2013年12月11日
「ふくしましま」 東日本大震災後に福島から山形県内に転入しているもしくは福島県内にお住まいのこどもとご家族のための生活応援活動
福島県在住または福島県から山形県に避難しているこどもとそのご家族を対象とした「食×アート」のピクニックイベントを11月2日、3日に開催。2011年より定期的に実施してきた「福しまピクニック」、「福しま図案室」をフェス形式にし、これまで東北復興支援機構の支援活動に携わってきたアーティストやコミュニティが結集し、大人もこどもも自由に楽しめる複数のワークショッププログラムを展開します。
東日本大震災より間もなく3年が経過しようしていますが、福島第一原子力発電所事故により、福島の人々はさまざまな不安を抱えて生活をしている状況が今なお続いています。また、引き続き山形で避難生活を続ける家族、福島に戻り生活を始めている家族、家族によって状況や抱える問題は様々ですが、家族と過ごす時間や場を提供することで、あらためて家族や福島の仲間との絆を深めてもらうことを目的に企画しました。
山形出身のアーティスト荒井良二氏や料理創作ユニットGoma、イラストレーターの平澤まりこ氏や福島の若者集団LIFEKUなどの複数のアーティストやコミュニティによる「食×アート」のモノづくりワークショップを実施し、2日間でのべ約300名もの福島のこどもとご家族が「ふくしましま」に参加し、ご家族毎にゆったりとした時間を過ごしていました。
開催日:平成25年11月2日(土)、3日(日)10:00~17:00
会場:山形県村山市農村文化保存伝承館(村山市大字河島元杉島1315番地1)
対象:福島県在住または福島から山形に避難しているこどもとそのご家族対象
【主なスケジュールと内容】
11/2(1日目)
午前中>
・はじまりの会
・飛びだすビルド!のワークショップ「おでかけネクタイをつくろう」(午後も引き続き)
・そば匠にそば打ちを教わる「家族でそば打ち体験」
・山形ガールズ農場の畑にいってみよう&みんなで料理「ホウレンソウの収穫と野菜たっぷり(そばの)つけ汁づくり」
・「果樹園で林檎を収穫」
・NOUKAの屋台カフェオープン!「コーヒー豆の焙煎をしてみませんか?」(午後も引き続き)
お昼>
・芝生のうえにお弁当をひろげてピクニックランチ みんなでつくったそばを、野菜のつけ汁につけていただきます
午後>
・Gomaさんと平澤まりこさんのワークショップ お菓子でつくる「福島と山形を結ぶおいしい秋の町」
・NOUKAの屋台カフェでジャムづくり「季節の果物でジャムセッション」
・みんなでティータイム 完成した「福島と山形を結ぶおいしい秋の町」をイタダキマス!
・渡辺智史監督の作品を上映 伝承野菜のドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」鑑賞
・ゆったり過ごしましょう「焚き火をまったり囲んで、焼き林檎&ワイン」
・おわりの会
11/3(2日目)
午前中>
・はじまりの会
・山形ガールズ農場の畑にいってみよう&みんなで料理「里芋の収穫と、山形の郷土料理<芋煮>づくり」
・LIFEKU/ライフクのワークショップ みんなで福島の地図をつくろう「FU・KU・SHI・MAP」
・平澤まりこさんのワークショップ「お芋のハンコづくり」
・NOUKAの屋台カフェオープン!「コーヒー豆の焙煎をしてみませんか?」
・サンデーブースの出張写真館オープン!「カメラ小屋in ふくしましま」午後も引き続き)
お昼>
・芝生のうえにお弁当をひろげてピクニックランチ みんなでつくった芋煮をいただきます
午後>
荒井良二さんのワークショップ「〇〇のようなものをつくる?」
・Goma・中村亮子さんのワークショップ 「ぐるぐる木の枝パンをつくろう」
・LIFEKU/ライフクのワークショップ Tシャツをリメイクして変身!「みんなでエフピンマント」
・NOUKAの屋台カフェでジャムづくり「季節の果物でジャムセッション」
・キャンドルリンクネットワークのワークショップ「双子の蜜蝋キャンドルをつくって灯そう」
・みんなでティータイム 完成した「ぐるぐる木の枝パン」をイタダキマス!
・荒井良二さんのトーク&みんなでつくった作品を鑑賞
・ゆったり過ごしましょう「焚き火をまったり囲んで、焼き林檎&ワイン」
・おわりの会
ワークショップなどの参加をとおして、各々ご家族が充実した時間を過ごされていました。中には福島と山形で現在離ればなれになったお母さん同士が、会場で久しぶりの再会を喜んでいる姿なども見受けられました。また、「来年もぜひ実施してほしい。また参加したい。」という声を多くいただくことができ、モノづくりを通して、人と人とが繋がる時間と場を提供できたと思います。
この度は「ふくしましま」実施にあたりまして、過分なるご寄付を賜りましてありがとうございます。
東日本大震災より間もなく3年が過ぎようとしておりますが、復興への道のりはまだまだ遠く、そんななか東北の未来である子どもたちの教育支援は必要不可欠であると考えております。
本学では、今後もアートとデザインによる復興支援活動を引き続きおこなってまいりますので、引き続きご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
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