双葉郡は震災と原発事故により甚大な被害を受け、いまもなお、多くの子どもたちが避難生活を余儀なくされています。双葉郡にあった5つの高校は休校し、現在は「県立ふたば未来学園高等学校」のみの設置となっています。ここには、故郷で学びたいという想いを持った生徒が通う一方、避難で転校を繰り返し、大きな喪失経験の中、不登校になったり、学習に大幅な遅れがでたり、自信を持てずにいたりする生徒も通っています。
活動により、震災によって大きな喪失経験を持った子どもたち510人のための放課後の居場所・学び場の確保および震災の影響下で生まれ育っても”未来は創り出せる”とふたば未来学園に通う子どもたちが信じることができる教育環境整備する。

4月の活動

コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
　※オンラインでの運営含む

5月の活動

コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
　※オンラインでの運営含む

6月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置
・前期中間考査期間学習支援（6月11日～6月22日）

7月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置

8月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置

9月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置
・前期期末考査期間学習支援（9月3日～9月9日）

10月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置

11月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置
・後期中間考査期間学習支援（11月4日～11月12日）

12月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置

1月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置

2月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置
・後期期末考査期間学習支援（2月9日～2月18日）

3月の活動

・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営　(学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援）
・探究授業への全班へのメンター配置

定量的な成果

①（目標）年4回全ての考査期間における学習支援を実施し、延べ2,000人の生徒が利用している
➡（結果）4回の考査期間における学習支援を実施し、延べ2,386人の生徒が利用。

②（目標）コラボ・スクール双葉みらいラボを、延べ8,400人の生徒が利用している
➡（結果）コラボ・スクール双葉みらいラボを、延べ9,370人（高校生7,823人／中学生1,547人）の生徒が利用。
※4～5月（4月23日～5月22日）休校期間にオンラインプログラムに参加した生徒延べ322人（高校生244人/中学生78人）を含む。

③（目標）メンターの配置した探究学習の授業が延べ138日（23コマ×6クラス）実施されている
➡（結果）メンターの配置した探究学習の授業が延べ162日（27コマ×6クラス）実施された。

④（目標）コラボ・スクール双葉みらいラボを、延べ144人の地域の方が利用している
➡（結果）コラボ・スクール双葉みらいラボを、延べ181人（オフライン：160人、オンライン：21人）の地域の方が利用した。

直面している課題など

新型コロナウイルス感染症の影響により、来館する地域の大人が減少し、現地ボランティアに来ることができる人の制限を設けています。オンラインでの取り組みを推進してきましたが、まだ十分な環境が整ったとは言い難い現状です。オンラインとオフラインを組み合わせた新しい支援体制に変えていく必要があると感じています。

この1年間は休校期間やソーシャルディスタンスを意識した生活など、生徒たちにとっては大きなストレスを抱える期間になりました。しかし、感染対策を施した上での運営とオンラインの学習環境を整えることで、みらいラボは生徒たちにとって安心安全な居場所であり、探究活動や進路実現に向けた挑戦・成長の場になり続けております。
いつも温かいご支援をありがとうございます。今後ともご支援よろしくお願いいたします。