2020年09月21日
宮城県山元町における高校生を対象とした居場所作りとキャリア形成支援
高校に進学した子どもたちに生まれ育った地域に滞留できる居場所を設け、多世代交流の機会、多様な相談対応、学習支援を提供する
宮城県の郡部地域は震災後人口の減少と流出に拍車がかかった。特に山元町は高校が無いため、中学を卒業した子どもたちは全員が町外に進学し、地域との結びつきが希薄になりがちである。一方、生活の再建に取り組んできた住民の中から、多様な地域活動が現れはじめ、交流も活発になりつつある。
高校生が町外から町に戻った後に滞留できる居場所が山元町には無い。再開したJR常磐線の駅付近に高校生が立ち寄る居場所を設け、相談支援や学習支援を提供し、大人と交流する場を設ける。高校生が身近な地域にロールモデルを見出し、地域との結びつきを再発見する機会を提供したい。
山元町まなびの森拠点(実施8回、参加人数17名)
・山元町まなびの森拠点にて5月22日まで実施
・防災拠点が利用可能になり5月26日からひだまりホールにて実施再開
・実施回数15回、参加人数28名
山元町ひだまりホール(実施17回、参加人数49名 )
山元町ひだまりホール(実施回数17回、参加人数27名)
山元町ひだまりホール(実施回数16回、参加人数31名)
山元町ひだまりホール(実施回数18回、参加人数28名)
山元町ひだまりホール(実施回数18回、参加人数29名)
山元町ひだまりホール(実施回数16回、参加人数20名)
山元町ひだまりホール(実施回数15回、参加人数22名)
山元町ひだまりホール(実施回数16回、参加人数22名)
山元町ひだまりホール(実施回数14回、参加人数27名)
山元町ひだまりホール(実施回数18回、参加人数28名)
①(目標)「居場所」の実施回数
・山元地区 160回/年
・角田地区 60回/年
・「居場所」の利用者延べ人数1500人/年、交流機会の提供50回/年
➡(結果)
「居場所」の実施回数
・山元地区 184回/年
・角田地区 0回/年
「居場所」の利用者延べ人数328人/年、交流機会の提供 40回/年
山元の実施回数は計画回数を超えて実施できた。しかしながら参加人数は感染症予防の風潮の中で低調に推移した。
②(目標)ネットワーク参加者30名(個人及び団体)
➡(結果)ネットワーク参加者30名(個人及び団体)
小学1年生〜5年生で東日本大震災を経験した世代が「ひだまりカフェ」を利用してきました。震災によって身近な地域で起こった社会と家庭の大混乱を経て、多様な不安や課題を抱えながら子どもたちは成長してきました。この時期に子どもたちに寄り添い成長を見守る機会を与えてくださった寄附者の方々へ心から感謝いたします。
子どもサポート基金 2020年度 活動レポート一覧 子どもサポート基金 活動レポート一覧 活動レポート トップページ 子どもサポート基金 活動紹介