2023年12月06日
釜大街道地区の子どもと地域がつながる居場所づくり活動
釜大街道地区において子どもと地域がつながる居場所づくりとして地域住民と共に作る民設の地域児童館を運営する。子どもが地域の中で安心して過ごすことのできる場所、子どもと大人の地域の輪が広がる拠点を目指す。
震災から10年が経過し、人口の減少、世帯数の増加から核家族化は顕著である。
大規模移転に伴い、既存の住民、戸建て再建、災害公営住宅の3つの属性が生まれたが、生活文化や経済感覚の違いによりコミュニティが分離している。同じ地域にいながら3つの属性が交わる環境がない状態であり、子どもや地域の大人にとっての精神的、空間的居場所は不安定である。
子どもにとっても大人にとっても安心して過ごすことの出来る居場所、遊び環境づくりを通して、地域で子どもを見守るコミュニティを作り上げたい。
・月~金曜日15時~17時:21回
・4月1日(金)~4月7日(木)小学校の春休み期間に合わせて活動時間を10:30~12:00の時間帯に設定した。
・日が長くなってきたため、4月8日(金)から活動時間を15:00~17:00に変更した(冬季:15:00~16:30)。
・4月10日(日)「土遊び、苗植え体験会」を行い、ジャガイモの種芋まきや土遊びを地域の親子や地域住民、小学生たちが交流しながら楽しんだ。
・月~金曜日15時~17時:18回
・5月9日(月)10時~12時 にじいろクレヨンの全体ミーティングで今後の農園活動の方向性などについて確認した。
・月~金曜日15時~17時:21回
・6月17日(金)14:00~15:00
・農園ミーティング:夏休みの活動や、今後の出張児童館活動などについて内部での打ち合わせを行った。
・月~金曜日15時~17時:19回
・7月5日(火)19:00 ~20:30
・上大二町内会子ども育成会今野さんと上大二町内会夏祭り「子ども広場」での子ども出店についての打ち合わせを行う。子どもが主体の子どもの出店について検討し、進めていくこととなった。
・7月13日(水)19:00~20:00(場所:上大二会館)
・上大二町内会役員会に参加し、上大二町内会夏祭りについての打ち合わせをおこなった。
・7月18日(月・祝)イベント「土と水であそぼう!夏野菜収穫体験」としてジャガイモ掘りの収穫体験会を実施する。親子でジャガイモ掘りや泥遊び等を楽しむ機会となった。
・月~金曜日15時~17時:21回
・8月9日(火)18:00~18:50
・上大二子ども育成会今野さんと上大二町内会夏祭りについての最終打ち合わせを行った。
・当日の準備物の確認、流れ、配置、動きの確認などを行った。
・8月11日(木・祝)15:00~17:00
・上大二町内会夏祭り子どもの広場を担当する。子どもたちや町内会の方の出店参加のコーディネートを行った。地域の大人と小学生が協力して出店を運営することができた。
・8月22日(月)
・イベント「にじいろまつり」を実施する。地域のみなさんやボランティアさんのご協力のもと実施することができた。会場設営や撤収みなさんのご協力があり、団体と団体以外の人と垣根なく実施することができた。子どもも釣りコーナーや水ヨーヨーすくいなど出店運営する形となった。
・月~金曜日15時~17時:19回
・9月12日にじいろクレヨンの全体ミーティングを実施した。にじいろクレヨンの今後のビジョンやミッションについて整理しながら打ち合わせを行い、日ごろの活動の方向性について話し合った。同日、農園担当スタッフで農園活動の今後の行事等についても確認する機会をもった。
・9月29日釜小学校3年生の児童77名が小学校の社会科見学で荒川農園の見学をしたいという話があり、釜小学校3年生と農家をつなぐコーディネートを行った。見学を通して、3年生児童が農家の方々に野菜の作り方についてや農家の生活について質問する姿が見られた。
・月~金曜日15時~17時:17回
・10月21日内部ミーティング。日ごろの活動についてや「にじいろ農園DEハロウィン」のこと等についてスタッフで確認する。
・10月17日新蛇田ミーティング参加 じちれん、ぱんぷきんふれあい会、tedic、ベビースマイル、情報交換
・10月25日釜小交通安全の日参加、教頭先生情報交換、青葉中防災マップ作り地域参加呼びかけ調整
・10月29日釜小学芸会参加、校長先生情報交換、青葉中防災マップ作り地域参加呼びかけ調整
・月~金曜日15時~16時半:20回
・11月6日(日)青葉中引き渡し訓練サポート参加する。
・11月10日(木)~11月18日(金)の期間、「日本縦断!第一回移動式遊び場リレー2022」の企画に携わり、遊びの素材がセットになっている「あそぼっくす」を使用しての活動を行った。
・11月18日(金)平日だったが、石巻市において小中学校が「石教研一斉授業研究会」のため学校が臨時休業となり、子どもたちから午前中だと活動に参加できるという声が多数あったため、午前中(10:30~12:00)の時間枠で実施した。
・11月21日(月)釜小街歩きサポート(延期)。
・11月22日(火)青葉中おたすけ隊サポート参加する。
・11月29日(火)宮城県コーディネーター研修に講師参加する。
【にじいろプレーパーク】
11/23(水・祝)にじいろプレーパークとしてイベント「みんなでたき火をしよう!」を行う。平日参加できない保護者も参加したいというニーズに基づき実施した。
・月~金曜日15時~16時半:18回
・12月6日(火)「一般社団法人 まちと人と」による企画「街ミッション」地域課題探発型フィールドワークとして石巻西高等学校の高校一年生4名がにじいろクレヨンの活動にボランティア参加する。
・12月15日(木)青葉中コミュニティスクール運営会議に参加する。
・12月19日(月)青葉中防災講演会に講師参加する。
【にじいろプレーパーク】
・12月26日(月)
イベント「たき火をしよう!~クリスマス会~」を実施する。子どもたちが企画した内容をサポートする。
・月~金曜日15時~16時半:17回
【会議など】
1月17日(火)石巻西高等学校訪問、街ミッション成果報告発表見学。
1月18日(水)石巻市立釜小学校、防災教室講師調整、紹介。
【にじいろプレーパーク】
1月7日(土)にじいろプレーパークとしてイベント「みんなでたき火をしよう!」を行う。平日参加できない保護者も参加したいというニーズに基づき実施した。
【研修会】
1月16日(月)10:00~13:00
「子どもの権利について知ろう」
講師:原京子さん
・石巻市内の子どもに関わるNPO4団体と合同で、子どもの権利について研修会を実施した。
子どもとの関わりの中で権利を侵害していないか、自身の団体だけでなく子どもを取り巻く環境を見直す機会や、権利の中身を読み解く時間となった。
・月~金曜日15時~17時:18回
【会議など】
・2月11日(土) 石巻市立青葉中学校校長と情報交換、次年度打合せ
・2月15日(水) 地域調整、放課後等デイサービスセンターなないろステップ担当者来訪
・2月27日(月) 新蛇田支援者会議参加、勝又市議会議員ヒアリング対応
・2月28日(火) 石巻市立釜小学校CS会議参加、情報交換
【にじいろプレーパーク】
2月23日(木・祝)にじいろプレーパークとしてイベント「みんなでたき火をしよう!」を行う。平日参加できない保護者も参加したいというニーズに基づき実施し、保護者同士の交流や保護者と子どもの交流の姿が見られた。
・月~金曜日15時~17時:21回
【にじいろプレーパーク】
3月21日(火・祝)10:30~12:00
にじいろプレーパークとしてイベント「みんなでたき火をしよう!」を行う。平日参加できない保護者も参加したいというニーズに基づき実施した。ほうれん草の収穫や泥遊び、たき火を通じて、保護者と子どもの交流、保護者同士の交流の姿が見られた。
【研修会】
3月13日(月)10:00~15:00
「ボランティアコーディネーションとは」
講師:森玲子さん
・ボランティアとは、地域との関わりについての研修会を実施した。活動の周知とともに、地域の仲間づくりについて考える機会となった。
①(目標)子ども・地域児童館に関して15団体とネットワークが繋がる。年間12回(月1回)の会議を行う
➡(結果)個別で他団体との話し合いの場を設けている。
②(目標)にじいろプレーパーク(移動児童館):年間6回開催、活動計画打合せ4回実施
➡(結果)6回(4/10、7/18、11/23、1/7、2/23、3/21)実施、活動毎に活動計画打合せも実施した。(6回実施)
通常の活動とは別に、農園に関わる大人が増えたことで農作物への関心と共に、思い切り遊ぶことのできる場の必要性も大人に対し示す機会にもなっている。
今後も農園でボランティアの方から主体的に活動をしたいという声が上がっている。プレーパークに関心のある保護者や、地域の方と一緒につくる方法を模索している。その中で上釜地区に居場所をつくりたいというニーズが聞かれたため、少しずつサポートしていく予定。
③(目標)地域児童館:年間200日開館、利用者数:年間のべ2500人
➡(結果)令和4年4月~令和5年3月:230回開催、利用者数:年間5,432人
(1日あたり子ども約16人、大人約8人)
・にじいろプレーパーク(移動児童館)活動の課題として、農園以外の場所で住民が主体的にやろうという声が集まりにくい状況にある。にじいろクレヨンが主体となってしまうと地域参加、主体の場が生まれにくくなると感じ、難しさを感じている。
➡ボランティア主体でこれから居場所を外部につくりたいという話が出ているため、意向を尊重しながらサポートしていく。居場所づくりや子ども、地域に関わる研修などの機会がある際は、関心のある方へも声をかける。
私たちの活動にご寄附いただきありがとうございます。
今年度は延べ3,600人以上の子どもたちがにじいろ農園で、野菜作りや泥んこ遊び、さつまいも掘り、たき火など一年を通して、家や学校ではできない様々な遊びや体験の時間を多く過ごすことができました。またハロウィンやクリスマスでは、地域の方やボランティアの方のご協力も頂きながら、子どもたちがしてみたいことを実現することができました。
これからも、子どもたちが安心して遊べる居場所として、地域の方やボランティアの方と一緒に見守っていきたいと思います。
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