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子どもサポート基金助成団体レポート

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公益社団法人 3.11みらいサポート

宮城県石巻市の伝承施設「MEET門脇」を通じた次世代への継承
民間伝承施設「MEET門脇」において教育旅行の来訪者を調整すると共に、地域主体で子ども向け防災展示を活用し、災害から命を守る「生きる力」を育んだ世代が増加し、幸せに暮らせる新しい社会の実現に寄与する。

基本情報

活動期間 2021年4月1日~2022年3月31日(複数年助成1年目)
活動地域 宮城県石巻市  
支援人数 8,148名(未就学児62名、小学生669名、中学生1,009名、高校生1,454名、大学生461名、その他4,493名)
活動人数 スタッフ12名、ボランティア延べ90名
連携団体 かどのわき町内会
日赤宮城県支部 他

写真

活動の背景/内容

活動の内容

小学生は震災の記憶がない世代になっており、祈念公園や震災遺構等の伝承施設の連携により教訓を学ぶ機会の創出と共に、生きる力を未来の世代へ継承していく仕組みづくりが求められている。
災害から命を守る「生きる力」を育んだ世代が増加し、子ども達が大切なものを支えあい、幸せに暮らせる新しい社会の実現に寄与する。

活動の内容

4月の活動

※新型コロナウイルスの緊急事態宣言、まん延防止措置により、4、5月分の1,400名の受入れ予定がキャンセル

・MEET門脇を水曜以外毎日開館

5月の活動

※新型コロナウイルスの緊急事態宣言、まん延防止措置により、4、5月分の1,400名の受入れ予定がキャンセル

・MEET門脇を水曜以外毎日開館
・コラボ・スクール「双葉みらいラボ」の運営 (学習支援、キャリア学習支援、探究学習支援)
※オンラインでの運営含む

6月の活動

※新型コロナウイルスの緊急事態宣言、まん延防止措置により、6月予定の修学旅行2件415名が延期、1件63名がキャンセル
・MEET門脇を水曜以外毎日開館
・石巻工業高校、日和幼稚園遺族有志の会とMEET門脇活用の打ち合わせ

7月の活動

・MEET門脇を水曜以外毎日開館
・子ども漫画体験動画の3名追加展示
・日和幼稚園遺族と協働による絵本づくり

8月の活動

・MEET門脇を水曜以外毎日開館
・宮城教育大の全国教職員被災地研修受け入れ
・KHB取材対応

9月の活動

・緊急事態宣言下でも、MEET門脇を水曜以外毎日開館
・東北大1年生が制作した伝承動画を公開
・河南東中学校で防災マップサポート

10月の活動

・MEET門脇を水曜以外毎日開館
・伝承館誘客企画でアプリツアー
・石巻小学校6年生防災マップ相談対応
・シェイクアウト訓練と門脇町内会の避難訓練

11月の活動

・MEET門脇を水曜以外毎日開館
・ Bremen主催で「防災まちあるき」実施
・MEET門脇以外の場所での防災教育
・らいつ、石巻小学校、桃生小学校、釜小学校での防災マップづくりサポート計10回

12月の活動

・MEET門脇を水曜以外毎日開館
※年末年始も休まず営業
・参加型運営協議会伝承部会
・MEET避難訓練

1月の活動

・EET門脇を水曜以外毎日開館
※年末年始も休まず営業
・福島県出身大学生とオンライン語り部の打合せ

2月の活動

・MEET門脇を水曜以外毎日開館
・NHK高知 MEET門脇と漫画動画の若者を取材
・来街者避難訓練を門脇町内会と共催で実施
・石巻出身の大学生がオンライン語り部 26名

3月の活動

・MEET門脇を水曜以外毎日開館
・石巻の復興祈念公園内で3.11の集い
・らいつ「ぼくらの防災マップ」完成報告会
・オンライン公開語り部 気仙沼の若者の語り部
・MEET門脇シアター画像へのNHKスペシャル素材追加
・祈念公園参加型協議会WEBサイトを行政・市民団体と調整

活動の成果

定量的な成果

①(目標)子どもたちへ震災伝承機会を提供。震災学習プログラム参加人数:9,500名。子ども(小学生から大学生)教育旅行・研修受入れ人数:3,000名。MEET門脇来館者数:30,000名
➡(結果)震災学習参加:12,528名(オンライン8,434名含む)、こども教育旅行:3,233名、MEET門脇来館:7,645名。
震災学習はオンラインが無ければ達成できなかった。
コロナ禍によりMEET来館は目標達成が程遠かったが、東北への修学旅行代替でこどもの修学旅行受入れ目標は達成できた。

②(目標)子どもたちの防災学習への震災伝承施設活用の認知度を拡大。市内NPO、PTAなどの協力・利活用団体数:年20件、バス利用回数:年20回。
➡(結果)市内NPO、PTAなどの協力団体数:4件、バス利用:4件。
コロナ拡大によりPTA活動がほぼない中で、広報も遅れ、市内学校が来訪したが達成できなかった。市内学校への送付で次年度問い合わせは増加見込み。

直面している課題など

新型コロナ感染状況の見通しがつかず、MEET門脇新設後の来館者数達成に至らなかった。
東北や全国の子どもたちに向けた防災学習の機会創出としては、オンラインプログラムの需要が増加したことによりほぼ達成することができたが、復興祈念公園周辺への来訪が減少したことにより来館・物販・役務収入を達成することができなかった。
教育旅行窓口WEBサイトを開設し、復興祈念公園周辺一帯で来訪者を受け入れることで、来館者数の増加を見込む。

ご支援のお陰で、命を守る行動の大切さと、その行動が周りの人たちを救うことになる希望を子ども達に伝えることができ、感謝致します。
東北の子どもたちは、PTSDへの懸念などから学校や保護者からの震災学習の機会が不足しており、津波の映像や語り部の話に初めて触れる状況です。語り部さん達はコロナ禍の中でもオンラインなどの工夫を重ねており、3.11と同じ悲しみを繰り返さないために、引き続きご支援をお願い致します。

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