2020年08月01日
宮城県山元町における高校生を対象とした居場所作りとキャリア形成支援
高校に進学した子どもたちが、生まれ育った地域に滞留できる居場所を設け、多世代交流の機会、多様な相談対応、学習支援を提供する。
宮城県の郡部地域は震災後人口の減少と流出に拍車がかかった。
特に山元町は高校が無いため、中学を卒業した子どもたちは全員が町外に進学し、地域との結びつきが希薄になりがちである。一方、生活の再建に取り組んできた住民の中から、多様な地域活動が現れはじめ、交流も活発になりつつある。
高校生が町外から町に戻った後に滞留できる居場所が山元町には無いため、再開したJR常磐線の駅付近に高校生が立ち寄る居場所を設け、相談支援や学習支援を提供し、大人と交流する場を設け、高校生が身近な地域にロールモデルを見出し、地域との結びつきを再発見する機会を提供したい。
・山元町教育委員会に事業趣旨の説明
・山元町ひだまりホールにて事業開始
・以降、毎週火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・午後5時〜9時の時間帯で居場所を開設・運営
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・午後5時〜9時の時間帯で居場所を開設・運営
・ チラシ制作 ひだまりホールに配置
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・インターン大学生との交流、高校生自主イベントの実施支援
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・高校生自主イベント支援と協賛(8月17日)
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・大学推薦入試へ向けてエントリーシート作成支援
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・大学推薦入試へ向けて小論文作成支援
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・大学推薦入試へ向けて模擬面接支援
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・大学推薦入試へ向けて模擬面接支援
・山元町ひだまりホールにて、火曜日〜金曜日(週4回)の頻度
・大学推薦入試へ向けて模擬面接支援
・新型コロナウイルス感染症の影響により活動を休止
①(目標)山元町の高校生を対象に居場所を設け、多世代交流の機会、相談支援、学習支援を提供する
➡(結果)居場所「ひだまりカフェ」を168回開催し、交流の機会、相談支援、学習支援を提供した。参加のべ人数は約702名、実人数は約50名。ただし、2月〜3月に活動を実施できなかったため、目標の実施回数と参加人数には至らなかった。
②(目標)高校生の学びと成長を見守りながら地域との交流機会を深めるオトナのネットワークを作る
➡(結果)民間団体や行政に至るまで多様な訪問者を得られた(団体6件、個人15件)。
③(目標)参加する高校生たちから自主的な活動企画が生まれる
➡(結果)高校生が発案する自主企画の計画作りと実施を支援した(計画4件、実施2件)。
④(目標)自主財源の確保
➡(結果)マルシェにブース参加し寄付を得た。つながる募金の利用を行った。今年度の寄付総額は個人から寄せられた総額15,000円に止まった。
支援してきた高校生達が大学受験に臨むにあたって、ひだまりカフェでの交流や経験が大きく役立った。2019年度を通して3名の受験に関わり、希望する大学に進学することができた。
ご支援のおかげで、山元町の高校生達にとってひだまりカフェは「そこにあるもの」と言えるほど定着した活動になっております。
関わりの深さは多様ですが、必要な時に求める深さで関われる場を創り出すことができております。
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