2022年09月12日
宮城県石巻市及び仙台市の復興住宅4地区での子どもを中心としたコミュニティ作り活動
復興住宅へ移転した地域住民と子どもたちが互いに見守り合う「子どもを中心においたコミュニティ」作りを行う。子どもたちが安心して遊べる「遊びのひろば」とアートを活用したワークショップやお茶会を通して参加者の交流を深める。活動は、初年度1ヵ所から始め5年後には4ヵ所で行う予定。
さまざまな状況を持つ住民たちにはコミュニティ作りに対する意識の差が大きい。団地会としては問題意識があっても解決する手法が分からないとの声が聞かれる。子どもたちの間に壁はないのに比べ、大人の間には公営住宅と戸建て住宅の住民の間には精神的壁があり、互いに不安を持っている。住民である大人同士が繋がることにより、子どもを中心とした豊かなコミュニティが構築されていくと考える。
・新立野 活動3回
・あけぼの北 活動5回
・釜地区(上釜)活動休止(新型コロナウイルスの影響で活動自粛)
・田子西(仙台)活動休止(新型コロナウイルスの影響で活動自粛)
【活動一例】
新蛇田第一集会所でプラバン、レジンを使った制作活動を行う。
・新立野 活動休止(新型コロナウイルスの影響で活動自粛)
・あけぼの北 活動5回
・釜地区(上釜)活動休止(新型コロナウイルスの影響で活動自粛)
・田子西(仙台)活動1回
【活動一例】
新蛇田第一集会所前で新型コロナウイルスの影響で今後の活動についてどう考えるか参考にするため地域の大人、子どもに対して最近の生活や遊びの様子や不安感等についてのヒアリングを行う。
・新立野 活動4回
・あけぼの北 活動5回
・釜地区(上釜)活動1回
・田子西(仙台)活動休止(新型コロナウイルスの影響で活動自粛)
【活動一例】
コロナの影響により、集まれない不安感や新しく作る道路に対しての安全面での不安などを共有した。
・新立野 活動5回
・あけぼの北 活動4回
・釜地区(上釜)活動1回
・田子西(仙台)活動1回
【活動一例】
石巻市内において新型コロナウイルスの感染者が出たとの発表直後での公園はいつもと変わらない様子であった。公園に集まっている子どもたちからも保護者から引き留められる様子はなかったとのこと。
・新立野 活動4回
・あけぼの北 活動4回
・釜地区(上釜)活動2回
・田子西(仙台)活動1回
・新立野 活動休止(新型コロナウイルスの影響で活動自粛)
【活動一例】
農園にて下校中の小学生や近くに住む散歩中の親子に声をかけ、農園活動について周知、コロナによる不安感などについてヒアリングした。
・新立野 活動3回
・あけぼの北 活動4回
・釜地区(上釜)活動7回
・田子西(仙台)活動1回
【活動一例】
電話に打ち合わせを行ない、12月の町内会のクリスマス会について後日直接お話する時間を設けることになった。
・新立野 活動1回
・あけぼの北 活動5回
・釜地区(上釜)活動11回
・田子西(仙台)活動1回
【活動一例】
上釜地区の子ども会でのさつまいも堀に参加する。子ども会の様子や地域の行事など共有した。
・新立野 活動3回
・あけぼの北 活動3回
・釜地区(上釜)活動13回
・田子西(仙台)活動1回
【活動一例】
子どもたちで焚き火を楽しむ。皆で焼き芋づくりをしたり、畑のむかご取り等をして楽しんだ。親子の参加もあった。
・新立野 活動1回
・あけぼの北 活動3回
・釜地区(上釜)活動10回
・田子西(仙台)活動1回
【活動一例】
町内会主催のクリスマス会の補助として参加。今年は例年のような活動を実施できていなかったが、子ども達と再会し学校での出来事や、最近の過ごし方などを話した。
・新立野 活動1回
・あけぼの北 活動4回
・釜地区(上釜)活動7回
・田子西(仙台)活動1回
【活動一例】
下校時の子どもの見守り活動を行う。地域の親子が白菜を収穫していった。児童クラブに迎えに来られた保護者がまた暖かくなったら農園活動に参加したいとのこと。
・新立野 活動1回
・あけぼの北 活動2回
・釜地区(上釜)活動10回
・田子西(仙台)活動1回
【活動一例】
個別訪問する。公園には小学生はあまり集まらなくなり、家の中で遊ぶようになった様子。
・新立野 活動1回
・あけぼの北 活動2回
・釜地区(上釜)活動5回
・田子西(仙台)活動2回
【活動一例】
プレーパーク活動を行う。放課後児童クラブのお迎えに来られた親子が野菜の収穫体験をした。
①パンフレット、ホームページのリニューアル
②地元新聞・広報紙への掲載
③にじいろクレヨン書籍の作成、販売
④クラウドファンディング挑戦
①ノベルティグッズ作成
②イベント・ギャラリーでの販売
①(目標)4地区の復興住宅において遊びのひろばを48回開催し、960人以上が参加している。。
➡(結果)遊びのひろばを77回、視察、ヒアリング等を70回実施した。活動には360人以上が参加した。
②(目標)4地区の復興住宅において、子どもを見守るコミュニティなどが50組構築される。
➡(結果)活動を短時間にしたことで、滞在時間も減りこれまで関係性が出来つつあったところが薄れてしまうのではとも思ったが、なかなか集まりにくい状況の中で、これまでの顔見知りの方と会える安心感や、息抜きの時間にもなっていたようだった。
③(目標)自治会、自治連合会、関係団体との打ち合わせを24回、関連団体との交流会を年5回開催する。
➡(結果)関連団体のと打合せ、ヒアリングは32回実施した。当初予定していた交流会は感染症対策のため自粛した。
(目標)ノベルティグッズの開発と販路開拓、販売により収益を上げる。
➡(結果)目標の1/3程度にとどまった。コロナの影響で対面での販売、ワークショップの開催が困難だった。販売・販路開拓に関してもっと積極的に行なえたら良かった。
新型コロナウイルスの影響により、当初予定していた活動計画とは異なるが、屋外での活動やヒアリングなどを重ねるなど他の手段での地域づくりを模索している。
これまで行なっていた活動場所からは、子ども達が活動再開を楽しみにしていることや、地域の大人が少しでも通常の生活に戻すための工夫を考えていることを知ることができた。もちろん、安全面の徹底は必須だが、窮屈な環境を脱するための方法を模索することも地域の子どもや全体の豊かさに目を向けている姿と感じている。私たちも、活動方法の提案や試行をサポートしたい。
新型コロナウイルスによって、当団体としても活動の自粛を余儀なくされたり、活動地域の町内会自体も集会所等の利用を自粛していたため、地域での活動を十分に果たすことができなかった。特に今年度は活動が地域の中に根付く形を具体的に実行しながら伴走をする一年になる予定だったか、なかなか積極的に活動することが難しく、来年度のサポート方法を模索している。
活動へ賛同いただき、継続的にご寄付いただきありがとうございました。
一昨年から、感染症対策のため変化の多い活動となりましたが、これまで積み重ねてきた地域主体の子どもを見守るコミュニティ作りを継続することができました。
東日本大震災から10年となり、今後はより一層地域の力と、団体として自走していくことを意識して活動していきます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
子どもサポート基金 2020年度 活動レポート一覧 子どもサポート基金 活動レポート一覧 活動レポート トップページ 子どもサポート基金 活動紹介