2013年12月09日
被災児童の無償保育 ~子どもを持つ被災者家庭に対する支援~
第4期は私どもの本助成事業の最終目標である避難者の自立(就労)支援を中心に行い、就職が決まった家庭や就職はしないが保育を必要とすると判断できる家庭を中心に、緊急性、必要性を重視した上で無料保育を受け付けました。
京都で頑張る決心をした避難者さんの次の課題は自立(就労)です。子どもの安全の為に避競してきましたが、保育所の確保ができず、子どもの存在が就労の妨げになっています。そのため避難者の自立(就労)支援を中心に、無料保育を通じて私たちができる支援をさせて頂く事にしました。就労の支援については、やみくもに働けと促すのではなく、インターネットなどで検索した求人情報の提供や縁故を通じた就職支援、エンゼルネットが所属する商店街組合などへの働きかけを行いました。
一時保育登録者数=28名(平成25年4月~平成25年9月30日)
28名の内、第4期一時保育利用は延べ113名(登録者16名)、月保育は2名でした。
最初の予定どおり、月30時間以内の利用が4月~6月にかけて多くありました。
第3期に引き続き、エンゼルネットは、ただ単に「無料だから預けるところ」ではなく、「無料期間を利用して避難者さんたちが自立に向けて何かを始めるきっかけをつくるところ」という私どもの考え方が避難者さんに伝わったのが最大の成果で、4名(2名は大阪で就職でき、認可保育所に入れました)が関西で自立に向けて大きな一歩を踏み出すことができました。
京都府が把握している京都への避難家庭数は450件です。エンゼルネットとしましては、避難者支援の専門団体ではない中で、4名の自立者(大阪在住含む)を生み出すことができましたのは、地域と避難者の結びつきができたからだと思います。本助成金へ御寄付をして下さった方々の思いを、私どもで小さいながらも形にすることができ、頑張って前に進めた避難者さんが生まれました。本当にありがとうございました。
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