくが実施する大学生インターン事業に参加した大学生がひだまりカフェにも参加し、高校生との交流が活発に行われた。
①(目標)山元町の高校生を対象に居場所を設け、多世代交流の機会、相談支援、学習支援を提供する➡
(結果)居場所「ひだまりカフェ」を173回開催し、交流の機会、相談支援、学習支援を提供した。参加のべ人数は約1000名、実人数は約50名。
②(目標)高校生の学びと成長を見守りながら地域との交流機会を深めるオトナのネットワークを作る
➡(結果) 国内、国外から多様な世代、多様な関わりのゲストが来訪して高校生と交流した
③(目標)参加する高校生たちから自主的な活動企画が生まれる
➡(結果)ひだまりカフェのポスター及びリーフレットの制作を行い掲示や配布を行った。高校生の自習企画を3月に実施した。
④運営費用の圧縮
➡(結果)運営費用の圧縮 ⑤2019年度以降に予定している他地域への展開を実現するための自主財源の確保➡(結果)地域の子育て団体が集まる会議で活動報告を行い、寄付の呼びかけも行なった。つながる募金の利用申し込みを行いサービス開始となった。
高校生を利用者のターゲットとしながら、多様な世代、多様な立場の方々が足を運び交流する場が生まれつつあります。
子どもたちと地域の関わりは中学校を卒業すると途切れがちになります。
地域が高校生世代と関わりを持ち続け成長を見守る機会を設けることは、地域と高校生世代の結びつきを維持し、顔の見える関係を増やすことで長期的な地域社会の存続に寄与したいと考えています。
ご支援いただきありがとうございました。
子どもサポート基金 2018年度 活動レポート一覧 子どもサポート基金 活動レポート一覧 活動レポート トップページ 子どもサポート基金 活動紹介