2019年01月06日
震災後に増加する不登校の子どもたちの居場所づくり
被災地の不登校の子どもたちが、家以外に時間を過ごせる場所、人との関わりの中で一歩踏み出す場所としてフリースクールを運営し、助成期間中に自治体との協働事業へ移行することで継続性のある事業となることを目指す。
宮城県では、震災後に不登校の子どもが増加し続けている。当団体が 2015 年に開設したフリースクール(不登校の子どもの居場所)でも、震災によって生活困窮に陥った子ども、沿岸部から通ってくる子どもが増えている。
・ たこ焼きパーティー
・フリーマーケット出店
※登録者数:30人、延参加者数:129人、活動回数:16回
・調理活動(チャーハン)
・避難訓練
・フリーマーケット出店
※登録者数:32人、延参加者数:124人、活動回数:16回
・河北新報社職場体験
・フリーマーケット出店
※登録者数:37人、延参加者数:166人、活動回数:18回
・七夕祭り散策
・夏祭り
※登録者数:37人、延参加者数:110人、活動回数:15回
・宿泊活動
・東北大学乗馬部見学
※登録者数:42人、延参加者数:173人、活動回数:18回
・芋煮
・ハロウィンパーティー
※登録者数:44人、延参加者数:163人、活動回数:18回
・調理活動(栃木郷土料理、餃子)
・タップダンス体験
※登録者数:47人、延参加者数:144人、活動回数:17回
・クリスマス会
・創作活動(張子)
※登録者数:48人、延参加者数:161人、活動回数:16回
・初詣
・調理活動(お好み焼き)
※登録者数:53人、延参加者数:164人、活動回数:16回
・節分(恵方巻作り)
・バレンタインパーティ
※登録者数:53人、延参加者数:172人、活動回数:15回
※登録者数:55人、延参加者数:122人、活動回数:16回
①(目標)子どもの登録者数:35 名
➡(結果)子どもの登録者数:55 名(達成度157%)
②(目標)居場所としての認知、自己肯定感、自己実現に関して、アンケートの肯定的な回答割合が 60%以上
➡(結果)ほぼ達成
・居場所としての認知(来るのが楽しみに感じた:86.9%、自分にとっての居場所だと感じた:82.6%)
・自己肯定感の向上(自分のことを否定せずに受け止めてもらえた:82.6%、自分のことが前より好きになった:34.8%)
・自己実現(自分が興味関心を持てることを考えるきっかけを作ってもらえた:52.1%、興味関心を持てることの実現をサポートしてもらえた:60.9%)
③(目標)仙台市との協働事業化等、継続的な運営ができる状態になっている
➡(結果)仙台市子供相談支援センターから相談員派遣による、連携拠点の開設日の増設
④(目標)本助成以外から、当事業に係る収入として、4,372,000 円以上を調達できている。
➡(結果)目標を大幅に達成:9,357,021 円
【参加者アンケートの抜粋】
・日常がより楽しくなり、とても感謝してます。これからもよろしくお願いします。
・参加した事で新しい友達に出会った。その新しい友達と一緒にいることがすごく楽しいので、アスイクに来た良かったなと思ってます。スタッフさん方も優しく接してくれて、居やすい場所です。
・私たちが楽しめる企画を考えてくれていいと思う。私みたいに一人ですごしているとき、話しかけてくれてうれしい。
・周りの雰囲気がとても自由な感じがして、学校よりすごく行きやすかった。
当法人の活動をご寄付で支えていただき、ありがとうございます。
不登校の要因は明確なものではなく、様々な要因が絡まっていることが多くあります。仙台市の不登校率は震災以降年々増加しており、震災の影響が少なからずあるのだろうと考えています。
不明確な見えにくさはありますが、ご寄付のおかげで存続している子どもたちの居場所をこれからも続ける道筋をつくっていきます。
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