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子どもサポート基金助成団体レポート

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特定非営利活動法人 教育支援協会

「ふくしまキッズ」冬季地域学校
放射線の心配が少ない各地域で、福島県の子ども達を学校の長期休暇期間に受け入れ、子ども達の健康を取り戻し、将来の福島に生き復興を担う人材を育成する。同時に、各地域がふくしまの子ども達を受け入れることにより各地域の大人の協力関係を作り出し町の活性化を図り、日本全体の地域社会の再生を目指す。

基本情報

活動期間 2012年12月23日~30日(7泊8日)
活動地域 北海道 神奈川 愛媛
活動人数 218名

写真

  • 集合写真
  • 滝風呂
  • 朝ごはんありがとう

活動の背景/内容

活動の内容

【活動の背景】
2年前の夏、福島原発事故・放射能の影響で、福島で放射線値の高いエリアの子どもたちが外での活動を制限されていることから解放することを目的にスタートした「ふくしまキッズ夏季林間学校」プログラムには518名の子供たちが参加し、北海道全域で多様な体験や人とのコミュニケーションを作り出しました。そして、その後、「ふくしまキッズ」冬プログラム(北海道・神奈川・愛媛)に285名が参加し、春・夏・冬と継続的にプログラムを実施しています。

本計画はその成果を基本として、実施に当たっては趣旨に賛同するNPOで実行委員会を結成し、本事業のすべてを運営するとともに、受け入れには各自治体の協力を得てプログラムを運営しました。

【活動内容】
○北海道大沼プログラムは七飯町沼の流山温泉にある体験施設で実施し7泊8日総勢77名の参加者と生活をともにしました。この地を活かした雪遊びでは雪合戦、そり滑り、雪にお絵描き、冬の森探検などのプログラムを展開し子どもたちが主体的に遊びを選ぶ場面を作りました。また、民泊もあり受入先では生活のお手伝いやお仕事体験、地域の方との交流などさまざまなプログラムが実施されました。

○北海道ゆうばりプログラムでは三笠市にある北海道教育大学幌内自然体験学習研究施設にて実施されました。こちらも7泊8日のプログラムで47名が参加し、ネイチャークラフト・クリスマスプレート作り・うどん作りなど色々なものを作り出す体験をたくさん取り入れました。また、夜には環境教育体験の時間もあり、遊びながら水の性質や資源としての重要性を学ぶ「プロジェクトWET」も体験しました。

○神奈川プログラムは横浜市金沢区にある野島青少年活動センターで実施され64人の子どもたちが参加しました。活動2日目の「街体験活動」では東京スカイツリーやお台場、冬の湘南海岸体験など5つコースから子どもたちが好きな物を選択しました。また、翌日には「幸せってなんだ?」をテーマに熟議をしました。その後は「だがしや楽校」を開き色んな体験やお手伝いをして手に入れたエコマネーで大好きな駄菓子を買い色んな人との交流が一気に増えました。

○愛媛プログラムでは30名が参加し、潮風ふれあいの館に宿泊し滞在中のルールをみんなで決めて気持ち良く生活できるよう心掛けました。12月25日には愛媛県内最古の現役木造校舎の翠小学校児童とクリスマス&お誕生日サプライズパーティーで交流を深めました。また、日ごろは近づけない海にも行き海岸に文字を書いたり、ただ走り回ったりして思いっきりのびのびとした時間を過ごすことが出来ました。

活動の成果

「ふくしまキッズ」支援委員の湯川れい子さんからは「放射能の影響が怖いとか何かというよりも、私は人間の子どもにこそ、もっともっと広々とした所で思い切り遊んで育って欲しいのです。それが何よりも、日本の明日を元気で感性豊かなものにしてくれるに違い無いと信じているからです。そのためにもこの『ふくしまキッズ』プロジェクトのお手伝いは私自身にとって生き甲斐となる重要な仕事だと思っています。」と応援メッセージをいただいております。

【寄付者へのメッセージ】
私たちの活動にご理解いただき、継続的にご支援いただき心から感謝いたします。ご支援で福島の子どもたちへの支援活動が継続でき、また新たな支援が生まれ日本各地で多くの子どもたちが受け入れられています。今後もプログラム、運営体制を精査し、福島の子ども達に学びと安心の居場所づくりに励んで参ります。どうか息の長いご支援をよろしくお願い申し上げます。

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