2020年08月01日
釜石の高校生のための地域内外の社会人との対話交流および高校生が主体となった地域での活動を促進するための活動
①釜石高校・釜石商工高校を対象とした社会人との対話交流プログラムの企画運営 ②高校生と地域との接続サポート ③地域活動の促進 ④活動基盤整備・強化
釜石高校、商工高校ともに近い将来のクラス減が想定される中(商工高校は2018年度より5クラスから3クラスに減少)、両高校ともに地域の高校としての在り方を検討し、地域課題解決や地域の協力による人材育成に関心を深めている。
震災を契機とした地元人材のUターンや、復興支援で様々な企業の社員がボランティア等で関わるなど、地域に関わる人材の多様性は増しており、彼らのスキル・経験を生かしたプログラムに期待ができる。
・4/15(月) 高校魅力化コーディネーター募集開始
・4/24(水) 実行委員会総会(2019年度活動計画と予算の承認)
・5/28(火) Kamaishiコンパス(商工高校3年生対象)
└11の対話講座開講(生徒は2講座選択)
・6/22(土) Kamaishiコンパス(釜石高校2年生対象)
└21の対話講座開講(生徒は3講座選択)
・7/25(土) Kamaishiコンパス(商工高校2年生対象)
└10の対話講座開講(生徒は2講座選択)
・8月上旬 Kamaishiコンパス活動パンフレット完成
・8/24(土) Kamaishiコンパス(釜石高校2年生対象)
└14の対話講座開講(生徒は2講座選択)
・同上 放課後コンパス
└講師にさらに話を聞きたい生徒を対象とした延長セッション。2人の講師に希望あり
・9/24-25 ラグビーワールドカップ釜石大会まちかどボランティアサポート
・9/30(月) 実行委員会中間総会
└上半期活動状況報告
・10/19(土) Kamaishiコンパス(釜石高校1年生対象)
・同上 放課後コンパス
└講師にさらに話を聞きたい生徒を対象とした延長セッション。2人の講師に希望あり
・KamaishiコンパスWebサイト完成予定(https://kamaishicompass.com/)
・11/30(土) Kamaishiコンパス(釜石高校1年生対象)
└18の対話講座開催(生徒は2講座選択)
・12/2 釜石コンパスサポーターズ交流会@東京
└関東近辺から釜石コンパスに参加したことのある講師や協力者への活動報告会
コンパスを経験したOB/OGの大学生が参加しプログラム改善に向け意見交換を実施
・12/12(木) Kamaishiコンパス(商工1年生対象)
└日本ペップトーク普及協会の浦上大輔氏を講師に迎え基調講演を実施
・1/13釜石市成人式に釜石コンパスブースを設け、新成人が高校2年生時に作成したアクション宣言の写真を展示
・釜石市成人式にてプログラムの効果測定を目的としたアンケート実施
・2/6(木)Kamaishiコンパス(釜石中学校2年生対象)
・教育魅力化コーディネーター1名着任(さらに1名は4月1日着任予定)
・3/25実行委員会総会
└2019年度収支決算の承認
2020年度活動計画および予算の承認
①(目標)高校生と社会人との交流プログラムを12回開催、高校生が900人以上参加
➡(結果)Kamaishiコンパス&放課後セッション:9回、高校生889人参加
RWCまちなかボランティア:1回、高校生51人参加
②(目標)プログラム前後で「意識が変化した」という回答をした割合:釜石高校・商工高校ともに70%以上、「行動した」という回答をした割合:釜石高校50%以上、商工高校40%以上
➡(結果)全てのコンパスプログラムで意識に変化ありは70%以上(76.8~98.1%)
釜石高校:59.2%、商工高校:44%
③(目標)事務局人材(有償スタッフ/地元出身):2名が継続的に関わっている。可能であればさらに1名が関わっている
➡(結果)スタッフ4名
④(目標)プログラムに関わる地域人材(講師・ボランティア):50名以上が参加している
➡(結果)地域人材、講師としてのべ60名が参加
⑤(目標)資金調達の担当者が情報発信媒体を用いてコンパスやイベント開催時などに寄付の呼びかけなどを行えている/HP等で常時寄付等のスキームが分かる状態になっている
➡(結果)パンフレットを活用し、講師や協力者へコンパスプログラムを説明する際に寄付の案内をしている/寄付の受付等のスキームが分かる状態になった。また、随時情報更新ができるようになった
【Kamaishiコンパス受講生徒の声】
・考え方が大いに変わって今から準備することができた(釜石商工3年生)
・働くためだけではなく、人としての大切も学べ本当に良い機会になった。(釜石商工2年生)
・自分の興味のある分野とは関係のないものであっても参考になることがあるということがわかった(釜石高校2年生)
・何かが起きることを待つのではなく、自分から行動することの大切さを学び、これからは少しずつでも自分から行動していこうと思いました(釜石高校1年生)
・高校生と社会人の交流プログラム開催回数は、放課後セッションの開催回数が少なかった(希望がなかった)ことが要因。参加方法に関するアナウンスの改善等を実施する。
・Kamaishiコンパスを経験して何か「行動した」と回答した生徒割合において、商工高校生の行動割合が少なかった。商工高校では授業時間が短いため、意識付けと情報提供の時間が不足していると予想されるため、ボランティア活動等の地域活動の情報提供の強化やプログラム内でアクションを考える時間の確保を行いたい。
ご支援いただきありがとうございます。
今年度は130名を超える社会人講師を招聘し、市内の高校生へ自分の進路を考えるきっかけの場を提供することができました。
パンフレットやHPを作成し、これまで以上に多くの方に本事業を知っていただくことが可能となりました。ラグビーワールドカップ釜石大会の開催もあり、自分で考えて行動する生徒も多く生まれました。年々行動する高校生が増えていると感じています。
今後も高校生にとってより有意義なプログラムになるよう邁進してまいります。
2年間の助成、誠にありがとうございました。
子どもサポート基金 2019年度 活動レポート一覧 子どもサポート基金 活動レポート一覧 活動レポート トップページ 子どもサポート基金 活動紹介