子どもサポート基金 2021年度NPO法人未来図書館

2022年09月21日

写真-2021-大学生-黒澤さん.jpg

学生が軸となる多様な応援団を巻き込む未来の担い手育成プロジェクト

子どもと大人の学びあいを学生が軸となり持続可能に展開する仕組みを構築。学生の視点による震災伝承の発信や「復興」をテーマの中高生との語り合いの機会の創出など応援団を巻き込み復興人材育成に寄与していきます。

基本情報

活動期間
2021年4月1日~2022年3月31日(複数年助成1年目)
活動地域
岩手県
支援人数
2,535名(小学生157名、中学生1,966名、高校生398名、大学生14名)
活動人数
スタッフ3名、ボランティア延べ618名
連携団体
  • 盛岡市子ども青少年課
  • 岩手県工業技術センター
  • 岩手県立大学キャリア支援課 他

写真

  • 写真-2021-大学生-陸前高田2.jpg

活動の背景・内容

活動の背景

どんな状況でも明るい未来を信じて自分とまわりを大切にして道をきりひらく人材、自分を知り長所短所を認め感謝の心と寛容な視点で多様性を尊重し違いを豊かさに変える力を持ち、人から学び成長し続ける人材を育成したい。

活動の内容

区分① 東北復興子ども支援事業

4月の活動

・教育機関への活動の周知/県市町村教委・県内全高校・全中学・小学校
・子どもと大人の学びあい/盛岡市立土淵中打合せ4/19
・協力者ヒアリング
・学生募集ツール作成

5月の活動

・子どもと大人の学びあい
 5/21 かだるプログラム実施、実施校打合せ
・学生募集大学への協力依頼

6月の活動

子どもと大人の学びあい、未来パスポートプログラム
・学生募集・学生企画内容検討

7月の活動

子どもと大人の学びあい、未来パスポートプログラム
・学生募集・学生企画内容検討
・関係機関協力依頼

8月の活動

子どもと大人の学びあい、未来パスポートプログラム
・高校生インターン受け入れ

9月の活動

子どもと大人の学びあい、未来パスポートプログラム
・9/21 学生企画震災伝承バスツアー

10月の活動

子どもと大人の学びあい、未来パスポートプログラム
・学生企画震災伝承バスツアー情報発信

11月の活動

子どもと大人の学びあい、未来パスポートプログラム
・5校へ冊子贈呈 
・イベント「未来を貸し出す図書館展」

12月の活動

子どもと大人の学びあい、未来パスポートプログラム
・学生サポーター開拓、育成

1月の活動

・子どもと大人の学びあい、未来パスポートプログラム
・3校へ冊子贈呈

2月の活動

・子どもと大人の学びあい、未来パスポートプログラム

3月の活動

・学生企画「復興」をテーマのかだる】新規×既存学生 2021年度活動報告会

区分②資金調達力強化事業

資金調達力強化事業 概要

一口応援、B2ポスター、横断幕、ジブン未来パスポートなどへのロゴマーク、企業名掲載の仕組みについて、継続して応援いただけるよう改善し企業アプローチを実施。収益をもたらす新たな事業や商品の開発を実施。

活動の成果

定量的な成果

区分①東北復興子ども支援事業

①(目標)学生サポーターとして5名~10名が育成される。
➡(結果)学生サポーター14名。

②(目標)小中高生2,000名以上を対象に学びあいを実施。
➡(結果)小中高生2,521名を対象に実施。

③(目標)学生による各種マニュアルが整備される。
➡(結果)オリエンテーションマニュアル・運営マニュアル作成。

④(目標)震災伝承スタディツアーの実施。学生企画による情報発信。

➡(結果)9/21 陸前高田市、1/18宮古市、3/2復興かだる 学生による情報発信

⑤(目標)8名~10名の学生が参加。学生による情報発信年間6回以上実施。

➡(結果)コア学生4名以外は単発で10名参加 情報発信6回。

⑥(目標)教員・企業情報交換会の開催。

➡(結果)感染拡大のため小規模で実施。

区分②資金調達力強化事業

①(目標)パートナー企業数30社、一口応援企業 70社、計 100社
➡(結果)パートナー企業91社(協賛48社、一口応援企業37社、商品提供6社)、その他小口応援39社

②(目標)教員・企業情報交換会の開催
➡(結果)感染拡大のため小規模で実施(情報交換会)、協賛企業・寄付者対象の活動報告会を開催。

直面している課題など

①感染状況の影響を受け、各学内での学生説明会が実施できなかったが、既存学生の働きかけで新規学生も増えた。各大学内で新規の学生サポーターを募集していくための手法やそれぞれの学生が安心して働きかけられるツールの整備が必要。
➡コアとなる学生メンバーとの相談機会を増やし、それぞれの大学での効果的な募集方法や魅力発信について検討していきたい。

②民間の企業の皆さんや個人の応援の輪の広がりを実感する一方で、先生方や県市町村教委、行政の方に応援いただく仕組みができていなかった。先生方の負担軽減にも寄与する活動であると自負しているが、その価値を伝えきれていないこと、まだまだ知名度が低い事が要因と考えられる。
➡活動の周知の拡充が必要と考え、4月~9月までの活動をまとめたニュースレターを県内全小中高に送付。実施校毎に作成している通信展を11月に商業施設で実施し手ごたえを感じたので、次年度も展開していく予定。

寄付者へのメッセージ

ご支援ありがとうございます。
参加者の中には、「約30年ぶりに母校を訪れ、自分の時はクラスに45人いた事や学年で200人いた事など中学生に話し感無量でした」「自分のこれまでを振り返り整理する過程で、受け入れ難かった過去も直視でき’今となっては悪くないなぁ‘と思えるようになったことが大きな収穫でした」「このような形で社会貢献の場を設けていただきありがとうございます。」などの感想が届きます。活動を展開できることに感謝の気持ちでいっぱいです。

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