活動レポート ~活動実績のご紹介~
子どもサポート基金助成団体レポート
子どもサポート基金の助成先団体の活動レポートをご紹介しています。
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特定非営利活動法人亘理いちごっこ
- 地域力を生かした亘理こどもサポート事業
- 心や社会適応のサポートを含む学習支援「寺子屋いちごっこ」の実施、若い親等の子育てサポート、長期休みを利用した子供たちの居場所づくり、体験学習の実施、地域ボランティアおよびボランティアリーダーの養成
基本情報
活動期間 | 2020年4月1日~2021年3月31日(複数年助成3年目) |
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活動地域 | 宮城県 |
支援人数 | 1,447名(未就学児83名、小学生240名、中学生1,004名、高校生10名、大学生10名、その他100名) |
活動人数 | スタッフ8名、ボランティア延べ40名 |
連携団体 | 東北大学学内サークル「サークルいちごっこ」(寺子屋いちごっこ学生ボランティア) |
活動の背景/内容
温暖な気候は東北の湘南と呼ばれ、いちごの栽培、農業や漁業などの第一次産業が盛んな地域であり、三世代同居の家庭が多くあった。震災後、いちご農家をはじめ、第一次産業に大きな被害があり、住民の住環境は激変した。2016年には災害公営住宅が完成し、仮設住宅から転居が終了。しかし、三世代同居だった家族が、世代ごとに新しい生活をスタートさせることが多く、高齢の方は子どもや孫と離れた不安や寂しさ、子ども世代は経済的な不安や子育ての不安を抱えている。
4月の活動
・寺子屋いちごっこ:9日開始、毎週月・木曜日
・はるスク:1日〜17日(平日)
・小学生リモート勉強会:29日
・わらべうた・文学あそび
5月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・小学生リモート勉強会:1日、5日、6日
・寺子屋パーク:毎週水曜日
・わらべうた・文学あそび
6月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・寺子屋いちごっこWelcome Party
・寺子屋パーク:毎週水曜日
・わらべうた・文学あそび:16日
7月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・寺子屋パーク:毎週水曜日
・寺子屋いちごっこ オンライン学習会::23日〜26日
・サマスク(小学生を対象とした学童的居場所づくり)
・ポニーキャンプ
8月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・寺子屋パーク:毎週水曜日
・わらべうた・文学あそび: 18日
・サマスク(小学生を対象とした学童的居場所づくり)
・スタプレ(学習&交流としての居場所作り事業)
・寺子屋いちごっこ中学3年生夏期講習
9月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・寺子屋パーク:毎週水曜日
・わらべうた・文学あそび: 15日
10月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・寺子屋いちごっこハロウィンパーティ:29日
・寺子屋パーク:毎週水曜日
11月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・寺子屋パーク:毎週水曜日
・おはようシアター:11日
12月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・寺子屋いちごっこクリスマスパーティ:21日
・寺子屋いちごっこ中学3年生冬期講習
・ふゆスク(小学生を対象とした学童的居場所)
・寺子屋パーク:毎週水曜日
1月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・ふゆスク(小学生を対象とした学童的居場所)
・寺子屋パーク:毎週水曜日
2月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・寺子屋パーク:毎週水曜日
3月の活動
・寺子屋いちごっこ:毎週月・木曜日
・寺子屋パーク:毎週水曜日
定量的な成果
①(目標)地域ボランティアや自治体等との地域連携を図り、当方施設、復興住宅地寺子屋いちごっこおよび寺子屋パークを年間120回開催し、年間のべ2,000人参加している。
➡(結果)当方施設において寺子屋いちごっこおよび寺子屋パークを年間114回開催し、参加者数はのべ1,000人超。
②(目標)夏期休暇、春期休暇にスタプレや学童を開催している/子どもがのべ300人/年以上参加している。
➡(結果)春季休暇に学童を開催し、のべ58名参加している。
直面している課題など
コロナ禍により、ボランティアによる当方への活動参画が難しい状況となっている。特に大学生について、子どもたちには欠かせない存在であったが、大学等の対応により課外活動への制限がかかってしまっている。リモートでの参画を試みたが、ボランティアのモティベーションを維持するのが難しかった。
当方の活動をお支えいただき、ありがとうございます。今年度も多くの子どもたちと接してきました。当方に通っている中学3年生も全員進学する高校が決まり、新天地での学校生活をスタートしています。震災から10年という区切りの年に、コロナ禍という情勢で、満足な活動を遂行できなかったことが心残りです。これからも、さまざまな状況下においても、地域に寄り添いながら、地域に必要な活動を展開して参ります。