2023年12月02日
気仙沼地区の子育てコミュニティ復興及び遊び場づくりのための協働事業
気仙沼市の子育て支援団体と行政が連携し、包括的な子育てコミュニティを創造する。各支援団体が自ら価値を発信し、自立に向け成長し、多種多様な居場所が継続する仕組みを作り、持続可能なまちづくりを目指す。
気仙沼市は3世代世帯が多く、地域コミュニティも盛んで、助け合いながら子育てができる町であったが、震災により、核家族化が進んだことで、子育てを取り巻く環境は大きく変容した。こうした状況の中、震災後の社会的緊急度の高さから復興予算で、子育て環境を改善しようとする市民活動が活発になったが、震災から10年が経過し、予算が削られ、活動の中止を余儀なくされたことから、現状解決のため連携事業実施に至った。
1.調査研究事業ミーティング実施 合計4回
2.子育て団体連携企画実施 合計23回
子育て団体個別活動状況
→一時預かり事業「子育てシェアスペースOmusubi」:1015名
→屋外活用事業「森のおさんぽ会」: 530組
→助産院事業「にじのわ助産院」:198名
→コミュニティ形成事業「子育て支援わくわくけせんぬま」:1121組
→カフェ事業「一般社団法人おりがみ」:カフェ利用1251組、課題解決事業:子ども食堂300人、出張託児事業:197名
3.連携プロジェクトに関する活動実施 合計149回
4.子育て団体への委託額:総額 約1150万
5.個別伴走支援の実施 合計9回
6.事務局定例ミーティング実施 合計54回
市子ども家庭課・事務局連携ミーティング実施 合計18回
①(目標)行政向けの報告及び提言をもとに、2023年2月議会において、施策の事業化が決まっている。
➡(結果)・査読付き論文1本
・報告会 参加77名
・市長との会談実施1回
・商工会議所主催の報告書1本
②(目標)一時預かり事業:1,000名、屋外活用事業:700組、助産院事業:180名、コミュニティ形成事業:1,200組、カフェ事業:600組
➡(結果)一時預かり事業1015名、屋外活用事業530組、助産院事業198名、コミュニティ形成事業1121組、カフェ事業1105組、代表者会議実施 2回
③(目標)フェス/イベント開催:合計1,000名の参加(オンライン含む)
・連携企画開催:15回・120組
➡(結果)
●イベント:599名
タウンミーティング(大人42名,子ども17名)、川柳写真(187名)、シネマひろば196名、買い物ワークショップ(大人35人,子ども53人)、モリノネ講演会(大人42人,子ども27人)
●連携企画:37回250組
民間団体連携 23回107組
児童館連携 4回約85組
連携ツアー 4回30組
妊産婦講座 6回28組
(フェス開催について)
コロナウイルスの影響で延期としたミーティングやイベントがあり予定がずれ込んだ。
➡複数回に分け少人数で行う/オフライン開催イベントだけではなく企画段階からオンラインや非接触型イベントの開催を検討する。
(コミュニティ形成事業について)
コロナウイルスの影響と併せて、従来まで利用が多かった転勤等での転入者世帯の減少や母親の職場復帰が早まっている等の理由が考えられる。
➡0歳児を持つ母親や転入してきた母親に確実に施設情報が届くよう母子手帳手続きを行う子育て包括支援センターや転入奥様講座を開催している気仙沼中央公民館とのさらなる連携を視野に入れる。
連携事業と各子育て支援団体の継続にご支援頂いたことで、本年度も最後まで各団体や個人が連携して子育て支援を実施することが出来ました。
行政との連携では年度後半に共に開催した活動報告会や、受益者に情報を届けるための意見交換会をきっかけに、さらに拡張した連携に向けて準備を進めています。
引き続き民間と行政の垣根を越え、子育て当事者だけではなく子育てを取り巻く地域の方々も含め広い範囲でアプローチを続けていくことで結果として支援を必要としている子育て当事者へ適切な支援が届くよう引き続き頑張っていきたいと思います。温かなご支援を本当にありがとうございました。
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