子どもサポート基金 2023年度特定非営利活動法人 冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク

2024年08月27日

家族でなくても世代を超えて遊ぶ.jpg

仙台市内の集団移転地域及び現地再建地域における子育て・孫育て世代・子どもの居場所づくり

仙台市内の津波被災地区の児童・住民が多く移り住む地区において、被災家庭の子どもの居場所づくり、孫育て世代・子育て世代の横のつながりづくりを目的に屋外のオープンスペースで遊び場活動を行う。

基本情報

活動期間
2023年4月1日~2024年3月31日(複数年助成 2021年度3年目、2023年度1年目)
活動地域
宮城県仙台市
支援人数
3,251名(未就学児1,078名、小学生1,050名、中学生71名、高校生12名、その他1,040名)
活動人数
スタッフ4名、ボランティア延べ99名
連携団体
  • 一般社団法人保育アートラボ/六郷保育園(キッズファームでの遊び場/協働実施)
  • 六郷市営住宅自治会(キッズファームでの遊び場/広報協力)
  • 久保田東町内会(久保田東あそび場/実施相談、広報協力) 他

写真

  • チョークでお絵描き.JPG
  • マットがひみつ基地に.JPG
  • ロープ遊具と虫捕り.jpg

活動の背景・内容

活動の内容

年間の活動

遊び場の実施
六郷地区、七郷地区

他団体と連携しての遊び場
六郷地区、田子西地区

活動の成果

定量的な成果(一部抜粋)

①(目標)遊び場を3地区計100回開催し、3,000人が参加している。
➡(結果)計94回開催、3,251人参加

②(目標)3つの地区それぞれで3名以上の地域住民・地域施設等が運営に関わっている(異なる世代の地域住民の存在を目指す)。
➡(結果)<六郷地区>1つの保育園と2つの町内会が参画。
<七郷地区>住民1名及び子育て支援施設が1つ参画。1つのフリースクールと協働。
<田子西地区>地域交流施設、及び地域交流施設内の保育園が参加。

③(目標)3つの地区それぞれで5つ以上の地域活動団体・地域施設・機関と連携している。
➡(結果)六郷地区:9者、七郷地区:19者、田子西地区:2者

④(目標)3地区それぞれで、核となりうる住民等と今後の地域内での展開について、イメージの共有ができている。
➡(結果)<六郷地区>保育園と今後の展開のイメージが共有できている。
<七郷地区>1つの子育て支援施設と今後の展開のイメージが共有できている。1つのフリースクールと今後の展開について意見交換している。
<田子西地区>地域交流施設及び保育園と今後の展開のイメージが共有できている。

直面している課題など

田子西地区での連携先の減少
要因:田子西地区ではこれまで連携してきた近隣の町内会がコロナ禍により縮小・休止した活動を本格再開できない状況にあり、今年度は連携できなかった。また、地域交流施設での活動で蓄積した参加者の経験値や、スタッフとの関係性を活かした地域での展開を行うことができなかった。
➡ノキシタでの活動は、講師派遣業務として次年度も継続するため、地域への足掛かりは残せた。新しく、田子児童館とイベント協力などをきっかけにして連携し、地域の活動者の発掘も進めていく。

会費・寄付額・講師派遣料等、自主財源の増加
要因:講師派遣料収入については、目標を上回る金額を得られるようになったが、会費・寄付金を増やすことができていない。会費・寄付等の支援を増やすための発信が十分にできていない。
➡認定NPOへの寄付の税制上の優遇措置等についての周知を強化する。ホームページの更新頻度を上げ、PV数の増加を図る。

寄付者へのメッセージ

いつも活動を支えていただき、ありがとうございます。震災から13年が経ち、発災直後に幼児期を過ごした子どもは中学生、高校生になっています。幼児期に不足した経験を、成長してから補うことは容易ではありません。それでも、地域には彼ら、彼女らを思う方々がいて、どのように関われば良いか、日々模索されています。そのような皆さんの想いを支え、子どもがのびのびと育てる地域をつくるため、今後も活動を続けてまいります。

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